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----------2005年03月08日(火) インフェリオリティ・コンプレックス
「人間が例外的存在であることを認めるには、そこに常に狂的な図々しさがあるようにも思われます。しかし例外的性格は、他人に対する優越感からではなく、劣等感から生じるものであります。」(シモーヌ・ヴェイユ「神を待ちのぞむ」/勁草書房」
全身薬疹でブツブツ。それくらいのことで仕事を休む必要はないけれどモチベーションの糸が切れているのでいくら電話の向こうでSVがぎゃんぎゃんわめきたてていてもそ知らぬ顔ですみません無理ですを繰り返す。
一度ダメだと思ったらもう徹底的にダメ。やり直しはきかない。やり直す「振り」をするのは得意だけれど表面下ではおよそ意欲的な何かは完全に死に絶えている。
・・・それって仕事に対してだけではなくてすべてに対してなんじゃない?
いつももうダメだなと思うと、お風呂にゆっくり入って、丁寧に歯磨きをして、部屋を片付けて身辺をきれいにしてからヴェイユを読み返す。この儀式でなんとかそれなりに表面を装うことでこの何年間か生きてる振りを続けてきたけど本当はもうずっとずっと昔から、見えないところは死にはじめているんじゃない?
吐きたいくらいのインフェリオリティ・コンプレックスに苛まれる夜。髪を撫でて赦してくれる手も、ない。
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