私はすぐ感激して泣くから、映画を見て泣くのは日常茶飯事だけど。
だけど。。。。
だけど。。。。。
こんなにっ!!!!
こんなにっ!!!!!!!
こんなにっ!!!!!!!!!!!!!!!
こんなに最初から最後まで、もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお泣きっぱなしだったことはない!!
マジ、マジ、マジ、最初から最後まで、ずうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううっと感激して、泣きじゃくっていた。
そりゃもう、号泣なんてもんじゃないっ。
映画は「ジャーニー/ドント・ストツプ・ビリーヴィン」
音楽ドキュメンタリー映画だ。
ジャーニー、覚えてますか?
そう、80年代に産業ロックと呼ばれたあのバンド。最近では「グリー」で「ドント・ストップ・ビリーヴィン」がテーマ曲的に使われて、再び大ヒット。
日本じゃ、茶羽ゴキブリなんてあだ名されていたスティーヴ・ペリーがボーカルで。ニール・ショーンとか、ジョナサン・ケインとか。ね、覚えてるよね?
私が高校時代は、友達のモリサン←去年一緒にスケートに行ってたスケ友です。。。。が、もおおおおおおおおおおおおおおおおジャーニー命でっ!!
休み時間に、授業中に描いたというジャーニーの似顔絵とか持ってモリサンがニコニコやって来て「見て、見て、見て」なんて言われて、「いやだあああ、気持ち悪いぃいい、ジャーニー、いやあああ」とか言い合ってた。ジャーニーは私にとってキモいバンドだったんだw。
そのジャーニー。紆余曲折。ボーカルのスティーヴ・ペリーは途中で辞めちゃって。
それでも諦めないバンド。もともとはジャムバンドで、ボーカルはつけたしみたいなバンドだったんだけど。後にボーカル・バンドになって売れたんだよね。スティーヴ・ペリーが入って。。。で、ボーカル辞めてもあきらめないで、続けていた。新しいボーカルを入れてさ。
でも、てんで相手にされず。辛酸なめまくり。。。アメリカでもぜんぜんダメ。話にならんかった。
ああ、もうううう。うがあああああ、みたいな。普通ならあきらめる。解散だ、解散。けっこうお金も稼いだし、もういいだろう?って。
でも、あきらめないんだ、ジャーニー。
よし。ボーカルを探そう! また探そう!って、youtubeで検索しまくるっ!
それで見つけたのが、これらフィリピンの青年とバンドが歌う映像。
この青年の大ファンの、これまたフィリピンの青年が、ネットカフェで。。。しかも、ネット環境が悪くて一晩かけて、必死にアップして、「君は絶対に成功する」と信じて、信じて、信じて、信じて、この歌う青年のためにアップした映像なんだ。
ここから、もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお号泣っ!!
だって、成功を信じて、何ら見返りも求めずに、アップしたんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
その純粋な気持ちに泣くっ!!!
そして、これを見つけたジャーニーのメンバー!!!!!
興奮して、興奮して、そして彼をオーディションに呼ぶっ!!
びっくりしつつ行く青年、名前はアーネル・ピネダ。
フィリピンや香港のクラブなどで歌っていた、貧しい人。
フィリピンの貧しさ、と言えば想像がつくでしょう?
それは道路や公園で寝るような、どん底の貧しさだ。
そのアーネルがアメリカに行く。オーディションを受ける。
そして合格するっ!!!!
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん。
このあたり、もう、号泣で鼻水とまらんモードにっ!!!
そしてアーネルはジャーニーと共に、1972年からのキャリアを誇るジャーニー史上でも「もっとも過酷な」ツアーに出るんだっ!!!
アーネルが初めてジャーニーとしてステージに立ったのがコレ。
ありえん。ありえんっ。
いきなり、コレだよ。。。。。つい数ヶ月前まで、貧乏で、貧乏で、貧乏で、貧民街に住んで、クラブで細々歌っていた青年が、いきなり何万もの観客の前で歌うっ。
しかも、観客を完全に魅了してっ!!!!!
ところがっ!!!
マネージャーから激怒くらうんだっ。
それは、彼が激しく動き回り、飛び廻り、ステージ上を走り回ったから!!
ジャーニーはそういうバンドじゃない、ボーカルバンドなんだから、ステージの真ん中に立って歌えって!!!
アーネルに求められてるのはアーネルという個性じゃない。スティーヴ・ペリーという偉大なボーカリストのコピー。。。。。
ここに彼の葛藤がある。
普通ならここで、めげる。イヤになる。卑屈になる。
でも、彼はそうしない。
そうしないんだっ!!!
その、彼の言葉がいちいち、いちいち、いちいち、すべて、すべて、すべて、素晴らしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!
彼は本当に本当に本当に、天才で、ジーニアスで、そして神が遣わせたのか?というくらいに、人としてすばらしいんだ。
これ以上はネタバレになるからもう書かない。
でも、でも。でも、でも。
お願いだから、この映画を観てほしい!
ジャーニーなんて知らない。好きじゃない。ロックなんて好きじゃない。
音楽なんて興味ない。
それでも、この映画にはぜったいに感動するからっ!!!
すごいからっ!!
これは、生きることの映画だ。
自分を変えることの映画だ。
人生を自分のものにすることを描いた映画だ。
そして何かを、誰かを、愛することの映画だ。
自分を、みなを信じることの映画だ。
そしてそれは不変。
もちろん、こんな大きなロック・バンドのツアーなんだから、裏にはドロドロしたこともあるだろう。
バンドのメンバーも厳しくてさw 鬼軍曹ジョナサン・ケイン!とか、突っ込みどころもある。
でもでもでもでもでも。
そういうこと、ぜえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええんぶひっくるめて、それを凌駕してしまう、それをポンッと簡単に乗り越えてしまう・・・・
アーネルの歌の素晴らしさっ!!!!
アーネルのスゴさっ!!!!!!!!!
もう、ここに尽きるっ。
尽きるよっ。
本当に本当に本当に本当に感動したっ。
アーネルという人の持つパワーに、観客は魅了され、ツアーは史上最高に満杯になり、そしてもう60歳に近いはずのメンバーはまるで20歳の若者たちみたいに、みんな生き生き輝く。
アーネルという1人の、ものすごい、ひたすらただただ歌うことで自分を支えてきた、どんな貧しさも、どんな逆境も、歌うことだけを支えに生きてきた青年の、その純粋な思いで、音楽への愛で、本当に〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜みなが輝くんだっ。
そして、私は死ぬほど感動させられたっ!!!!
アーネル・ピネダ。
すごいっ!!!!
3月11日には武道館公演がある。
もうチケットはほとんど売り切れらしいが、なんとかして、たとえお金なくても、なんでも、夜勤してでも、私はこのコンサート、観たいっ! アーネルを生で観たいっ!!
そしてこの映画、もう一度観たいっ!!!
あ、言うまでもないけど、アーネルの歌はスティーヴ・ペリーのコピーなんかじゃない。彼は制限のある中で、自分の個性を最大限に発揮し、そしてあらゆる人を魅了した。ウムをもいわせずに。
これはセパレイト・ウェイズを歌うアーネル。
音楽の奇跡ってこれだ。
これなんだ。
私は音楽を忘れない。絶対に。そう思った。うん。
音楽を好きで、すごく、すごく、すごく良かった。音楽を好きでいる自分を誇りに思えた。
ありがとう、アーネル。ありがとう。