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2006年02月26日(日)
勉強会の時に夢野がデモに行くと言っていました。 障害者自立支援法に抗議するでもだそうです。
夢野は、御存知のように四肢麻痺の障害者で、車椅子を余儀なくされています。 仕事は居住する施設内にある印刷所です。 しかし、間もなく彼はそこを出て行かなくてはなりません。 障害者自立支援法が成立すると「自立」の名の元に、一定年齢に達している彼は退去させられるのです。 施設で擁護していては自立にならないので、民間のアパートなりマンションなりに暮らすよう強制されるわけです。 もちろん東京で施設の仕事を続けようと思っている彼は東京で住む場所を考えています。 母親の提案で、賃貸ではなくマンションを購入しようと思っています。 毎月家賃を払うというのは確かに、これから年齢も重ねる彼にはハードかもしれません。 それはそれとして、彼に言わせれば「自立」の名の元に福祉予算を削る悪法でしかないと、そう言います。 障害者も色々あって、彼のように意思の元に動き回れる人は良いですけど、要介護の人もいるわけで。 あるいは世話ができないので施設に入ってもらってる家族もいるわけで。
成立しないように抗議に行くのだそうです。 ただ……こう言ったものは人の耳目に留まる頃には成立が決定されているので、それが無駄な抵抗に思えました。 どんな大きな市民運動が起きたとしても、政府がやると言ったらやるのです。 例え年度をずらしてもね(消費税のように)。
しかし、名前に惑わされたな。自立支援じゃ無いのね。
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