ある音楽馬鹿の徒然カキコ♪...みゅう太

 

 

頑張れ - 2003年10月09日(木)

昨日帰りのバスでヤンキーのカップルが一番後ろに座っていて
私はその隣に座っていた。


最近ヤンキーには割合慣れているので(← なんでだよ)
別に苦じゃない。


でもバスの運転手が
「後ろのお客さん! もっと詰めて多くの人が座れるようにしてくださーい!」
とアナウンスした。

するとヤンキーの男の方が
「そんなこと、わかってんだよ! うっせーな!!」
と叫び返す。


私はこういう雰囲気ニガテ。
針のムシロ。(>y<)


それからそのヤンキー・カップルはでっかい声で色々な会話をしていた。

聞いていると
男:「オレぐらい一日色んな仕事をしているヤツいねーよな。
一日3つ仕事かけもちだぜ。3つ。」

私:「(ふ〜〜〜ん、それはすごい。)」

男:「オマエのためだもん、しかたないよな。」(← 結構神妙)
女:「悪いね。ありがとうね。」



…この簡単なやりとりに少々感動している私がいた。



...

ハーディング再び - 2003年10月07日(火)

先日この日記に書いた
ダニエル・ハーディング指揮マーラー・チェンバー・オーケストラの
鮮烈なコンサート。
ベートーヴェンの「運命」「田園」の素晴らしき演奏。


日曜日にNHK教育テレビでオンエアがあったのですが
皆さん見ました?


テレビで見て聴くのは実演には全然及ばないよ…
といつも思ったりしているのだけど、
それでもやっぱり強烈だった。


あらためて新鮮だった。


こうして再び聴いていると、また本番では気が付かなかったようなことも感じられるものだ。
それはそれはた〜〜〜っくさんあったが、
ひとつ改めて思ったのが、

この「運命」という曲で
交響曲史上初めてピッコロとトロンボーンという楽器が使用された、ということ。


若き天才指揮者と俊英オーケストラは別にこの楽器を強調して吹かせた、とか
そんなことはなかったけれど、
ひとつひとつ、部分部分、惰性的な「今までみんなこうやって演奏してるだろ。」
なんてことを一切捨てたような強い意志で演奏してくれたおかげで
こういうことに改めて「ハッ!」とさせられたのだ。


この日の演奏会にはこういうクリエイティブな空気が満ち満ちていた。


「新鮮」なコンサートとは?

よく名画がだんだん年月がたって、汚れがたまって
修復・洗浄作業をしてみたら
「あれ?こんな絵だったっけ? ここはこういうニュアンスの色だったのか、こういうコントラストがあったのか。」
のような経験をすることがあるでしょう。


音楽も同じ。
絶えず新しい角度から光を当てなおし、検討しながら演奏することで
その音楽が今、その場に生まれてくるような感動を覚えるもの。


特に私は今回、
「ベートーヴェンってこんなに革命的な作曲家だったのか。
これじゃ、それまでの先輩たちに、あいつは狂人だ、と言われたのも無理はない。」

と思わず納得してしまった。








...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home