9月の声を聞くなり日暮れが早くなったようだ。
もう薄暗くなっていて虫の声が聴こえ始めた。
なんだかしんみりとしてしまう。
夏の終わりはどうしてこんなに物悲しいのだろう。
長かった夏休みが終り孫たちの新学期が始まる。
久々のランドセルの重さに小柄なめいちゃんは倒れてしまいそう。
それでも大丈夫と笑顔を見せて元気に登校して行く。
路地を曲がる時にふたりが手を振ってくれて嬉しかった。
どうか無事にどうか安全にと祈るばかりの朝のこと。
職場は開店休業。今日は同僚も稲刈りだった。
最近は体調が良いようだけれどやはり気遣わずにいられない。
変わり仕事をするとどうしても身体に堪えるものだ。
同僚も60歳が近くなった。そろそろ無理の効かない年頃。
義父も稲刈りだったけれど昨日のワクチン接種の副反応か
倦怠感があるのを無理をして出掛けて行く。
もう少しで終わるのだそう。なんとしてもと意気込みを感じる。
義父曰く「病は気から」何事も弱気になってはいけないのだそう。
そんな義父の影響を私も少なからず受けているのだと思う。
もう駄目だと思ったら本当に駄目になることを学んだ。
帰宅したら玄関にランドセルがありほっとする。
今日は始業式で授業も早めに終ったようだった。
さっそくに宿題も出たようであやちゃんは一気に難しくなったと
お風呂に入って寝る前に娘が教えてあげると約束をしていた。
夏休みとはまた違った日常が帰って来たことを感じる。
また少しずつ慣れてくることだろう。
笑顔ばかりの日とは限らないけれど笑顔になろうとすることは出来る。
我慢もしなければいけない。立ち向かう勇気だって必要。
あやちゃんは夏休みの間に「理不尽」という言葉を覚えたらしい。
意味が分かっているのかは定かではないけれど
「りふじんね」と口癖のようにつぶやいている。
|