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----------2005年07月25日(月) 額に汗して
時間の余裕がない、というのはすなわち優雅さを欠いている、ということだ。
起きたら7時20分でふんぎゃあとネコ2匹を吹っ飛ばして飛び起きてインスタントコーヒーがぶ飲みして歯磨きしながらお手洗い、アイラインもマスカラもこの際省いて8時20分に家を出てハイヒールで地下鉄の階段を駆け下りはっと気づいたらジップアップになってるタイトスカートの裾が人様の注目を集めるくらいまでまくれ上がってて何でもない顔をしたけど本当は顔から火が出るくらい恥ずかしくてそれでもまた駅から会社まで走っても朝礼ぎりぎりの時間でメールボックスから回覧を取り出しその引き出しを膝でかつーんと蹴って閉めてるところをリーダーさんに目撃されて「なじゃりん、今、蹴った?」。
あの、常に冷静沈着なはずの あの、常にメガネの奥からニヒルな視線で世の中を斜に眺めているはずの あの、常に真夏でも長袖で汗ひとつかかず涼しい顔をしているはずの
ワタクシはいったい何処へ行ってしまったのだろう。
額に汗して。
かっこわりぃやねぇ。そんなガラじゃねぇ、ってぇの。
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