| 2022年08月15日(月) |
負けるもんかと母の声 |
今日も厳しい残暑。風はあったけれどドライヤーの温風のようだった。
涼を求めてエアコンの部屋に閉じこもってばかり。
家事らしいことも殆どしない。すっかり怠け者になってしまっている。
昨夜この日記を書き終えて母から着信があったとばかり思っていた。
確かに繋がっているのだけれど母の声が聴こえない。
私の声は聴こえているはずと「頑張りよ、負けたらいかんよ」と叫んだ。
今朝になり着信履歴を確認したらそれが何処にもない。
もしやと思い発信履歴を見たら私から母に電話していたことが分かった。
「酔っぱらっていたからじゃ」とじいちゃんに笑われてしまう。
よほど母の声を聴きたかったのだろう。心配でならなかったのだろう。
年金支給日で7月分の支払いもあり午前中に病院を訪ねる。
担当のケアマネさんには会えなかったけれど他のケアマネさんが
連絡を取ってくれて母の様子を少しだけ聴くことが出来た。
熱は少し下がったらしいけれど喉の痛みが酷いらしく
食事が殆ど摂れず点滴をしているそうだった。
看護師さんがずっと診ていてくれているそうで「心配ないですよ」と言う。
どんなにかパニック状態になっているだろうと思うと感謝しかない。
感染を怖れずに患者に立ち向かっている姿に感動さえ覚えたのだった。
胸に熱いものが込み上げて来る。気がつけば涙が溢れていた。
これを記しているいま。テレパシーが伝わったのだろうか
今度こそ母から着信があった。弱々しい母の声ではあったけれど
「絶対に負けんよ」とその声にどんなにか救われたことだろう。
「ついに流行に乗ったね」と言えば微かに笑い声も聴こえる。
そうして「あんたも気をつけよ」と私のことを気遣ってくれるのだった。
母の優しさが心に沁みる。けれども私はもう泣いたりしない。
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