金曜日、「まもなく五輪開幕〜☆」なニュース出してる最中に「ロシアがグルジアを爆撃」という緊急速報が飛び込んできたときは、思わず本気で「あほかァァァ…!」と叫んでました@職場。 だーから五輪報道に盆休みが重なってただでさえ人員足りてねんだよこのうえ要らん問題起こすんじゃねえええ…ッ!
いや今回の場合、初っ端に悪いのはロシアじゃなくて(いや勿論ロシアもやりすぎって点ではスリーアウツですが)、グルジアのおポンチ大統領なんですけどね。お手本の如き完璧なる「虎の緒を踏んじゃったぜイェイ」な展開に、遠い目になることしきりでございました。 米の国の偉い人が自分たちのやってきたこと棚上げして非難轟々なのにも、失笑するほかなく。 いずれにしろ泣くのはいつも一般市民。避難してきたグルジア人の「なんで大統領は南オセチアを攻撃なんてしたんだ…!」という悲鳴は、政治家の思惑とか国の威信だとかが如何に国民をないがしろにしたものか、をよく表していると思います。 日本の報道は米の国寄りな印象があります。BBCはさすが秀逸だったなあ。
アメリカは「グルジアの主権を尊重しろ」と口喧しいですが、今回の件は武力の有無を除けば、つい先日のコソボ独立と同じ問題です。民主主義を楯に独立を推進してきた欧米に対し、ロシアは「国家主権と国境の維持」を唱えるセルビアを支援してきました。今回はそれが逆の立場になった。言わば、欧米は自業自得。 その根本に何があるかというと、NATOという、何となく前時代の遺物的な組織の拡大をめぐるアメリカとロシアの抗争です。BBCやAFPなどでは、「冷戦の再燃」という言葉が聞かれました。 なんかねーもう、大国の身勝手さと周辺諸国の政治家の思惑に振り回されて人死にがこんなに出てると思うと、「誰かあいつら撃ち殺してこい」と思いますよ…。 実際問題、撃ち殺したら次が湧いて出てくるだけだとは思いますが。
まあ、そんなわけで週末は情報確認に追われ、昨日はどたばたと浮気先を更新しておりました。夏コミすぎたらぼちぼち歴史に舵を切ろうと思っとります。 吉村昭さんの『史実を歩く』が面白い、そんな夏。(もーちょっと夏読書らしい課題を選んではどうなのか)
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