葛生さんは育ちゆえに諭吉先生のことはずっと苦手というかライバル視しているのですが。(祖父の代から家族全員同じ大学でして。おかげで大学受験はその大学一校しか親が認めなかったという嘘のような恐怖体験があったり。そこは偏差値的に雲の上(最後までD判定)だったり。進路指導の先生に「何事も経験」とかいう生暖かい声援を貰って受験したり。末っ子だから拒否権はなかったのよね…。う、受かってよかった本当に…><)
仕事(英文編集・校正)してると、世の中の翻訳者と呼ばれる人たちに、諭吉先生の翻訳論を正座して読ませたくなります。 何でもかんでも逐一対訳すりゃいいってもんじゃねぇんだよ…!(卓袱台返し) 勝手に文意を変えられたら困りますが、こなれた表現は欲しいんです。つまり一回噛み砕いて欲しいんです。説明書じゃなくて雑誌記事なんだから。翻訳講座受けてたとき、同じような講義があったはずなんですが…実践しておいでの翻訳者さんにはあんまり出会わない。何故。 まぁ英語ができる=文章力がある、ってわけではないですから、仕方ないのかもしれない。ネイティブチェッカーも特別表現に繊細な人がなっているというわけでもなさそうだし。 意訳の弊害もあるにはあるけど、私は明治期の翻訳って好きですね。
…というわけでちょっとした現実逃避でした。 (現在、午後16時) (読んでる英訳があんまり酷いもんで、ちょっとね…)
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