一橋的雑記所

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2003年10月18日(土) 乙女達の饗宴。


……というイメージが先行しつつある、某女子高小説は。
未だ未読(いえ、1、2巻までは読んだ記憶もありますのですが)な己。
ヲナゴスキーを自称しつつも、女子高生が壷な訳では無いのだな、と、
油断ブチかましておりましたですが。
何気にド壷に嵌りそうな作家&御本にブチ当たりまして御座いますです(笑)。

○『Cotton』紺野キタ(POPLARコミックス/ポプラ社)
ビニールテープで括られる事が常識化致しております昨今。
中身の確認出来ないコミックスは特に。
内容紹介文等がカヴァーに見当たらない本を買うことは。
とんとあり得なくなった己と致しましては珍しくも。
所謂、ジャ買いで御座いましたのですが、これがまた大当たりで。
嗚呼、こういう御話を読みたかったのだな己、と。
すとんと胸に落ちるものを感じた表題作で御座いましたです。
社会人女性と女子高生、という珍しい組み合わせで展開する表題作には、
誤解を恐れず申しますと、BL系でなくてもこういう御話は描けるのだなと。
(ものごっつい乱暴な言い回しだな己ながら/汗)
そういう、目からウロコな不思議な感動を得まして御座いますです。
後、奈月さんの同僚真柴くんの立場が美味しいなとか思う
今日この頃の己だったり…(をい)。

で。帯にあったその他の著作も捜し求める事に致しまして、
本日入手したのが↓こちらにて。

○『ひみつの階段』第1巻 紺野キタ(POPLARコミックス/ポプラ社)
此方の方が著者さまの代表作なので御座いましょうか。
なんと、女子高寄宿舎物語で御座いますですが、
残念ながら舞台は全寮制でもミッション系でも御座いませんのです(笑)。
どちらかというとファンタジー系なので御座いますです。
年古りた学び舎や寄宿舎には不思議な力と世界が宿り、
其処を行き交う少女たちの思いの数々が見事に絡まりあい紡ぎだされる物語が。
とてもとても素敵な作品集なので御座いますです。
ヅカ系モテモテキャラの名前が三島なのは偶然?などと言う
突っ込みはさて置き(をいこら)、己的壷は意外や滋子先生だったり(大笑)。
こういう凛とした先生が自分の信念どおり頑固一徹な寮監になってしまうとは。

ところで、祥華学院を舞台とした連作集は、続刊と短編集があるそうで。
暫くは捜し求める日々が続きそうで御座いますです。
嗚呼、楽しみだなあ…ふっふっふっふっふ(マテ)。

※修正:タイトルの「秘密」は平仮名でした…スンマセンです(汗)。

この年になって…というか、この年になったからこそ、
真っ当な青春モノにがつんとやられてしまう今日この頃。
そういうのも、ホント、悪くないですねえ…。

『マリみて』も真面目に全巻制覇を目指すべきかなあ…(をいをい)。




2003年10月16日(木) 久々の、ファンタジー週間(笑)。



先日、久し振りに近所の図書館へ参りまして。
とあるサイトでお薦めのファンタジー小説を探しておりましたのですが。
相変わらずおボケな己、タイトルも作者名も思い出せず(涙)。
かといって、手ぶらで帰るのも悔しいという事で。
児童書コーナーをうろつくうちに。
以前、友人が面白いよと薦めてくれたシリーズがあったので。
手にとって見た訳で御座いますです。

結論から申せば、これが大当たりで御座いましたです♪

○『ドルイドの歌』『歌う石』『夏の王』O.R.メリング/井辻朱美(講談社)
以上3冊、一気に借り受けましたので御座いますです。
本当は後一冊、『妖精王の月』というのがあるのだそうですが、
貸し出し中だったので御座いますです…(涙)。
アイルランドを舞台に、現実と異世界がクロスオーヴァーする歴史ファンタジー。
シリーズ通して何が己の壷かっつーと、やはり、どの作品にも登場する、
素敵なヲナゴ衆で御座いましょうか?(をい)
『ドルイドの歌』のローズマリィ−、『歌う石』のケイ、『夏の王』ローレル。
彼女たちはそれぞれ、運命に導かれてかの地に足を踏み入れる、
「よそ者の」国の娘たちなのですが、
迷い躓き悩み苦しみながら、決してその場に立ち尽くす事なく
自身の求めるものの為に懸命に戦い、求め続けるのであります。
そんな彼女らの冒険を彩る英雄たちの中にもこれまた、
素敵なヲナゴたちが居られる訳で…嗚呼、うっとり(をいこら)。
特に、『歌う石』アエーンとヒロインケイのコンビは最強で御座いますです。
己的には、『夏の王』のグレイスの雄雄しさも捨て難いのですが(マテ)。
兎も角、どのお話にも、友情ありロマンスあり美味しい食べ物とお酒の
描写あり(此処重要/笑)、と読み所は満載で御座いましたのです。
随所に現れる、古代の魔力の気配を色濃く残す、
現代のアイルランドの不思議な風景の数々にも心を惹かれましたです。
心と身体が旅立ちを欲する秋の夜長に相応しいシリーズで御座いましたです。

ところで、ヲナゴヲナゴと連発しておりますですが、
『ドルイドの歌』での英雄クーフーリンとジェイムスの厚い友情等、
別なる読み所もしっかり押えられておりますのでご安心を…(何が)。



さて。
O阪ミナミの新ランドマーク!に焼酎専門店ができたっつーので、
早速覗きにいってまいった訳ですが。
高い天井にまで達する壁一面の棚に並んだ焼酎・泡盛の数々には確かに、
驚嘆致しましたので御座いましたのですが。
例の与那国の花酒『どなん』60度の小瓶にもようやく、
お目にかかれて嬉う御座いましたのですが。

……お値段がどれもこれも、末端価格状態で。
ちょっち、悲しかったっす……(涙)。

品揃えを重視するとこうなってしまうのでせうか…あう…。

つか、もう一件気になっておりました、
ワインと自家製ジャムのお店を覗きにいきのを忘れてましたです…。
だって、すっごい人込みだったんですよぅ…(汗)。

まあ、あと1ケ月もしたらほとぼり冷めて歩き易くなると思いますですが(笑)。
話題の麺処もそれまではお預けという所なので御座いますです。





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