2024年04月05日(金) |
ライアーの修理と発表会 |
1月9日に修理に出したライアーは、3月18日に帰ってきました。 送ってから、思ったより早く、 修理が終わりましたというメールが届きましたが、 私の連絡がうまくなかったのでしょう。 (音楽素人なので専門用語がよくわからないからかも…)、 直したのは、お願いしたピンではありませんでした。 再度メールで修理をお願いしました。 ということは、他のピンもトラブっていたのだと思います。 急ぎますか?とメールがきましたが、急ぎませんとお返事しました。 そこで、かなりの数のピンを見なおして、 手を入れて修理をしてくれたそうです。 穴に、カンナをいれたとのことなので、新しい手法かもしれません。 以前、先生にピンのゆるみを自分で修理する方法を教わりましたが、 それは対症療法のような感じだと思いました。 穴を直接加工する修理は初めて聞きました。
今まで、何度か直してもらいましたが、 修理した弦と他の弦と比べると、 音の大きさや響きにむらがでていました。 (調弦はちゃんとできて音は合います。) 今回は、全体にむらがなく、 音色は、最初に届いた時の音に近くなりました。 音全体は小さくなりました。 ああ、よかった。 これで落ち着くといいのですが。 何度も修理が続いて、工房の方は大変だったと思います。 私も心苦しい。 修理依頼のメールを出すのがストレスでした。 でも直さないと弾けません。 たぶん、木が、暴れん坊なんですね。 もっと何年か寝かしたほうがいい木だったのかもしれません。 暴れん坊将軍ならぬ、暴れん坊あやめちゃんですね。
毎回、真摯に対応してもらっています。 この修理が、工房の方にもプラスになって、 技術の積み重ねになるといいのですが。
ライアーのレッスンを月に2回にしました。 2回にしてよかったです。 8月に発表会なので。 あの、音の素晴らしく響く会場です。 光に弱い私の目は、高い弦が全く見えず、 見える弦は、1本が少しずれて2本に見える怖ろしい会場です。(涙) ステージ側に移動して椅子に座った時、 もう、終わったなと静かに感じた絶望感は忘れられません。 本音は休みたいけど、出るのよ。
ということで、見えるところだけの弦で弾こうと思った私は、 25から28弦のライアーを作っている工房が販売している、 ショパンのノクターンの楽譜を買ってみました。 先生は、これは無理やり、 音数が少ない中で弾けるようにアレンジしているから、 42弦のライアーには、もったいないからやめた方がいいとのことでした。
そこで、前から気になっていた曲を選びました。 インボルグによせてという曲です。 高いミを使います。できるでしょうか。見えないかも。 もっとやさしい曲にすればよかったのでは…と不安になります。 でも、少し背伸びをして努力をすると、少し、上手くなります。 好きな曲です。心が静かになる感じ。 おはなしと同じ。 自分に今、必要な音を選んでいるのかもしれません。 がんばります。
発表会は、曲を弾くだけでなく、用意しなくてはいけないことが多いです。 前回は初めての発表会でしたから、 いろいろ気がつかないことが多く、心が荒波に揺れるような感じでした。
ライアーを安定して膝に置くため低い椅子に座ります。 会場は普通の椅子なので高いです。 膝が斜めになります。 私は、足もとに置くプラケースを持っていきましたが、 レッスンで使っても、発表会で使っている人は私だけでした。 そう、靴。 ヒールのある靴を履けばいいのですね。 気がつかなかったです。 歩きやすい低い靴を履いていきました。 巨足族の私は、8月までに靴を探さねばなりません。
それからお洋服。 前回は、ふんわり白いブラウスに フォーマルっぽい生地の黒のジャンパースカートにしました。 ライアーは下の形が丸いので、昔は落下事故がよくあり、 修理をする人がいたそうですが、 今は、100均で売っている滑り止めを膝の上におくと滑らず弾くことができます。 ところが!ストッキングを履くと、滑り止めを敷いても、 ライアーが滑りました! 弾くたびに、片手で、位置を戻しながら弾いていました。 おそるべし。 一応、お洋服を着て練習していたのです。 でもストッキングまで履きませんでした。 ですから当日、滑るので、本当にびっくりしました。 お洋服の生地も考えなくてはいけません。 ストッキングは、夏だから、長いのは履かない方が平和かも。 思い返すと、前回は悲惨だったなあと思います。 落ち着いて、弾ける状態にしたいと思います。
何を着たらいいのかしら。 ジーンズとかは避けて欲しいそうです。 痩せていたら、選びたい放題なんですよね。 こういう時、おでぶは困ります。
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