涼しいを通り越して寒いと感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 おかしい。先週までは暑いしぬくたばるもう何もしたくない暑いと過ごしてたはずなのに、今週のこの過ごしやすさは一体何なんだ。 過ごしやすいどころか、半そで着てるとくしゃみが止まらないのは何故なんだ。 今日なんて3枚くらい重ね着してしまったよ。大人しく長そでを着れば良かった。半そでに七分を2枚重ねるくらいなら大人しく長そでにした方が良かったに違いない。
そんな感じで、昨日と今日、柳君主演の舞台「ルドンの黙示」を見てきました。 どちらも昼の部で、どちらもアフタートークがある回でした。
新国立劇場は初台という駅から直接行けるので便利だけど、新宿から地下鉄1本で便利と言えば便利だけど、地元に帰るには電車1本逃すと直通が1時間に1本しかないので帰るのは大変なんだよ、という話。 昨日は平気だったけど今日はアフタートークが柳君のせいで長引いたので、走ったよ、駅まで。 そんで何故かずっと混んでて座れなくて、新宿から地元までずっと立ちっぱなしで疲れましたよ。 もうしばらく東京行きたくない。10月まで行かないけど。9月に行くのは横浜だし。
物販を買ってしまったよ。パンフと稽古場写真集と柳君の写真とポスター。 ポスターは余計でした。でも、好きな感じのポスターだったんだ。 お陰で邪魔だったけどね。
席は昨日は最前列センター、今日は2列目のやっぱりセンター寄り。でも、両面舞台だったので後ろ側のセンターでした。 なぜ後ろだとわかったかって、最後のカーテンコールの柳君の挨拶が見えなかったから。 時間は予定では2時間10分だったけど、実際は2時間25分でした。押したんだか何だか知らないけど、休憩なしでぶっ続けで。 でも、あの舞台はぶっ続けの方がいいかもしれない。 その方が役者も客も集中力が切れないと思う。
思いつくままに感想を書きます。ネタばれ考慮しません。明日千秋楽だしこの舞台見る人多分いないと思うので。
パンフには2つの世界と書いてあったけど実際は3つの世界なので、世界観がごちゃごちゃしている。 だからなのか、「ここは野戦病院」みたいに場面設定のセリフが入るのが、ちょっとうざいと思ったな。 演技じゃなくて言葉で状況説明する部分もあったし、そこはちゃんと演技で見たかったと思った。
内容は暗いしエグイしどうしようもないし結末もないけれど、割と好きだ、こういうタイプの舞台。 キャラクターもいいね。個性的でキャラ立ちしている。 あれだけ沢山の人間がいるから区別できるかしらと思ってたけど、意外と区別出来るものだ。それくらい結構皆キャラ立ちしてる。 まぁその他大勢役も数人いるけど、名前言われても分からない役も何人かいたけど。大体はキャラ立ちしてる役だった。
舞台の1つは現代世界。 サワダという小説家が小説を書いている。 自分の息子やその周りの人々を題材にした小説。 小説の主人公の名前はルドン。
舞台の2つ目は世界の終わり。 ルドンという少年が小説を書いている。 その世界はあと半年で世界が終わるという世界なんだけど、ルドンは預言者なので(ルドンの言葉は全て真実になる)終わらない世界という希望を、マリコという少女に見せる為に、小説を書いている。 小説の主人公・・・は誰なんだ。あれは誰が主人公なんだ。 えーと、メインはケアルガか?マリアか?マレアか?
舞台の3つ目ははるかなる未来。 完全なる支配者の国シハージャ、そこに支配される国ドレ、最下層の民族カソーミ、それらの3つのグループに属する人々の物語。 簡単に言うと、シハージャの支配に立ち向かおうとするドレとカソーミの図式かしら。
乱暴な内容を言うと、2時間25分という長い話のうちのほとんどは、サワダという女性小説家が書いた妄想=小説の物語なんですよ。 現実世界の小説家が書いた世界の中の、小説家が更に小説を書いて、その中の物語が一番メインを占めている。 そして、その現実世界であるサワダも「ルドンの黙示」という舞台の中の登場人物でしかない。 物語の中の物語の中の物語。なんですよ。箱を開けたらさらに箱があって、また開けたらまた箱があって・・なノリ。 面白いです。 試みとしては面白いけど、内容はとっても暗いけどね。
柳君は、現実世界のサワダの息子の純役と、世界の終わりの預言者ルドン少年役。 預言者と言ってもあまりその特徴を生かしきれてない気がしたよ。 ルドンの言葉が現実になり、ルドンの書く小説が結末を迎えない限り世界は終わりを迎えないという設定だったようだけど。 主演と言っても例の如く出番は少ない。要所要所で話したり叫んだりするだけ。 なので、とっても印象は薄いです。昨日はまだ見てたけど、今日は別の所を見たかったのと見づらい席だったのとで、ほとんど柳君を見てませんでした。 最後の母親にかける台詞の所は良かったね。純として友達と接する演技はまんま柳浩太郎だったので、評価の対象になりません。 本人曰く「してやったり」なシーンの、マリコがフジオに撃たれそうになって、「やめろ、行く」みたいな台詞も特に印象には残りませんでした。
篠田君はこの舞台で初めて気づいた事があって。
篠田君、普通にめちゃくちゃかっこいい。
篠田君が演じた役はだーねしか知らなかったので、何か目から鱗でした。この人こんなにかっこよかったんだ・・・!って(失礼だな) だーねがかっこ悪いとかそういう事を言ってるんじゃなくて(基本的にルドっ子は皆好きですよ)(でも彼は口調が「だーね」だからそれでギャグ要員に見られてる所はあると思う)役柄がかっこよかったんだよね、普通に。 かっこいいというか、極悪非道な残忍な役なんですが、それがすごい似合ってました。 まぁ今日はすごい台詞噛んでましたけど。しかも「あっ」とか言ってましたけど。 役者としてどうなんだろうとかアフタートークで妹役のひかりちゃんに言われてましたよ。 悪役と言えば悪役なんだけど、彼の演じるケアルガ(支配者の国の将軍)も彼自身の信じる正義の為に戦って、行動しているだけなんだよね。 彼の台詞の「支配者の義務」は、確かにそういう考え方もできるなと思ったよ。 まあ力で全て支配しろ、気に入らなければ全て殺せ、犯せ、奪え、反抗する意思を与えず抑えつけろ、という考え方なんですが。 その考えに後に妹のマリアも目覚めてしまうんだけどね。
ケアルガの妹のマリア役のひかりちゃんはとても可愛い子です。 可愛い子なのに、性格がすごいです。アフタートークでこの子大好きになりました。性格悪くて(笑)(誉めてます) アフタートーク聞いてると、ひかりちゃんは役と一体化してるんだなーというのがよく分かります。 でもマゾらしい。そう言ってた。 前半は世間知らずの箱入りお姫様で、後半は兄のような支配者の性格に目覚めて行って女王になるんですが、この変わりようが180度違ってるので昨日は驚いて見てたけど、今日改めて内容知ってる段階ではじめから見ていたら、変わる事も自然に思えました。 夢物語ではなくて、現実をちゃんと見据えて、出した結論なんですね。 私は支配者で、王族で、華やかな暮らしをしたい。 下級民族のような生活は絶対出来ないし、一緒に暮らしたいとも思えない。 なら、支配者として当然の義務を果たして、自分の理想の暮らしを出来るようにする。 一見我儘かもしれないけど、支配者という階級から見れば普通の考えなんだよなぁ・・ 女王として立った時にイズワルとマレネが本当に邪魔で憎らしく思うと言ってた。観客としてはマレネ視点の方が近いけど、確かに女王視点で見ると邪魔だよな、あの二人。 特にイズワルはうざいと思う。 ひかりちゃんが可愛いというかいいキャラしてると思うのは、一番好きなシーン、演じてて楽しいシーンが兄を殺すシーンって言った所だと思う。 自分の兄を殺すシーンをどう思うかと聞かれて、楽しいとか言ってたのかな。昨日のアフタートークで。 今日も同じ事を聞かれてて、やっぱり楽しいみたいな事を言ってた。 憎しみを極限まで高めて、あのシーンで一気に高めるらしい。
もう一人のメインの女性マレネ役の安川さんはとても可愛い人です。 顔とか体型とかも好きなんだけど、演技も好きなんだけど、アフタートークで話すのが苦手と言ってててんぱってる様子がとても可愛かった。 昨日は大分てんぱってたけど、今日は少し落ち着いてたかな。 マレネのイメージをここで壊してるのが一番ダメなので、マレネのイメージで帰って下さいと言ってたけど、素の方がとても可愛いと思う。 しかし、ラストの方のシーンで、台本のセリフ1行とか2行飛ばしてるとは知らなかった。 今日初めて全部ちゃんと言えたらしい。つまりDVD収録の昨日の舞台は台詞短いって事なのね。全然気付かなかったよ。
シハージャの国のキャラ達は個性的で皆好きだな〜。
ザクロは武力派という設定の割にはほとんど戦うシーンがないのはどうしてなんだろうか(笑) あいつ良く見ると全然戦ってないんだよな。殺陣で動いてないんだもの。 マリアの傍で守ってるだけだった。
ゲドウとアブズも個性的だった。性格はどちらも残忍という点で共通なんだけど、顔が違うし、立ち方とか剣の構え方とかが全然違うから、それでキャラが立ってるんだよね。 顔が見えなくても立ってるだけで区別が出来るっていうのはすごいと思う。
バルカンはもうこの人全部黒幕なんじゃないのと思うほどの参謀で。 参謀ってここまで腹黒くなくちゃね!と思えるほどの腹黒さでした。 何が一番いいかって、マリアが女王宣言した時に、頭垂れておきながら、くくくって嫌味っぽく笑ってる所。 揶揄してるっていうか、本当に忠誠誓ってるわけじゃないんだろうな、この参謀は。 話し方とかもすごい特徴があって、キャラ的に好きですよ。
セルアはケアルガの妻なんだけど、出てくると独特な衣装と髪型で印象強いけど、性格的には何か印象が薄い。 自分の夫が妹に殺された時も別に平気な顔してたし。情が薄いんですかね。 夫が遠征先の国で王妃犯して殺した話とか聞いても何か平気そうだった。その話した時いなかったっけ。でも知ってるんだろうなぁ。 何かあまり愛情なさそうな感じでした。お互いに。
ドレの方の王と王妃はラブラブだったんだけどねー。 最初の方戦地から帰ってきたら抱きついてたし、戦場行くたびに王妃は心配してたし。 優柔不断な旦那の為に自ら死んでしまうし。
書くの疲れて来たのでこの辺でやめておく。 何か久々にいい舞台を見ました。アンケートを久々に書いて出してきた。 書いたのは行きの電車の中だけど。大体上記のような事を書いてきたよ(キャラ感想以外)
終わった後はトークショーがあった。時間は20分くらい。 昨日のトークショーはメイン4人+音楽家の2人。今日はメイン4人+イズワル、オズワルの兄弟。
昨日は、簡単な自己紹介と役作りについて話した後は、客席から質問募集して答えてたけど、進行は基本的にグダグダな感じ。 まぁ自由にちょっと話してみましたという感じで。 マレナ役の子がすごい緊張していて、ほとんどまともに話せてなかった。 柳君とは別の意味で支離滅裂でした。 何かを一生懸命に話そうとしてるんだけど、でも、緊張でうまく口が動かない、みたいな。 演技してる時はすごい子だと思ったけど、素ではすごく可愛い人でした。好感持てた。 マリア役の子も好きだなー。自分の役の前半部分を「やっててキモい」とか言っちゃうし。本来の自分の性格とかなり違うらしいので。 柳君はまぁいつもどおり。予言者という役だったので、前を通る人が右に曲がるとか、コンビニ店員がいらっしゃいませというかどうか、とか、予言というか予想をして、予言者の役作りをしたらしいです。 篠田君は何を言ってたっけ。死ぬシーンが一番好きだと言ってたな。 マリアが兄を殺すシーンが一番好きだと言ってたからだと思うけど。
今日はちゃんと進行してたけど、ヤナギが暴走したので時間が推した。 内容はよく覚えてないな・・まぁ昨日に比べて皆ちゃんと話してたなって思った。
この舞台は見た後すごく疲れます。 休憩なしでぶっ続けなのもあるし、内容が内容なのもあるし。 昨日は本当集中して見てたから、すごい疲れたよ。今日は大分気を抜いて見てたはずだけど、それでも結構疲れた。 何度も見たい舞台だとは思わないし、見た後楽しい気分には絶対ならないしむしろイライラするけど、いい舞台だったと思う。 こういう色々考えさせられる舞台って好きです。体感季節の時もそうだったな。 楽しかったーで終わる舞台も好きだけど、色々世界観とか考察出来る舞台は好きだ。 それに、今回の舞台の場合、結末がないので、いくらでも話が作れそうなんだよね。 二次創作出来るよ、絶対。 現実世界は決着が一応ついたけど、世界の終わりもはるかなる未来も決着付いてないもの。 はるかなる未来の方がキャラ立ちしてるので(何せ世界の終わりはルドンとフジオ以外全員死んだようなものだ)そっちの方で話を作ると楽しそうですね。
でも、しばらく観劇はいいや。疲れた。 ミュージカル以外の舞台は見るととても疲れるよ。
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