一橋的雑記所
目次&月別まとめ読み|過去|未来
| 2006年04月27日(木) |
初めて此方をご覧の方へ。 |
☆ホントは、08年12月10日。
此処は、一橋@胡乱。なるキャパもハートも胡麻粒大な存在が。 ネットの波間での存在をスタートさせてからの日常と。 その時々、気持ちを揺さ振られたり好きだったり。 否応無しに引き摺られたりした事柄に対する。 アレやコレや割りとテケトーに、放置している雑記帳です。
特に編集年月05年辺りからは、その時々に思いついた。 胡乱な小話と言ふ名の二次創作やら2.5次元創作やらを。 年月日詐称してまで(えー)。 何の注意書きも無しにぶち込んだりしておりますもので。 元ネタに付いてご存じ無い方や。 特定の作品に対してネタバレを恐れる方。 実在の人物団体その他に酷似した世界で展開される。 超いい加減な妄想話を嫌う方には。 全く以って、申し訳無い有り様にて。 この益体も無い言い訳文をお読み下さった時点で。 嫌な予感を覚えた方は、全力で回れ右orスルー下さいますやうに。 伏してお願い申し上げます次第です(平伏)。
| 2006年04月01日(土) |
君が、嘘を、ついた。※ホントは20120825. |
知ってる。 裏も表もないあの子が、本当の事言えない時、どんな顔になるのか。 嘘なんてつけないから、言葉にする前にぎゅっと飲みこんだそれをお腹の中にため込むの。 だから、いつも少しだけ上を向いてる口角に、ぐっと深い溝が刻まれて。 それは、泣きだす寸前の表情に、ちょっとだけ、似てる。
収録の合間の、休憩時間か何かだった。 少し前にあの子がやった映画のヒロインの話になって、あれはちょっと分かりにくかったけどすごい純愛話だったね、なんて言いあってる内に、話題が転がって、ああいう男の子は好みのタイプがどうとか、そういう他愛のない話になっていった時。
ねえ、好きな人でも出来たの。
共演者の一人が、ずっと大人しく聴き役に回ってたあの子に不意に話題を振った。
な、なんで今の流れでそれを私に振るんですかぁ。
困ったように眉を下げて、手をいつものように上下させてたあの子に、だって最近良くこういう話してるからラジオで、と相手が返したから、ますますその動きが加速した。
あれはぁ、構成作家さんの陰謀でぇ…。
なんて言いながら、台本で首元に風を送り出すあの子に、その場にいたみんなが微笑ましげな眼差しを向けはじめた。
でも、恋愛話好きだよねえ。 そうそう、FMの方とか、若い子の恋愛相談にのっちゃったりして。 いつの間にこんな百戦錬磨になっちゃったのって、みんな言ってるよ? 百戦……?!違いますよもうーっ。
あー、暑い、なんてつぶやいて唇を尖らせるあの子を中心に、一斉に笑い声が上がったところでブースの扉が開いて、スタッフさんから声が掛った。みんながそれぞれ立ち上がりブースに向かうのに少し遅れて、あの子がテーブルに手を着いた。その瞬間。 縋るような、躊躇うような、困惑するような、色んな、らしくない感情が入り混じった眼差しが向けられた。 受け止めたのは、ほんの一瞬。 気付いたそぶりも見せずに逸らした視線で、あの子の、強く惹き結ばれた唇の端を確かめて、あたしもブースへ向かった。
正直者のあの子は。 いつまでその嘘を、貫けるんだろうね。
<終わっときます。>
久し振りなんで、ちょっと勝手が分からへん…。 分かり辛いのは仕様としても。
告白の前でも後でもありそうな話になってるといいなあと思いつつ。
あと。 泣きだしそうなの堪える時、瞬き増えることは多分、みんな知ってるから、いじめにならないように手加減して貰えてると思う(何の話だ。
| 2006年03月31日(金) |
何年振りかという…■ホントは201204278. |
続いてます。 つか。 どうすんだ、これ。←
思っていた以上に疲れていたのかもしれない。 気付けば、うとうとしていたあたしが目を覚ました時には、日はもうずいぶんと傾いていて、差し込む西日が眩しかった。
「あ、起きちゃいました?」
流れている音楽は、あたしに無断で聴いたことあるような無いような、ゆったりした歌のない音楽になっていて、ふうん、こんな曲も聴くんだあ…なんて、薄ぼんやりした頭で考えながら、何度も瞬きを繰り返していると、そっとひそめるような声が隣から聴こえてきた。 運転に集中してるのか、振り返りもしない横顔が、逆光のせいで暗くて、ちょっと知らない人みたいで、一瞬だけびくっとする。
「……ゆかりさん?」
気遣わしげな声が聴こえて、ううん、と頭を振る。
「まだ、遠い?」 「え?」 「目的地」
久し振りに出した声は吃驚する位かすれてたけど、知らんぷりで続けると、あの子は、ええーと、ともうすっかり聴き慣れた唸り声を上げた。
「あともうちょっとです。下の道も、思ったほど混んでないみたいですから、15分もかからないかも」 「ふうーん」 「まだ眠いです?」 「ううんー、だいじょぶ」
下の道、とか、車運転し慣れてる人っぽいよねえ、とぼんやり感心する。そういえば、誰かが、ちょっと前に、あの子と何処かに遊びに行ったんだか旅行に行ったんだかってって話をしてたことを思い出した。思いついたら即実行。お出迎えから何から全部お膳立てしてくれて、いつもとは想像つかない位オトコマエだったって。素顔は子どもみたいなのにって。
ていうか。 なんで忘れてたんだろ、その話。 ていうか。 なんで今、思い出して、良く分かんないもやもやした気持ちになってるんだろ。
どうしてだか、一気に目が覚めたような気がした。
あの子の予言通り、車は、15分するかしないか位で、目的地らしいお宿の前に到着した。
「……なんか、凄くない?」
海沿いの道路に面した、大きな木造の一階建の建物。その向こうに、お洒落なホテルみたいな建物もあって、なんていうか、バブリー?多分きっと、お部屋に温泉とかもありそうな。そんな高級そうな旅館の玄関に、あの子は平気で車を乗り付けた。
「凄くないですよぉ」 「でも、お高いんでしょ?」 「それが、平日だしこの時間からのチェックインだしで、全っ然そんなことなかったんです」
もちろん、急に連れてってなんて言い出した手前、自腹切る覚悟はあったけど、持ちネタとかじゃなく、自然に口走ってしまった言葉に、あの子はむしろ誇らしげに応える。ホントにぃ…って続けたい気持ちをやっと堪えた所で、お宿の玄関から、何人かの人がお出迎えに出てくるのが見えた。
「……本格的じゃん……」 「普通ですって」
笑ってさっさとドアを開けて出て行くあの子に、え?と慌てるばかりで身動きも取れないでいたら、助手席のドアが静かに開いた。
「さて、到着しましたよ、お姫さま」
ドアの向こうでにっこりしていたのは、まごうことなきあの子で。 あたしは、吹き出したら良いのか、感心したらいいのか決めかねて、「あ、そう」としか呟けなかった。
落とし所、捜索中……(ぇ。
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