朝のひんやりはいずこへ。日中は久しぶりの夏日になる。
爽やかな風のおかげでさほど暑さは感じなかった。
なにもかもがきらきらと光り輝いている、こんな日がとても好き。
お昼に母から電話があった。退屈でたまらないとのこと。
とても元気そうな声だけれどまだ退院の許可は下りず。
「おりこうさんでおりなさいよ」と笑いながら言うと
「はい、わかりました」と母も笑いながらの声。
職場の庭に母が植えていたシャクナゲの花が咲いたことを知らせると
とても喜んでいた。早く帰って見たいと言って。
心不全から弁膜症へ。高齢のため手術は出来ないとの事。
先日弟が担当医から詳しい説明を聞いていた。
母も納得していて素直に受け入れてくれたようだった。
少しでも元気に日常生活が出来るようになればと願うばかり。
これからのことは退院してからまた考えようねと伝えると
すっかり覚悟をしているような口ぶりでなんだかせつなくなる。
「母の日」を目前に今日ほど母を想ったことはなかった。
ぶつかり合っていた日々が遠い昔の事のように思える。
母に会いたいとこころからそう思えるようになった。
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