| 2009年12月01日(火) |
暗闇の果てで君を待つ〜穂波陽介クリア |
会社で水道管が破裂(後に漏洩と分かった)し、水が使えませんでした。 帰る時にも復旧してなかった。 正確に言うと、貯水槽に溜まってる分しかないから節水してねって事だったけど、満足に水を使えないのってストレスよね・・ 水道って便利だよね。明日は復旧してるといいな。 昨日の夕方から使えなくなってたんだもの。
暗闇の中で君を待つ、穂波陽介クリアしました。 クリア直後の感想は「疲れた」ものすごく緊張を強いられるゲームなので、もう本当疲れました。 遙か3のリズ先生シナリオも疲れたけど、その時の疲労度の種類が違います。 こんなの乙女ゲーじゃないや。
最初広樹が声をあててる葵というキャラにしようと思ってたのに、金髪碧眼おかっぱという好みのど真ん中のキャラがいたので、それにしてしまった。 穂波は多分、普通の乙女ゲーで出会ったら好きになるキャラだと思います。 このゲームが普通に「林間学校であのカレと仲良くなっちゃおう」的ゲームだったらきっと、穂波に惚れていた。 金髪碧眼のおかっぱ美少年、線が細いかと思いきや、意外と体力があってたくましい、しかも好きなテニスに関しては手が豆が出来て固くなるほど練習を頑張っている努力家。 人当たりのいい、明るい性格なのかと思いきや、意外と思った事をズバズバ言ってくる性格で裏表がある。 もう本当お前どんな不二周助だよって感じですよね☆
しかし、金髪碧眼おかっぱというだけで他のキャラよりもかなりアドバンテージを取ってるはずの彼にも、惚れる事は出来なかった。 もう恋愛してる場合じゃなかった。あの状況で「穂波君が好き」とか言ってる余裕はなかった。 穂波の初恋の相手がヒロインで、人間不信で自分も他人も嫌いだった穂波が、初めて好きになったのがヒロイン、という、それもう何て言う若ちゃん設定って感じなんですけど、ダメだった。 いやー恋愛に陥るのに状況って結構大切なんですね!
というわけで、このゲームは乙女ゲーではないと思います。 恋はスリル・ショック・サスペンスと言いますが、その全てがあります。 つーか普通に廃校脱出ゲーム、ポロリならぬ死亡もあるよ★ってゲームです。 エンディングこそ甘いけれど、スチルも沢山出て甘いけれど、それまでの印象が強すぎて甘さに浸れない。 だが、そこがいい。 普通の乙女ゲーに何か飽きちゃったって人にはお勧めです。
シナリオ、キャラ設定はよく作りこんである。出来がいい。 その代り、システムが微妙。 途中、綿貫というルポライターに会う(※説明書にも出ている)んだけど、そのキャラに会う前に、穂波が何故綿貫に付け狙われているかを話してしまうんですよ。 ちょ、綿貫って誰。攻略本には出てきたけど、まだゲームでは出てきてないよ! 焦りました。 その後、会ったけどね。ちょっとこれ違和感あるよって思った。
それから、例え自分の中の推理が合っていても、ゲームの行動として示していないと正解にならないんですよね。 物語終盤で、登場人物達がどんどん死にかけて行きます。というか、死の罠にかかります。ほいほいと。 それを助けなきゃならないんだけど、自分の中であそこに落ちてたあのアイテムを使えば助かるはず、と思っていても、そのアイテムを拾えなかったりするんだよね。条件なしで拾えるアイテムもあるんだけど。
まず、死の罠にかかっている登場人物の状況を調べる→アイテムの落ちている場所に行って拾う→アイテムを使うっていう行動をしないと、正解にならない。 間に合わなくてキャラが死んでしまう。 これも別にカウントダウンしてあるわけじゃなくて、ちょっと時間が経ってしまうとあっけなく死んじゃうんですよ。この辺シビア。 具体的に言うと、スイッチ止める為の道具が落ちている場所は知っていてそれを拾おうとしているのに、スイッチのある事を調べていないから、スイッチを止める道具だと気付かないって感じですか。
推理自体は分かりやすいです。場当たり的でどうにかなる。死んじゃうのも、直前セーブして何度かやり直せばいいし。 メモという機能で調べた事、起こった事の主だったものは書いてあるので忘れたり分からなくなったりしたら、それを確認すればいいし、登場人物達に話しかけると色々ヒントになる事を言ってくれるので、それを元に推理して調べれば簡単に分かる。 難易度は低いです。
状況的にはこれグロイんだろうなぁ・・って事も、絵にはあまり出さないし、文章でも出てこないので、グロ耐性なくてもプレイ出来ると思う。 血まみれの絵がダメな人はプレイ出来ないと思う。血は出るから。 歯車に血が付いているという場所を見て、そこで何が起こったかを詳しく想像できる人も向かないと思う。歯車の血はイベントに失敗しないとつきませんが。
おおまかな感想を言った所で、細かい感想に行きます。 ネタバレに対して考慮しませんので、プレイする予定があってネタバレ知りたくないって人は回れ右でお願いします。
ここからネタバレあり感想
廃校に閉じ込められた6人の生徒と1人の先生と1人の教育実習生。閉じ込めたのはヒロインの幼馴染の姉の声と瓜二つの人物。 その人物は7つの大罪に登場人物をそれぞれなぞらえ、それがむかつくから殺す、と言う。 その放送が始まる前に、教育実習生が死にます。これ絶対死ぬと思ってた。イケメンじゃないから。 冗談はさておいて、脅迫状まがいの文章があって、そこに勝手に外に出るな、とあったのに、勝手に外に出たらそりゃ死ぬよねって思う。 もう死亡フラグがガンガンに立ってたもの。お前絶対死ぬよって。
7つの大罪にはヒロインは入ってません。巻き込まれた形になってます。
そんで、残された6人の登場人物の中に、犯人とつながっている内通者がいるらしい。 私の推理では怪しいのは葵と風野、それから先生。 最終的に先生があやしいなっていう結論になった。 先生だけ1人で閉じ込められてて、しかもマニアックな縛り方をされてたし(笑) ゲームの進行上一番最後に発見される事になってたのも気になる。 最初にヒロインと幼馴染が脱出できて、次にテニス部コンビを助けられるようになってて、このテニス部の片割れを助けないと葵と風野のいる部屋を壊せなくて、葵と風野を助けないと先生のいる部屋には行けなかった。 あと、全員がバスに乗るはめになったのは先生のせいだし。先生なら全員を集めるきっかけになれるよな、と思って疑ってた。 おそらくこの穂波シナリオだと先生が内通者だったんだろうけど、終わり方がしっくりこないので、結局誰だったんだよ!って話になります。
途中で穂波が虫に対してものすごい恐怖心を表す。すごい怖がる。殺人鬼にあった人みたいにがちがち震えて怖がる。 ただの虫嫌いにしては過剰な反応です。 それは後で話してくれるんだけど、小さい頃は祖母と暮らしてて、祖母が急死した時に一緒にいて、まだ幼かったから鍵のかかった家のドアを開けられなくて、死体と5日間一緒に過ごしてたそうな。 夏だったんだろうね。祖母の死体に段々虫がたかっていって、それ以来虫が苦手になったと。
これだけでもかなり重いけど、穂波自身は出生が試験管ベイビーというか、遺伝子いじられて生まれてきてます。 髪の色と瞳の色は人為的に金髪碧眼にされたそうな。あと能力とかも優勢遺伝子入れられたらしいけど、それは発現しなかったっぽい。十分頭いいと思うけどねー。 父親が生化学者で、母親の容姿を持って生まれてきてほしかったらしく、そういう事をしたらしいよ。
穂波の父親を葵の母親が訪ねてきた、という話もあったのに、そのネタばれはされなかった。理由は何だ。
脱出系のイベントばかりであまり恋愛系のイベントはないんですが、穂波とテラスで月を見上げるイベントが好きです。 日本人の目には月は金色に見えるけど、碧眼の僕には月は青い色にしか見えない。 瞳の色によって月の見え方が違うという事を、恥ずかしながらこの年になって初めて知りました。 ああ、だから、外国の絵に出てくる月の色は青かったりするんだな。 映像の場合、自分の目で見るから普通に金色だけど、絵だと青い月とかあるものね。
同じ景色が違う色に見えていても、綺麗だと思う心は同じだよ、とヒロインは言うんですが、これはエンディングでも使われている台詞だったので、意味のあるイベントだったんだと思います。
結局穂波ルートでは、犯人が分かりません。内通者も分かりません。事件に関しては消化不良な感じです。 最後に突然仮面の男が出てきて襲ってくるんですが、その正体も分かりません。 先生が俺が犯人だった的遺書を残して死んでるんですが、工作的なものを感じます。 でも、真相は闇の中です。穂波にとっては自分の出生の秘密を綿貫に知られるかどうか、という事の方が重要だったので、事件に関しては軽視されてます。 だから、幼馴染の姉さんだったんかどうかも分からないんだよねー。 仮面の男とか突然出てこられても、お前誰だよ、としか言えないよねー。
仮面の男は、自分のデータを破壊されそうになったから、と出てきたんですが、実際にパソコンを破壊してたのはチャペルにいるルナだったので、視聴覚室にいるヒロイン、穂波、綿貫の所に来るのはおかしい、筋が通らない、と思いました。
幼馴染とルナの救出に失敗してやり直したんだけど、失敗するとエンディング変わるのかな? 後味悪くなるので、あまりそういうのはやり直したくないんだよね。 中古で買ったゲームなので、ギャラリー全部開いてるから無理してバッドエンド見なくていいし。 今回は珍しく、地雷選択肢は選んでませんよ。バッドエンドになると特別コメント(ヒントみたいなもの)が見られるらしいので、ちょっと見てみたい。多分、死んだあのキャラからのメッセージだと思う。 だって本当出番ほとんどないまま死んじゃうんだもの・・! 軽率な行動をすると死ぬ、といういい見本でした。
次こそは、広樹が声をあてている葵に行きたいと思います。 多分、真相が分かるのは幼馴染ルートだと思う。だって自分の姉かそうでないかを弟が分からないなんて、おかしいっしょ。
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