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----------2005年09月09日(金) 絶不調

視界の隅で閃光が煌いた瞬間、街にはドラムロールが駆け抜け、空が破れた。

華々しく降り注ぐ雨は地面を叩き、街が吐き出す不浄なる熱気を洗っていく。

内に眩暈を抱え込んだ私はその雨に濡れることができない。

張りつめたリンパ腺が停滞を呼ぶ。

よく聞こえないしよく見えないしうまく歩けない、いったい全体突然何が起こったというんだ、身体の軸が完全にずれている。

絶不調。