ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年12月19日(金) ネットの海

曇り日。気温は17℃まで上がり暖かいはずなのだが

陽射しがないせいか肌寒くてならなかった。

その上に襟首の開いている服を着ていたため

首のあたりがすうすうと寒く辛くてならない。

明日も気温が高くなりそうだがハイネックを着ようと思う。

もうおしゃれをする歳ではなく「年寄りの冷や水」になり兼ねない。


朝の国道では「伊豆田トンネル」と云う長いトンネルを抜けるが

今朝まで気づかなかったが路肩にたくさんの山茶花が植えてある。

遠目では椿に似ているが確かに山茶花であった。

咲くのが遅い種類と見えてまだぽつぽつとまだらである。

満開になればどんなにか見事なことだろう。

朝の楽しみがまたひとつ増えてわくわくと嬉しくてならない。



工場の仕事は順調に見えるがいささか困り果てている。

大型車の車検整備が3日目となったがまだ完了してないのだ。

ブレーキを分解しているので手間は掛かるが

それでも二日あれば出来る作業であった。

義父に相談すれば「そっとやらせておけ」と宣う。

同僚にそれとなく訊けば「今日はまだ終わらんぞ」と応える。

明日は新たにスクールバスの点検が入庫する予定である。

月曜日からも毎日車検の予約が入っているのだった。

このままでは年内に仕事を終えられないかもしれない。

同僚はひたすらマイペースを貫きのほほんとしている。

義父は事故車が入庫しておりひたすら段取りをしていた。

私はやきもきと焦るばかりで何の助けにもならないのだった。


今日は来客もなく事務仕事も一段落していたので

定時で終わらせてもらいカーブスへ向かった。

壁に貼り紙がしてあり何と2名のコーチが年内で退職とのこと。

どちらも好きなコーチだったのでショックでならない。

これまでいったいどれ程のコーチが辞めて行ったことだろう。

遣り甲斐のある仕事に思えるがブラック的な何かがあるのかもしれない。

内情は知る由もないがつい不信感も湧いて来るのだった。

複雑な気持であったがそれなりに心地よく身体を動かして帰る。


買い物を終え4時には帰宅していた。

10分程自室で過ごしていたが例の詩人さんからメールが届いていた。

事務的なもので詩誌の代金を送金したお礼であったが

今後はもうメールが届くこともないだろうと思う。

話したいことはたくさんあったが私からメールすれば無礼にもなるだろう。

ささやかな縁であったが決して親しい間柄ではなかった。

名のある詩人さんである。私も自分の身の程を知らねばならない。


ネットの世界では顔も知らない会ったこともない人ばかりである。

波長がぴったりと合う人もいれば合わない人もいるのだ。

しかし必要以上に親しくなってはいけない。

親しくなり過ぎてしまえばきっと傷つけ合う日が来るだろう。

それだけは何としても避けなければいけないと思う。

「ともだち」など出来るはずのない世界である。

いくら気が合っても「ともだち」と思ってはならない。

それが寂しいのならネットの海を漂うのはよそう。


※以下今朝の詩

 
   花びら

花びらがふるえている
冷たい風のせいだろうか

空はありのままをつらぬく
雨が雪に変わることもある

うずくまるひと
ないているひと

寄り添えば少しでも
あたたかくなるだろう

花びらは散らなければいけない
散ってこその春ではあるまいか

風にさからえばくるしい
空をうらんではならない

どれほどの冬であっても
咲いたことを誇りに思う

はらはらと散る
はらはらと生きる


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