夜が明けてからぽつぽつと雨が降り始める。それはやがてどしゃ降りの雨になった。小雨のうちにあやちゃんが登校して行きほっとする。職場に着いてから川崎の殺傷事件を知る。怖ろしいの一言では済まされない事件だった。心が張り裂けそうなほど痛んでならない。帰宅して孫たちの帰りを待つ。「ただいまあ」と元気な声が心に沁みるように嬉しい。我が家はこんなにも平和だった。この平和をなんとしても守りたいとつよく思う。