雨の予報だったが降りそうで降らず
午後三時頃からやっと本降りになった。
強い風が吹いており窓を開ける事も出来ない。
蒸し暑さはなく随分と涼しい夜だ。
日曜日らしくごろごろと寝てばかりの一日であった。
あやちゃんが「ハラミ」と「中華サラダ」が食べたいと云ってくれる。
昨夜から気になっていたのでとてもほっとした。
午後のお昼寝から目覚め市街地の精肉店へ行く。
「一条通商店街」なのだが昔のような賑わいは全く無く
殆どの店がシャッターを下ろしており何と寂れたことだろう。
開いているのは精肉店と隣の酒屋ぐらいであった。
精肉店は老舗で昔から同じ場所にあり
大量買いをする時はサニーマートよりずっと安い。
ハラミを1キロ、後はカルビとミックスホルモンを買った。
お財布には厳しいが家族の笑顔が目に浮かぶ。
もう寝るのにも飽きてしまって5時まで自室で過ごしていた。
あやちゃんが生まれた2012年の5月の日記を読む。
5月3日の夜に生まれたのでその日の日記は書けなかったらしく
明くる日の夜に初孫の誕生を興奮気味に書いていた。
感動で胸が一杯だった様子が文面から伝わって来る。
もう14年もの歳月が流れたが少しも色褪せない記憶であった。
何も変わりはしないはずだがそれからは成長の記録である。
2年後にはめいちゃんが生まれあやちゃんはお姉ちゃんになった。
まだ母親に甘えたい盛りである。寂しい日もあったことだろう。
けれども我儘も云わずすくすくと成長してくれたのだった。
「いま」は今以外にはなく現実を受け止めるしかないが
あやちゃんにとっては大きな試練であり
きっと乗り越える日が来るだろうと信じて止まない。
家族揃って焼き肉パーティーとは行かず
いつものように夫と先にお肉を焼いて食べる。
我が家ではもうそれが当たり前になった。
慣れてしまえばその方がずっと気楽である。
7時前に娘達がやっと食卓に着く。
いつもは子供部屋で食べるあやちゃんも座っていてとてもほっとした。
にこにこと笑顔で嬉しそうに食べている姿に目頭が熱くなる。
ずっとこんな夜が続けば良いのにと思わずにいられなかった。
ふと自分が14歳の頃を思い出したが「よけいなこと」である。
そんな苦労話であやちゃんの誕生日を汚してはならない。
私だって成長したのだ。母になる事も出来たのだと思う。
春夏秋冬と季節は巡り終らない冬もなかった。
つかの間の春も終り初夏の眩しい陽射しが降り注ぐことだろう。
※以下今朝の詩
へのへのもへじ
ふくふくとした空に落書きをした へのへのもへじ丸かいてちょん
怒った顔笑った顔澄ました顔 私はどんな顔をしているのだろう
雲にのりたいと云った あのひとを思い出した 随分と歳月が流れたが 私を憶えているだろうか
空は何処までも続いているが 雲はかたちを変えながら 風に流れて消えることもある
へのへのもへじも消えるだろう 何もなかったかのように空は青い
存在は儚く定めに従うしかない 記憶として残ることが出来れば 生き永らえることが叶うだろう
ふくふくとした空に描きたくてならない
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