2019年02月13日(水) |
豚色のパジャマを着てこれを記す |
目覚めた時には静かに雨が降っていた。
ぽとんぽとん雨だれの音が耳に心地よく
「ん?雨か?」じいちゃんにも雨の歌が聴こえたようだ。
孫たちと保育園に向かう頃にはもう傘がいらない。
車から降りるなり駆け出すふたりを追いかけて門をくぐる。
早出の保育士さんに「お願いします」と声をかけると
「お預かりします」と笑顔で応えてくれた。
そうなんだ預かってもらっているんだと改めて気づいた。
仕事は今日も忙しかったけれど義父がいてくれたのでとても助かる。
「社長」とは呼んだことがない。いつも「おとうさん」と呼んでいる。
母よりもずっと年下の義父なのでたまに初めてのお客さんから
「奥さん」と呼ばれることもあって「いえ娘です」と急いで応える。
そんな笑い話のような事もあり職場はけっこう楽しい場所だ。
お昼にはすっかり晴れてやわらかな陽射しが降り注いでいた。
いつもはお昼休みをしないけれど今日は10分だけいただく。
車の中でラジオを聴きながらうたた寝がしたかったのだ。
眠ることは出来なかったけれどなんとも心地良いひと時だった。
癖になるなと思った。毎日10分だけ休んでも良いのかもしれない。
帰宅してまたあやちゃんがお散歩に誘ってくれたけれど
今日も歩く気にならず炬燵にもぐりこんでしまった。
ほんとにおばあちゃんは豚になってしまうよね。
ああもうなってるんだ。豚色のパジャマを着てこれを記す。
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