index|
back |
next
----------2005年08月01日(月) ケッコンシテクダサイ?
朝自転車に乗ろうとしたら前のタイヤがパンクしていたのだった。自転車だと20分、電車だと30分、私が朝10分の余裕を持っているわけはないので仕方なくタクシーに乗る。確か去年の今頃も毎日タクシーで通勤していたような気がするけど気のせいにしておく。
個人タクシーの運転手は饒舌で、お仕事ですか、テレビ関係の方ですか(うちの会社はテレビ局の隣にある)、そういえばどっかで見かけたような気が(そんなわけねえだろテレビに出たのは15年前の話だ)、独身ですか(こんなタテジマアタマの主婦がいるかよ)、おいくつですか、えー、とてもそんな歳には(そりゃどーも)、結婚しないんですか(相手いねえよ)、そろそろ子供産んでおかないときついですよ(うちの母は33で私産んだんだけどナニか)、とたった10分程度の間に一通りまくしたてた後
ケッコンシテクダサイ
と唐突に言ったのだ。
それはそれはもう、仰天してしまって私は思わず背筋を伸ばしてはいと答えてしまいそうになった。
明日も私を乗せるために、交差点で待っていてくれるらしい・・・。
運転手、62歳、独身。バツイチ。虫歯だらけの欠けた歯が痛々しかった。
私はいったいどうすればいいのか。
|