みみずのたはごと

2009年06月18日(木)  雨の降らない梅雨

この時期はいつも履く靴に困るので雨が降らないのは実際助かるといえ、こうも予報が外れると心配になってきます。水不足というよりは、四季の営み的な方向で。
四季があるから日本の植生があって折々の風物があるんだぜ。
そんなことを思いながら帰る電車の中、隣の人が中国語オンリーの本を読んでて、すげえ!と思いっきり感動したんですが、あとで中国出身の方かもしれないと気づきました。そういや英国在住時、電車ン中で文庫本読んでたらこいつすげえ、な目で見られたっけ。
そのときは肚の中で、本当に凄いのは私が日本語の本を読んでいることじゃなくてこのちっぽけな本の値段なんだぜ、と思ってました。在英6ヶ月にして日本語が読みたくて仕方なくなってわざわざロンドンまで出向いて(当時の値段で確か往復約5000円くらい…)日本語書店に行って買ったもので、古本のくせに定価の3倍しましてん。しかも日本の自宅にあるのと同じ本でしてん(間違ったのではなく、それが読みたかった)
そんなわけで我が家の本棚には中井英夫の『虚無への供物』が2冊あります(笑)

ところで夏の本の件に誰もコメントをくださらないのは、どっちでもかまわんということなのか、それともどっちも要らんということでしょうか……しょぼん。

仕事はルネサンス勃興まで進化しました。大政奉還までもうあと500年!(意味のない鼓舞の仕方)


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葛生冴 [MAIL] [HOMEPAGE]