晴れているのだけれどぼんやりと霞がかった空。
桜は散り急がずにいてくれてまだ少し花を残す。
若草色の葉とのコントラストもまた良いものだった。
海苔の初出荷、「お嫁入り」はやはり嬉しくてならない。
軽トラックがひっくり返りそうな位の荷を積んで漁協へ向かう。
毎年のことだけれどお仲間さんと競う気持ちは全くないのだけれど
今年も出荷量がトップだったようでそれはとても励みになった。
さあ今日もやれるだけ頑張ろうと出荷を終えて川へ向かう。
気持ちはもう次の出荷に向かっており目の前はとても明るかったのだけれど
川へ行ってからびっくり。一昨日まであった海苔が殆ど無くなっていた。
かなり弱っていた海苔が大潮の影響で流されてしまったのだろうと思う。
さすがにショックで一気に目の前が真っ暗になってしまった。
わずかに残った海苔を必死の思いで収穫して帰る。
もうじゅうぶんだとはどうしても思えない。不作だった昨年の半分もない。
この先どうやって暮らしていけばよいのか。すっかりどん底の気分だった。
けれどもこれも天の与えてくれた試練だと思って感謝しなければ。
「なんとかなるけん」じいちゃんはいつだって私の「希望」だった。
夕方になり孫たちが保育園から帰ってくるとまた笑顔の花が咲いてくれる。
この笑顔がたからもの。なんとしても守り続けたいとこころに誓う。
今日もありがとうございました。だいじょうぶほっこりと生きています。
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