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----------2005年10月16日(日) 101-104
101 なんだかんだいって纏わりついて離れないのは「敗者」のイメージなのではないか? ここ数年、あらゆることに負け続けているじゃないか。数え上げれば気が遠くなる、勝負なんか投げ捨てた、もしくは見失った、もしくは「ろくでなしだけが勝つと思っている」などといった言辞でごまかしてみても、たった今目の前に突きつけられている敗北は火を見るよりも明らかだ。
102 無数にこぼされるため息のせいで白く濁っている白い箱の中でいつここを出ようかとそればかりを考えるのだけれどそんなことを考えているうちにいつの間にかその箱の中身を牽引する立場になった今、「ひとりで」ここを出ることは何十人という「私」のダミーを見捨てることに等しく、またこの箱を出たとしても待っているのは別の箱に過ぎない以上耐えるしかない、のかとまたため息をつく。
103 選択肢が、ポロポロと欠けていく。自動的に定められる、明日明後日明々後日。
104 ついでに秋華賞も負けた。
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