日中は穏やかな晴天となる。陽射しはすっかり春のようだった。
昨日の関東の大雪を思うと日本は狭いようで広い。
北海道では氷点下28℃と信じられないような寒さである。
時間が足らない。週末はごろごろ寝てばかりいるのに
平日のなんと慌ただしいことだろう。
昨日のように余裕がある日は滅多になかった。
私の一日は書くことから始まり書くことで終わる。
作家でもないのに偉そうなことをと我ながら思うが
書くことが生きがいのようになっているのだろう。
夜明け前には詩を。仕事を終えて帰宅したら短歌を。
そうして入浴後の今はこの日記を書いている。
今日は帰宅が遅くなり短歌どころではなかったが
時計を見ながら「なんとしても書くぞ」と思った。
制限時間は15分ほど。まるで走り書きのような短歌である。
けれども詠んだ歌は決して走ってなどいないのだ。
これは私の特技かもしれないとつい己惚れてしまいそうになる。
誰に背中を押されているわけでもない。
私は自分で自分の背中を押し続けているのだろう。
私が私を試していると云っても良いのかもしれない。
いつかは必ず終る人生である。書きたいだけ私は書く。

サニーマートへ着いた頃にはもう4時を過ぎていた。
とてもゆっくりとメニューを考える余裕もない。
野菜はめいちゃんのお友達の家からアスパラを頂いていたので
「アスパラベーコン」にすることにした。
鮮魚売り場のお総菜コーナーに「太刀魚の天ぷら」があった。
ふっくらとしていて美味しそうだったが、もしやと思い
鮮魚売り場を見ると三枚に下ろした太刀魚が沢山並んでいる。
普段は高級魚でとても手を出せないが今日は格安だった。
おそらく近海で大漁だったのだろう。嬉しいことである。
一パックに3匹分位だろうか、それで480円は大助かりだ。
二パック買い自家製の天ぷらを作ることにした。
精肉売り場では滅多に売っていない「豚スージャー」があった。
これはフライパンで炒めるだけで超簡単である。
今夜は娘が職場の飲み会とかで出掛けることになっていたが
まだ時間があるから大丈夫と手伝ってくれて助かる。
私はせっせと太刀魚の天ぷらを揚げた。
その傍らで娘がつまみ食いをしたらめっちゃ美味しいとのこと。
孫たちにも味見をさせようとお皿に入れて二階へ持って行く。
天つゆよりも塩コショウのほうが良いようだ。
「おかわり」と孫たちの声に再度娘が「お運び」をした。
大皿にてんこ盛りだった天ぷらがあっという間に半分になる。
晩酌を始めた夫が例の如くで遠慮せずに食べるので
思わずストップを掛けざるを得なかった。
あやちゃんが二階から下りて来てにこにこしながら
「おばあちゃんさっきのはこれ?」と訊くので「そうよ」と言うと
「全部はいかんよね。半分ならええかな」
そう言ったかと思うともう自分のお皿に並べ始めていた。
よほど美味しかったのだろう。笑顔で食べてくれて私も嬉しかった。
めいちゃんは熱こそないが昨日から風邪気味で学校を休んでいた。
今日は仲良しのお友達が手紙と宿題を届けてくれたそうだ。
まさかあやちゃんみたいにと一瞬不安になったが
私が風邪を気遣えば「もうなおったけん、あしたは行くけん」と
元気な声で応えてくれてほっと胸を撫で下ろしたことだった。
あやちゃんにも仲良しの友達は何人か居たはずだが
この一年足らずの間に年賀状も手紙も届くことがなかった。
もう忘れらているのだろうか。そう思うと不憫でならない。
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