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----------2005年01月24日(月) 唯一の絆は、嘘
「僕たちのあいだにある唯一の絆は、どちらにもある嘘だ。」(ミシェル・レリス「幻のアフリカ」/河出書房新社)
この本ものすごく分厚いんだけれどものすごく美しい言葉に満ちていて大好きなのです。今ものすごく読み返したくなりました。でも持ってないんです。復刊ドットコム行きになってるんです、もしよろしかったらユーザ登録なさってる方は投票お願いします、お願いしますよ。
ところで今某ちゃんねるで父の会社がぼこぼこに叩かれていてやっぱり気になるのだろう、父がしきりに私の部屋にやってきて「どーなってる?」と尋ねてくる。ぼったくりだの893だの書かれてるけどうちの父は真夜中に携帯が鳴ったら「鍵なくした」とか「お湯出ない」とかいうお客さんのところに車で駆けつけるくらい腰のひくーい取締役なんだぞ、そりゃ家賃滞納したら速攻ロックかける、ってのはちょっと厳しいかもしれないけどそんなもんは払わない方が悪いのだバカモノと書き込んでやりたいのだけれど私は某ちゃんねるという存在自体が恐ろしく、たとえばこうして閲覧しているだけでコンピュータが悪いものを拾ってきそうなのでノートンのインターネットセキュリティの警告レベルを「高」に引き上げているのだ。
冒頭の美しい一文を某ちゃんねるの住人に捧げるのはもったいなすぎるような気がするけれどつまりはそういうこと、キミたちみんな、嘘だけで、虚構だけで繋がっているんだよ。
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