PS:朝から「パリ・ジュテーム」という短編を集めた映画を見た。20個くらいの短い短編が集まった映画。テーマはパリ。
幾つかいい話があり、特に最後の短編はデンヴァーからやってきた冴えない独身のオバさんが一人パリを旅行して、そこで得るある達観、悟り。素晴らしかった。泣いた。ああ、人生って!!と思って泣いた。そしてそのままこの世界で一番美しい歌、ファイストの
歴史はくりかえすが流れる。涙がドッとあふれ出た。
パリに行きたくなった。パリパリパリ! パリをジイさんと歩きたい。できれば74歳くらいの、枯れたジイさん。。。ウットリ。
昨日、コンサート会場で赤尾さんや宮古くんといった、なんだか懐かしいMUSIC LIFEな仲間たちと話していたら、レナード・コーエンの来日公演がほぼ決まっていたのにポシャッたという話を聞いてオオマイガッと仰け反った。そりゃ日本じゃ人気ないけど。。。でも。でも。75歳。最後のチャンスだったのに!
コーエン。コーエンなら、こんなに貧乏な私でも2万円払ってもいい。ぜひぜひ見たい。
見よ、75歳にして、この色香を→
ダンス・ミー・トゥ・ジ・エンド・オブ・ラヴ。
なんだかゴッドファーザー愛の世界。。。がそのままステージに、みたいな雰囲気だわ。
コーエンは60年代から活躍するシンガー・ソングライター。NYのあの有名なチェルシー・ホテルに住んでいた。
世界1のプレイボーイで。世界1の詩人。
もちろんハレルヤも→
しゃっくりしたりしてるけど。
ハレルヤは、世界中でいろんな人がカバーしてる。日本でもたくさんの人がカバーしてる。信じられないくらいの名曲。
大昔、ジュディ・コリンズと歌うスザンヌなんてのもある→
全身からいやらしさが垂れ流しだわ。
若いときよりも、今の、75歳のコーエンが一番素敵だし、一番見たい。私は基本的にジジ好きだけど、コーエンはその中でも特にすばらしいジジだ。ジジ万歳と叫びたくなるジジ。
コーエンは詩人として高い評価を得ているけれど、やっぱりパフォーマンスも素晴らしいと思う。
ソー・ロング・マリアンヌ→
こうなると音痴なんだか味なんだかも不明なのが最高。
ああ。日本は不幸だ。こんな素晴らしい本物の音楽が聴けないんだもんなぁ。
ちなみに7月にサイモン&ガーファンクルが来日する。これも見たいが、ドーム公演のみ。ドームは入れない。耳が痛くなるから。彼らの『水曜の朝、午前3時」は今年の私のマイブームアルバムなのに!
ああ。ジジばかり集めたジジ・フェスを開いてほしい。
コーエンがトリで、ヴァン・モリソンとかぁ、サイモンとガーファンクルもお願いしよう。それからディランにヤング師匠。。。。すげええ。前座がトム・ペティだ(鼻血)。
などとすっかり元気な風に書いてる私。真相はヤブの中。ギュッギュッ←ヤブの中に押し込んでる音。←ていうか「やり直す」という言葉を知ったのだ。ダメだダメだと思ってばかりいたけど(そりゃ今も思ってるけど)でもダメならダメだったことをやり直そう。解からなかったと気づいたことは思い直そう、そう思った。もう許してくれない人も中にはいるかもしれないし、もう本当にダメになっちゃったこともあるかもしれないけど、でもやり直すんだ。とりあえずやり直す。いろんなことをやり直す。人はやり直せる。
やり直すっていい言葉だ。