「時」の記憶/BY.Yuzuki
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朝、10時半に父が車で迎えにきて、息子を連れて、大阪の祖母の病院にお見舞いに行った
母方の祖母は近くに住んでいるし、1人で住めるほどしっかりしてるんだけど・・・
父方の祖母は・・・
「痴呆症」になってしまって、もう10年ほどいわゆる「精神病院」入院している
祖母に会うのは3年ぶりくらいだった。
去年の12月に病院が大きくなり、新しい病院に引越ししたそうで 着いてみたら、真新しい匂いがするとても綺麗な病院になっていた
前に行った時は、薄暗く、ちょっと気持ち悪い感じだったけれど、 今はとても、清潔感たっぷりになっていた
面会するには、看護士の人にいちいち鍵を開けてもらって、 厳重に管理された施設・・・
食堂で面会できるらしい
広々とした、食堂では、患者さんたちもウロウロしていたり、 ボーーーッと座っていたり・・・
以前着たときは、面会する人だけを個室に連れてきてくれてたんだけど 今回は、広い食堂の中で自由にしていいみたいだった
祖母はもう歩く事が出来ないから看護士の人に、車椅子を押してもらってきた
去年の暮れにベッドから落ちたショックか、話もほとんどしないと聞かされてた
ちゃんと検査したけど、(CTとか)異常なしだそうで・・・ 精神的なもんじゃないかな・・・と私は思う。
3年前に会った時より、少しふっくらしていた。
その顔を見て少しホッとしたけど、実は・・・ 薬の副作用で、むくんでるそうで(T_T)
もう、誰が来てるかわからなかった
父の妹と、弟(私からしたら、叔父さん、叔母さん)も一緒に行ったんだけど・・・
ただ、ニコニコ笑う祖母・・・ 話しかけると、うなずいたりするけど、声を出すのがしんどそう・・・
でも、私の息子を見たら、すごく嬉しそうで、
「かわいいね」って何度も言ってくれた
で、なんだかんだと話をしていると、いきなり後ろから声をかけられた
ぼく、かわいいねぇ〜〜〜おなまえはなんていうの〜〜〜?
食堂に入った時に、私より少し年上かな??って感じの人だと思っていた女の人だった
息子にもわかるのでしょうね 少し普通の人とは違うって・・・
いつもなら、すぐフルネームを元気に言うのに 私に抱きついてきた。
戸惑った顔で私を見上げる
私は
お名前は?って聞かれたよ?ちゃんと言いなさい^^
******。息子は自分の名前を小さな声で言った
そしたら、その人は・・・
ええ??なんてぇ??きこえへんねんけどぉ〜〜
って大きな声で言ったから、息子は、かなりびびってしまって、その後は何も言わなかった(^^;
私も怖かった〜〜(^^;
すみません(^^;******っていいます。
って言うと、フラフラと、違うテーブルに向かって座った
その後・・・・!!
突然、あの女の人がテーブルに顔を突っ伏して、大きな声で泣き出した
わ〜〜〜〜ん。わ〜〜〜ん。。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。
父も私たちもかなりびっくりしちゃった・・・
あの人には何があったんだろう・・・なんて少し考えてしまった まだ若いのに、あんな風になってしまうのにはきっと何かワケがある気がする
でも、その人が泣いていても、誰もそばに寄ろうとはしなかった 看護士さんもいつものことですよ、みたいな感じでほっとらかし・・・
おばあちゃんは、あいかわらずニコニコしていて、 ウロウロする息子を目で追っていた^^
というか・・・
あの食堂の中で、子供は息子だけだったので、かなり目立つみたいで・・・
患者さんたちは、皆、息子に注目していて、ちょっと怖かった
走る息子に、怒る人もいたりしたし・・・
20分くらい一緒にいたかな。
おばあちゃんが「腰が痛い」って小さな声で言ったので帰ることにしました
普段は、ずっとベッドにいるみたいで、(部屋には入れない) 車椅子がしんどいらしい・・・
最後に、息子も私もおばあちゃんと握手して、病院を後にした
父はショックだったみたいで、すごく珍しいんだけど、少し無口だった
今度、また行こうと思う いつになるかわからないけど・・・
柚月
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