ある音楽馬鹿の徒然カキコ♪...みゅう太

 

 

大自然!動物たち! - 2003年07月25日(金)

NHKで毎晩、「ほ乳類・大自然の物語」という番組をやっている。

今週から10回シリーズで始まった。
イギリスのBBC制作の番組。


こういう動物番組は、「野生の王国」とか昔はよく見ていた。
森本レオのナレーションのマネをしたりしてね。


最近はすっかりこういう番組とご無沙汰していたが、NHKが執拗にCMを流していたので
つい見てしまった。



面白い。|)゜0゜(|


実に面白〜い。


やっぱり動物の生態っていうのは感動的だ。
どうしてこううまくできているのだろう?


昨日などはビーバーがでてきたが、
ビーバーは川の途中に石を、土を、木の枝を盛り、巨大なダムを作ってしまう。
200メートルもの壁を作って川をせきとめるのだ。
そしてダムの直径は2キロ近くにも及ぶそうだ。

で、その中にこれまた石と土と木の枝で大きな巣を作る。
要塞のように大きな巣。
入り口は水面下にあり、中に入ってから水の上に這い上がる。
クマでも壊せないし、もちろん入れないそうだ。

ビーバーは木の肌や枝を食べる。
鋭い歯でコリコリ噛んで、大木をも倒してしまう。
そして枝を切り取り、冬用に持ってかえり巣の下のドロにさして置く。
そうすると冬の冷たい水の中で新鮮さが保たれるというわけだ。
天然の冷蔵庫。


いやいや、ビーバーの生態というのは昔アニメの「山ねずみロッキーチャック」で
ある程度は知っていたが、こんな映像で見るのは初めて!


テレビからの映像とはいえ、こういう自然の驚異は
なんだか疲れた心身に力をくれるよな〜。




...

ラン・ラン - 2003年07月24日(木)

       ↑
パンダの名ではない。

今年ハタチの中国のピアニスト。
朗朗と書く。
彼はスゴイ。
今度、彼はクラシックCDのレーベルとして最大手のドイツ・グラモフォンに移籍して、
その第1弾としてチャイコフスキーのピアノ協奏曲をリリースした。
(オーケストラは世界で5指に入るシカゴ交響楽団。指揮はダニエル・バレンボイム。)


私が彼を初めて聴いたのは8年か9年くらい前かな?
仙台でジュニア・チャイコフスキー・コンクールというのが行われ、そこでブッちぎりで優勝したのがラン・ランだった。
その模様はNHKのドキュメンタリーでオンエアされたので見た人も多いと思う。
その時(12歳?)のラン・ランはまさにたれぱんだのような子だった。

そのコンクール上位入賞者の東京公演というのが翌年あって、私は彼が弾くショパンのピアノ協奏曲を聴くことができたのだが、
音量こそ子供の音だな、と感じたけれど、音楽はそれはそれは素晴らしかった。
なにより素直で、この子は20年後にはきっと良いピアニストになるナァ、と思ったものだ。


どっこい、それどころじゃなかった!
10年もたたないうちに「良い」どころかものすごいピアニストになった。
それにもう欧米、特にアメリカじゃビッグネームだ。
共演するオーケストラや指揮者のリストを見ても、こりゃ最高クラスのピアニストだ。


去年、ラン・ランはプロとしては初めての来日公演を行ったがこれはもう度肝を抜かれた。
覇気満々、弾いてる姿もかつてのおっとりしたのとは全然違って、音楽と一緒に笑ったり泣いたり狂喜したり、という呈だ。
なにしろ忙しい。
それにホールを揺るがす巨大な強音から、耳をすまさなければ聞こえないような弱音まで、それも音が「濃く」なったり「薄く」なったりする。
どんなに音が多くて込み入っていてもなんのその。
信じがたい技術だ。
中国だから、って先入感だろうけど、「雑技団か」??って感じだ。

周りの評論家のセンセイ方は「ありゃ凄い。」という人と「ありゃ何だ?」という人とかなり極端に意見が分かれていたみたいだったが。


今度でたチャイコフスキーのCDでもそれらが全部聴ける。
なによりラン・ランがこの音楽と一緒になって感じてるのが手にとるようにわかる。
自由で。全然構えたところがなくて。
もう、聴いていて笑っちゃうくらいだ。


今まで色んなチャイコフスキーのこの曲の演奏を聴いてきたけど、
これは最高級のひとつだと思った。



...




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