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----------2005年08月26日(金) 毛皮なんか
今日、いつも洋服を買っているショップにブーツを買いに行ったら、スワロフスキーを両目に嵌め込まれたフォックスの毛皮と目が合った。てっきり、売り物ではなくて飾りものだろうと思ったのだけれど、私がそれをじっと見ていたら店員さんが「おしゃれですよー」と例によって例のごとくの営業トークで話しかけてきた。
それはたしかにふわふわで暖かそうだった、とくにグレーの毛皮は本当にシックで、店員さんの言うとおり、たとえばジーンズに何気なく合わせたりしたらものすごく「おしゃれ」なのだろう。
だけど日本は亜熱帯化してるわけだし キツネさんの原型をそのまんま留めているような そう、ホントにキツネさん1匹そのまんま 尻尾も、足も、そのまんまの毛皮なんて
店員さんは「一生ものですよ」と言ったけど、スワロフスキーを嵌め込んだりじゃらじゃらと宝石をつけたりしているデコラティブなのはここ数年の流行に過ぎない。そんなもののために、たかが「おしゃれ」のためだけに、キツネさんを、キツネさんを、うがーっ。
なんて書いておきながら今日買ったブーツにはパイソンの皮がふんだんに使われているのだった。キツネさんはダメでヘビさんならいいという法はない。ときどき人間なんて滅亡しちゃえばいいのにと思う。いや、ときどきじゃない、しばしば、思う。
アンタが買わなきゃいいとかそんな問題じゃないでしょ多分。
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