I LOVE SEIGAKU! 某二次元世界熱愛女の萌え日記I LOVE EIJI!

うたの☆プリンスさまっ♪Debut 来栖翔(CV.下野紘)


2009年04月19日(日) 名探偵コナン漆黒の追跡者

翼、誕生日おめでとう。翼と言っても椎名の方です。ホイッスルの。
今でも漫画を読むとドキドキするキャラです。
21巻なんて萌え転がってどうしようかと思うほど、萌えます。
そんな翼に対してはいつまでも片思いな気分です。


朝5時に起こされ、芝桜公園に行き、帰って来たのが7時半。
コナンの映画の1回目の上映の開始が8時20分。
普通に間に合うな、と思ったので見てきました。公開2日目で見たのは久々だと思う。
例のごとくネタばれ全開なので、反転します。

黒ずくめの組織のネタを映画でやった事が過去にあったので、今回は一切期待しませんでした。
重要な謎とかは明かされず、そういうのはあくまで本編でやる事であって、映画でする事ではない。
天国へのカウントダウンの時に嫌というほど味わったので、そこを頭に置いて見ました。

今回の映画も面白かったです。
10作目から12作目のように、見た直後に感想を書きたくてたまらなくなるような情熱はなかったけれど、無難に面白かった。

今回は、黒の組織と警察の捜査が中心です。
殺人は置きます。広域殺人事件が起きるんですが、殺される人間のうち5人は既に死亡、という状態で物語が始まるんです。
なので、今までの普通のコナンの話のように、コナン達がゲストキャラに会う→そのゲストキャラが死亡、という流れではありません。
これが画期的だったかな。結局7人殺されるんですが、そのうちの1人にもコナン達主人公チームは会いません。
冒頭で男性が一人、途中で女性が一人死にますが、何か知らないうちに死んでたので、特に思い入れも名前を覚える必要もなく、さらりと流される感じでした。
今回は殺人事件をコナンが追いかけて事件を解くというよりも、それを同時に追いかけている黒の組織のしっぽをつかむ、という話なのかしら。
今までのコナンの映画が赤川次郎だとしたら、今回のコナンは西村京太郎って感じですかね。今ぱっと思いついた印象です。

冒頭シーンは印象的でしたね。
ジンとウォッカが毛利探偵事務所に侵入、コナンの正体を知ったジンがコナンを襲い、物音に気付いた蘭が事務所に入って来ようとする。
そのドアにジンが拳銃を構えて・・・
ここまでのシーンで、映画開始から5分も経ってないからね、さすがに夢オチだろうなというのは予想出来るんですが、ちょっとドキドキしました。

広域殺人事件の話なので、警察の人達が沢山出てきます。
多分、今までゲストキャラで出た刑事(警部とか役職はとりあえず置いといて)全員出てきてるんじゃないのかな?
実際に東京に来てるのがほとんど、京都府警の綾小路警部だけは京都で少しだけ登場。
群馬県警の山村刑事が、警部に昇進してました。これ本当びっくり。コナンじゃないけど、群馬県警の将来が不安です。
横溝警部も兄弟揃って出てきてました。
女性の刑事と警部は今まで出てたっけ?あまり記憶にない。
警視庁はいつものメンバー。映画ではレギュラー出演の白鳥警部ももちろんいます。松本警視だって出てきちゃいます。

物語の大半は警察関係の捜査会議と、コナン独自の捜査で進みます。それに、ちょこっと黒の組織関係が絡んできます。
後半になるまで黒の組織はほとんど出てきません。ベルモットがちょこちょこコナンと接触するくらいで。

広域連続殺人で殺された被害者のうちの一人が、黒の組織の一般人を装ったメンバーで、組織の極秘データ入りのメモリーカードを持っていた。
犯人は被害者の持ち物を必ず1つ持ち去っていて、そのメモカも犯人が持ち去ってしまったので(実際に持ち去った物はメモカそのものじゃないけど)黒の組織は犯人を消すと同時にメモカを回収しようと思って、組織のメンバーの一人、アイリッシュを警察関係の誰かに変装させて、捜査に関わらせている。
変装の達人のベルモットが潜入しないのには、ちゃんと理由もあります。

推理する→捜査を詰める→推理する、という理詰めのシーンが多くて、あまり派手なアクションはないです。
その分ラストが超派手でした。

今回、コナンチームの全員が皆少しずつ活躍してるのがいいな、と思いました。

コナンは犯人を追いつめる役なので、言わずもがな。
蘭は、アイリッシュと空手で渡りあいます。このシーン、すごくかっこいいです。
それに、最初に対決しようとした時に、新一の言葉「銃の弾の速度はライフルより遅い」というのを思い出して、実際に拳銃の弾をよけちゃうところがすごいと思う。
阿笠博士は、カブトムシに貼られたテープの暗号を解きます。
このシーン、博士のいつもの親父ギャグクイズだと思わせていて、実はそれが本当に当たっていた、というオチで作りが上手いなぁと思いました。
17日の戦慄の楽譜では綺麗に博士のクイズシーンはカットされてましたが、来年はこれやらないとダメだと思う。
少年探偵団は、その博士のクイズの答えを元に、アイリッシュが監禁していた警察関係者を発見します。
哀はコナンの推理を裏付けるのにデータを検索したり、子供たちが帰ってこない時にいる場所を突き止めたりしてた。
園子はコナンが東都タワーに行ってる事をテレビで見て、蘭に伝える。

それから忘れてならない、毛利小五郎!
彼は今回、最初の方はとんちんかんな推理をするんですが、最後の最後できちんと推理を的中させるんですよ!
毛利探偵が的中させる事ってほとんどないので、貴重だと思いました。
たまにはおっちゃんも素でかっこいい所を見せてほしい。まぁ見せ場というよりさらりと流されてましたが。
博士といい、小五郎といい、さらりと流されているけど、痛快と思えるシーンでした。

服部君と和葉ちゃんはほぼ空気扱いです。服部はコナンに頼まれて調べてくれるけど、和葉は出てきただけだったな・・
新一は過去回想と声のみ、今回は空気です。

ベルモットは結局最後まで傍観者でした。バイクに乗るシーンはかっこいいなと思った。
コナンってかっこいい女性多いよね。蘭もそうだし。
警察関係者の誰一人としてスパイが潜り込んでる事に気付いてないのに、佐藤刑事だけは気付いてたし。
彼女が疑ってたからこそ、阿笠博士の急な要請にも答えてくれたんだろうな。
普通、被疑者の確保に向かう途中で別の現場になんて行こうと思わないものね。

新一=コナンという事をアイリッシュは突き止めていて、それで少し追いつめられるのですが。
ジンの人徳のなさに救われた感じ(笑)
アイリッシュはその事実を突き止めても、誰にも言わずにいて、ジンの失敗をボス(?)に伝える為にコナンを生き証人として捕まえようとする。
それが最後の舞台の東都タワーなんだけど、下には警察が沢山来ているのでアイリッシュを始末しようと、ジン、ウォッカ、キャンディ、コルンがヘリで登場。
キャンディにアイリッシュは射殺される。それで結局コナンの秘密はばれない。
組織のゲストキャラは映画の中で死なないといけないのよね・・・

最後はコナンを射殺する為にヘリのマシンガンで東都タワーを攻撃。
下に警察沢山いるのに派手に攻撃するなーと思いながら見ていた。
ヘリだと手出し出来ないからかな?展望台より上の階、全部攻撃してたよ、ジンは。
結局コナンが一矢報いて、ヘリは墜落、コナンも助かる。

今回の映画の見所は2つ。
殺人事件の犯人は誰なのか、動機は何なのか、という1つの推理。
それから、警察関係者の誰が偽物なのか、というのがもう1つの推理。
今回は珍しく2つとも外してしまった。言われてみればおかしかったよね、と思えるシーンがあったんだけど。
警察関係者の方は少し考えれば簡単に分かるし、殺人事件の犯人もゲストキャラが少ないせいで選択肢少ないので、分かりやすいんだけどね。
DAIGOがやってるゲストキャラは、まさか犯人にするわけないだろう、と思って除外していたので、途中までの展開に、え、マジで犯人にしちゃうの?と思った。
DAIGOは恋人の死に泣くシーンはうまかったけど、それ以外は普通より下手でした。

映画は時間が短いので、出てくるもの全てが伏線として張られているので、それが1つ1つ解き明かされていく過程が好きです。
子供向けだから簡単なものなんだけど、出てくる物全部無駄なものがないっていうのがいいなぁ。
カブトムシとか、七夕とか。
殺人に関する暗号は、凝ってますね。なるほどーと思った。

面白かったんだけど、全体的に地味だなーと思った。
最後の戦いだけは派手だけど、他は理詰めで解いてく部分も多い。
1つ1つ謎が解き明かされて行って、パズルのピースが1つずつはまっていく感じが好きな人はいいけど、ワクワクするような大冒険が好きな人には、今回の映画は受け入れられないんじゃないかなと思った。
私は好きですけどね。
でも、萌えはなかった。それが残念。登場人物はものすごく多いんだけどね。


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