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Author:華崎 |
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[演]宝塚歌劇月組「バラの国の王子/ONE」@宝塚大劇場 ☆3 | |
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個人的な趣味の話ですが、私個人は、正直なところ、古くて教訓的で、わざわざ今の大人が真剣に観るような話だろうか、と思ってしまいました。 美しく賢く分別があり優しく欲のない女の子が主人公で、完全無欠な行動をしても、感情移入のしようがない。 映画「千と千尋の神隠し」も、お説教くさくて私はあまり好きじゃないです…。 女の子の人生のイベントが、結婚しかないみたいな描かれ方だし。 歌にはなっているけれど、ずっと説明台詞の羅列だし。 起承転結はちゃんとしてるけど… 霧矢さんは、野獣のコスチュームで動きが制限されてるし、役柄的に受け身だし、出番が少ないし、ちょっとかわいそうに感じた。 蒼乃さんは、並び的に、霧矢さんより明日海さんとのほうが似合いそうと思った。雰囲気が。 このコンビだと、まだ演技の深みはないだろうけど…。 霧矢さんは、城咲さんとはとても似合っていたのに。 お芝居を通して、明日海さんのスター性が一番の目の楽しみだった。 龍さんの王様は、悪い人に見えなかった。それを狙った役作りなのかもしれないけど、全体がおとぎ話なのだから、もっとわかりやすくひねくれててもいいような。 悪い仙女の演技を見て、タカラヅカの悪い女・すれた女の演技は、一通りの型しかないなあと思う。 「STUDIO 54」と同じメンバーが出ていましたが、ドラマシティと音響が違うと感じました。 「STUDIO 54」では霧矢さんだけが歌の上手さが突出しているように感じたけれど、今回は、平均化されたように感じた。 ショー。 身体が重い。なぜよりにもよって、ダンスが苦手な組で、ダンスを前面に押し出した構成にするのか。もっとコンセプトメインのショーだってできるはず。 タイトルが「ONE」なので、みんなで「ワンワン」と歌うところがあり、お芝居が「美女と野獣」で、動物がたくさん出てくるのが頭に残っているので、みんなが犬になってしまったみたいで可笑しかった。 多分演出家の意図としてもわざとじゃないかと思う。 お芝居でイチオシだった明日海さん、もしかして、ダンスは苦手…? 踊れそうに見えるのに。 青樹さんもダンスは苦手なのかなあ。 歌・ダンスできそうな龍さんは気合いが届いてこない。 青樹さんも、どうも元気がない。 技術はともかく、ショーはお客さんを楽しませてなんぼなので、二階席の奥にいる人も、チケ代はけちっているか貧乏かもしれないが、客なので、そこまで意識して欲しい。と思ったけど、震災関連でうかない顔をしていたのかも。 衣装は草野(演出)×任田(衣装)で悪い意味で予想通りに色彩が汚い。 ショーの主題歌を歌っていると思って聴いていたら、いつのまにかいきなりタカラヅカ賛歌になっててゾーッとした。何という閉鎖性。 有事だからナショナリズムなのか?と思ったけれど、地震が起きたのは公演初日の芝居中?休憩時間?だったようなので、まさかその時点でショーの終盤を書き換えたりはしていないと思う。ので、どういう意図で式典的な感じになってしまったのか分からない。 皆殺し演出は、星組の「BOLERO」でもあったので(あれは助かってたみたいですが)、草野さんの精神状態が心配になります。 新人公演も観ました。 基本的に同じことをしてるのに、言い方やタイミングで、だいぶ違うニュアンスになるのが興味深い。逆に本役さんの上手さが分かる。 主演の煌月さんは、なかなか度胸があって、素直な芸風に好感を持ちました。 紫門さんが、新人公演があるのはタカラヅカだけと言っていたけれど、人材育成をする劇団なら、普通、新人公演と題して(題してない場合もあるだろうけど)若手のみ(あるいは若手メイン)の公演をやってる。 本公演と同じ演目を若手が、というのに限定しても、少なくとも新派がやってる。 毎公演システムとして確立されてるのは、とまで言えばタカラヅカのみにはなるだろうけど、「唯一」とか、「初めて」と言った排他的な言葉は、あまり簡単に使うべきではないと思う。 | |
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2011年03月29日(火) |
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