一橋的雑記所
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| 2003年05月30日(金) |
雨だよアメデオ(をい)。 |
てーか、台風で御座いますですよ〜(汗)。 何だかもう、今が季節的にいつなのか全く分かりませぬねこの所の気候は。
昨日の読了本感想文は、知人には不評(笑)だった模様。 だって…ヲナゴスキーな上に爺好きだなんて風評立ったら、 ご近所に顔向け出来なくなってしまうぢゃないですか(をい)。 という事で、『象と耳鳴り』に於ける己的壷は関根三兄弟のお父様。 ちなみに、次点はお母様(あ、こっちを優先すれば立派にヲナゴスキーで 御座いましたですね/をいこら)。 あと、「廃園」がいっとうそそられましたです(何を)。
てな訳で。本日の買って即読了本。
○『秘密―トップ・シークレット』2巻 清水玲子(ジェッツコミックス/白泉社) 清水さんのお話はどれも、人間の持つ空恐ろしさというか。 底の知れない闇を描き出す事に容赦が無いのですが。 そんな人の世の。何気ない素晴らしさや愛おしさをも。 忘れること無く、描いて下さるので。 食事中に読んでしまった(泣)愚かな己への。 痛烈なしっぺ返し的ダメージを払拭してくれる程の。 収録された2作のラストシーンの美しさに、心から、感謝致しましたのです。 一つの物語の中で、絶望と希望の涙の双方を読者に流させる事の出来る、 清水さんの作品にリアルタイムに出会えた我が身の幸運にも、感謝を。
それにしても。 読みながら喰ってたのが肉類で無くて本当に、良かった…(滝汗)。
で御座いますです。 知人お薦めの短編集がようやっと、文庫オチ致しましたので。
○『象と耳鳴り』恩田陸(祥伝社文庫) 恩田さんの長編はどちらかというと苦手な己(汗)。 『光の帝国』は相当好きなので、どっちかってええと、 この方の作品は、短編でシンプルにでも濃厚にネタが凝縮されているものが 己的には相性が良いやうです(『puzzle』も割と好きなので)。 ですから、3兄弟揃い踏みも出来れば短編連作で拝見致したく… 作者御自ら仰られている如く、3兄弟が冗舌に「空回り」しまくる長編は、 ううう…想像するだに恐ろしい…(滝汗)。
今、『冷血』いよいよクライマックスに突入で御座いますです。 「ノンフィクション・ノベル」というのがズシリと胸に堪えておりますです…。
嗚呼、奈良での清々しい休日がどんどん遠ざかる…(まだ呆けておりますですが)。
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