laugh laugh laugh with rock'n' roll


2020年07月18日(土)

今日は4か月と12日ぶりにライブハウスに行った。
ロックンロールで弾き語り、
唄い手は明日、照らすの友哉くんである。

今の状況になる前、最後のライブハウスは3月頭、
祈るような心地でクアトロにいた。
この日はあのときほどの悲壮感はなかったけど、
それでもいいのかな、大丈夫かな、と思いつつ、
ロックンロールの中に入った。

動員は20人弱、知ってる顔も知らない顔もいた。
友哉くんの弾き語りは17時くらいからゆるりと。
「言ってくれたらBGM消すよ」と言われたのに、
「始めるんでお願いします」の言葉を、
素でスルーされる友哉くんにお客さんも苦笑い。
開演までの地味な緊張感と疎外感、
でも、マイクが入ると、誰もが「そこにいる」、
私の好きなライブが久しぶりに始まった。

1曲目は『シー・イズ・ビューティフル』。
しばらく音楽から離れてた身としては、
今回みたいな緩いアコースティックがありがたい。

そしてふわっと声がフロアに広がっていく感触や、
曲の後、フロアから発生した拍手に、
はにかんだような俯いた笑顔が見られること、
つられて一緒に笑ってしまうことも、
同じ場所にいないと得られない一瞬だな、と思う。
もともと配信にあまり興味はなかったけど、
現場に戻ると、改めてその距離の違いを思い知る。

セットリストはお客さんからのリクエスト中心。

『ビタミン』、『643』、『西海岸マーチ』、
『浮雲』、『ワルツ』、『それから』、
『リストとカッター』、『君の不安は僕の憂鬱』、
『ワゴンタイガー』、『マリッジブルー』、
『「さよなら」を絵に描いたようだ』、
『永遠に忘れてしまいたいあの日が(略)』、
『ダウンタウンヒーローアンドヒロイン』。

たぶんあとプラス1、2曲演ったはずなんだけど、
途中でぶち込まれた「ブログの朗読」が衝撃的で、
記憶があれしてこれしてしまった。
いや、思ったことが書けた!って感覚はわかるが、
(でなきゃこんなこと続けてないよ)
「せっかくだし普段と違うことやりたい」結果が、
朗読会ってのが可笑しかった。
内容が普通に良かったのがまた憎めないのである。

個人的には『浮雲』と『ワルツ』に涙腺がしんだ。
何度でも自分だけの記憶や匂いが蘇る感じ、
思い出したのがこの人の唄で本当に良かったな。
ツアーが中止になってしまったから、
もっと新譜の曲多くてもいいのにとも思ったけど、
いつかのレコ発を待つ、というのも一興か。
リクエストの中に新曲がなかったことについて、
「あの、みんなアルバム出たの知ってるよね?」
と、心配そうに言ってたけど、
たぶん新譜の曲はバンドで聴きたいんじゃないかな。

ちなみに自分は7年ぶりのレコと発が楽しみすぎて、
その反動?で中止が決まった悲しさで封印したので、
本日でようやくアルバム解禁である。

朗読を挟み後半、『マリッジブルー』のコーラス部、
「唄わなくていいよ!心の中で」の一言に、
制する側も制される側もくすくすと笑いが漏れる。
新しい生活様式、一時的な制限か、
もしかしたら今後長く引きずることになるのか、
でも信頼関係があれば、意外といけるのかもなと、
そんな考えが穏やかな空気にふと浮かぶ。

締めは『ダウンタウンヒーローアンドヒロイン』。
息を吐き尽くすように唄う姿に、
こちらもぐっときて終演。投げ銭の話をしてたので、
お気持ち程度のお金を置いて外に出た。
そのまま新栄の友達とご飯に行って、お茶をして、
以前と全く同じ、ではないけど、
以前と似たような日常かつ非日常を過ごして帰った。

この後しばらくライブハウスに行く予定はないけど、
私が求めてるのはやはりこの「空間」なのだと、
明るいだけじゃない、負の感情も含んだこの場所が、
自分にとって大切なんだな、としみじみ思う。

ただいまが今日で良かった。また遊びに来るからね。


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