二十四節気の「大雪」例年なら四国でも小雪が舞う季節。
今年は今のところ暖冬らしく今日もぽかぽか日和となった。
来週あたりから寒波が襲って来るとのこと油断は出来ない。
子供の頃には大好きだった冬が今はとても苦手になってしまった。
うなぎの稚魚「しらすうなぎ漁」が今夜から解禁になった。
娘むこは仕事を終えるなり漁に出掛けたようだ。
「しばらくは母子家庭よ」と娘はすっかり諦めている様子。
深夜の帰宅になるので孫たちが不憫でならないけれど
毎年の事なのでもう慣れているのかもしれない。
私も嫁いだ冬にしらすうなぎ漁に行ったことがある。
なんでも妊婦さんは漁運が良いらしくお舅さんからすすめられた。
強制ではなく私も興味津々だったと記憶している。
毛糸の目出し帽を被り防寒着をこれでもかと着込んで
重いバッテリーを担いで川端へ行くのだった。
川面に電気を灯してじっと待つ。寒さは全く感じない。
するとその電気の灯りにしらすうなぎがちょろりと寄って来る。
それを素早く小さな網で掬うのだった。やったあ1匹ゲット。
1日10匹。10日で100匹。1匹いくら?と
にやにやしながら皮算用をするのも楽しみなものだった。
懐かしいものだなと思う。もう40年以上も昔のことである。
ずいぶんと歳月が流れたけれど私の冬の思い出であった。
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