| 2007年12月18日(火) |
雌伏の時、至福の時。 |
そろそろ復活するぞ宣言しといてまた潜ってました。(笑) サッカーとか漸く入手した物語とか仕事の準備とかサッカーとかに耽ってました。
サッカーはねえ…もう歴史を感じたよ。歴史の偉大さというか。だってあの浦和がだよ、「Jリーグのお荷物」とまで言われたあの浦和が、堂々とあのミランと戦って負けこそすれ(そしてミランが決勝にらんで全力で向ってこなかったとはいえ)あんな暴力的に決定力のあるFWを前半きっちり押さえ込んで、真っ向勝負で退かなかったんだから。見てて涙ホロリときましたですよ。嗚呼、日本のサッカーもここまで来たなあと。 日本リーグ時代から見てて、欧州サッカーに一時期どっぷり浸かってた人間としては、感慨深いなんてものじゃありませんでした。負けたけど幸せでじんわりあったかい。 実は私は今でこそ瓦斯万歳なぞと言うとりますが、元々は三菱ファンだったりします(日本リーグ時代)。理由は、初めて見たホンモノのサッカーの試合(小学校の部活ではなく)が三菱だったから。あと、赤という色が好きなのと、お子様当時の我が家の御用銀行が三菱だったってのもあるな。単純な動機。それだけに捨てきれない想いというのはやはりありますので。 うん、なかなか盛り上がった週末でした。えへ。
欲しかった物語は結局、新宿で入手しました。チママンダ・アディーチェ著『アメリカにいる、きみ』。ナイジェリアの作家で、私と同い年です。読みたいと思ったのはそれもあるし、米国に暮らすアフリカ人のまなざしが描かれていると書評にあったためでもある。 感想――訳はまあまあで、独特の語り口調(原文がそうなのかどうかは不明)は叙情的とは言い難い。でも、惹きこまれる。圧倒的な現実の力に。 ビアフラ戦争のことは知識としては知っていましたが、内部から(一般的なイボ人)の視点で語っているものを読むのは初めてでした。 印象としては、浅田次郎『五郎次殿御始末』のようなかんじです。あの時あの場所にいたかもしれない誰かの物語。 ただ、素晴らしい作品であることは間違いないのだけれど、受賞理由が仮に欧米人の目から見て「初めて語られる未知の世界の物語」だったから、という可能性も捨てきれないのが惜しい。(西側には往々にしてそういう傾向が未だに強い) あと今読みたいのは、レイ・ブラッドベリ『緑の影、白い鯨』です。海外作家ブームらしいですよ。
仕事の準備は何だか大掛かりなことになりそうです。来週、川崎のほうで打ち合わせ。…なんだけど最近まともな会社に出入りしてなかったから(従業員数人〜数十人の小規模オフィスばっかり;;)、緊張します。スーツ出さなきゃ。
あ、クリスマスカードは何とか出せました。運がよければクリスマス当日あたりに届くんじゃないかな!(…) お次は年賀状地獄です。 冬のカタログはまだ買ってません。まだ我慢中。
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