ダークサイド - 2003年06月19日(木) 昨日からNHK−BSで三日連続「スターウォーズ・特別編3部作」のオンエアが始まった。 私は小学校の時、親父に連れられて見に行って以来の、筋金入り、熱血的「スターウォーズ」ファン。 いやー、何と言ってもスターウォーズは最高!! 何が最高って、そりゃもうアナタ。 ここで私に語らせようってか? (← 誰もそんなこと言ってない。) この日記1ヶ月分はかかるな。( ̄∩ ̄# いや、昨日書いた同僚の発言(お題にした部分でなく、無気力なところに)にものすごく腹がたったわけだが、 オフィスにいると思わず「ムカッ」「カッ」となることがかなり、ある。 そういう怒りにかられた時私は 「いかんいかん、ダークサイドに堕ちてはいかん。」 とか思うのだ。 (← ある意味、バカだ。) ダークサイドってのは、アナキン・スカイウォーカーがフォースの修行中に堕ちてしまった心の暗黒面(そのまんまだ)のことで、彼はそのままダースベーダーになってしまうわけだ。 ルークがヨーダのもとで修行を積んでいる時、「ダークサイドに気をつけろ。怒りや憎悪に身を任せたら道をあやまる。」みたいなことをさかんに言われるのが、当時子供ながらに印象的だった。 こういう葛藤って結構キツくて、ああ、さぞやダークサイドに堕ちて何もわからなくなったら楽なのかな? アイツなんか完全にダークサイドに侵食されてるよな、 とか思ったりする。 でもな…。 ホント、「スターウォーズ」って人間の一番奥をシンプルに捉えてるよな、 って切実に思う、今日この頃。 ... 盛り上げる? - 2003年06月18日(水) 先日あるコンサートの後、社内会議でその担当をした同僚が報告をした。 「まあまあいい演奏家みたいで、淡々とはしてましたが時々盛り上げたりしてたしそこそこ聞けるんじゃないですか。」 このまるで愛情のない、覇気のない報告にもうんざり、というか怒りを覚えたが (大体、ツアーが始まってそのアーティストを0から知るとは何事か!!) この彼の発言の中に、ひとつどうしようもない違和感のある言い回しがあった。 「盛り上げる。」 という言葉である。 なんで??と思われるかも知れないし、この後の私の意見を読んで疑問を持つ方もいるかもしれないが、 私はこの事に関してはどうしても、自分の正しいと思うところを言ってみたいのです。 音楽でも芝居でもそうなのだが、喜怒哀楽ってものは楽譜や台本の中に全部書いてあるもので、演奏家や役者が勝手に表現するものではない。 だから表現者はまず楽譜なり台本をよく読んで、その世界の中に入るのだ。 表現者はその虚構の中で自然に「居て、語る。」 表現者はそこに感じるものにウソをついたら、それはお客にもウソだとわかる。 「リアル」でなくなるのだ。 音楽が盛り上がるから、演奏家は盛り上がる。 「盛り上げてる。」のではなく「盛り上がっている。」のだ。 曲と関係ないところで「盛り上げてる。」ような演奏家は三流以下だ、と思う。 ただ誤解のないようにひとつ突っ込んで補足しておきたいが、 自然に演じる、ということと、他人に自然に感じてもらう、というのは少し誤差が生じるので そこを埋めるために演奏者にも役者にも「技術」が必要となる。 生意気なことを言うな、と言われるかもしれないが、これは真実です。 私も音楽を学校で勉強している時はうっすらとしか感じていなかったが、 一流、と言われるアーティストと一緒に仕事をしたり、 最近芝居を勉強するようになってから、はっきりと自覚するようになった。 一般の音楽好きの方ならともかくとして、プロの一線の仕事をしている人間、 ましてや評論家の人間ですらそういうことを平気で語ってるのを見ると (それも多々。) とっても悲しいのだ。 ...
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