ひぽこんコラム

2007年11月15日(木) ワイパックスの謎

宣伝:今日配布の「R25」に、この間のジェイムス・ブラントのインタビューが載っているので見てください(今日、たまたま山手線の隣の席の女の子がそれを読んでいて、これこれ、これ、アタシが書いたのおおおお!と言いたかったが、止めた)。
 それから来週月曜日の「信濃毎日新聞」にREMの記事を書いたので、長野県の方限定で見てください(笑)。信濃毎日の担当の方は「僕は『GREEN』の頃まで買っていました!」と言っていた。もちろん続けて買うように言ったです。


 昨日はそりゃもう朝から具合が悪くて、じょじょに悪くなり、整体に行ってみたけど、無意味で。でも夕方なんだかなぜか「行きます」なんて言っちゃったライブに行かなくちゃならず。渋谷を歩きながらたまらなくなり、また、パクッとやっちゃいましたね、ワイパックス君@安定剤。

 したら。やはりクスリの効き目はすごいですね〜〜〜。それまで「私はどうしてこうも胸苦しく、心臓のあたりがワナワナしているのか? もうすぐ死ぬのか? 誰も助けてはくれないのか?」とか非常に暗い顔していたのに、笑いながらライブを見ていました。

 笑う? いや、昨日見たパトリック・ウルフという子が、24歳、ビヨークと同じマネージャーという鳴り物だったが、蓋を開けたら「ハワード・ジョーンズとデヴィッド・シルヴィアンが合体して、デヴィッド・ボウイに憧れているが、しかし実像は場末のゲイのストリップ・ショー」という実に哀感あふれる、40代ニューウェーヴ世代には爆笑のものだったからです。。。。。かなり笑った。しかしかつてそういうのが好きだった人なら、今も好きかも?

 とまぁ。そんなショーを最後まで見れちゃうほど、クスリの力はすごい。こうなりゃやっぱりみんなクスリに頼るよね。あたりまえだ。

 あの苦しさがサアアアアアアとまるで庭を掃き清めたようになくなる。小さな小さな1錠なのに。不思議だ、安定剤。一体何で出来ているんだろう? ↓
分子式C15H10Cl2N2O2。分子量321.16。融点166℃〜168℃。CAS番号846-49-1。化学名(RS)-7-Chloro-5-(2-chlorophenyl)-1,3-dihydro-3-hydroxy-2H-1,4-benzodiazepin-2-one。鏡像異性体あり。
 だって。ワケわからん。こういうのってどうやって作るんだろうか? クスリってどういう風に誰が作るの? 開発費ってものすごくて、それで高い薬とかあるんだよね。製薬会社ってすごいよね。政界にも入り込んでいたりとか。

 クスリって謎だ。ワイパックスは誰が作ったんだろうか。会ってみたい。
     

 

2007年11月14日(水) ガチじゃねえだろ?

PS:午後3:26、今、J−WAVEで、ハゲちんとクリス・マーティンの歌う「イン・ザ・サン」がかかってる。こんなの流すなんて、ファン? ねえ、ファンなの? 構成の人ぉおおおお???
(それにしてもハゲちんは、なんだか誠実なマジメな人のように歌っているね。ウソツケや。。。。)

 REMレコーディング終了〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

 そして3月8日、フロリダでフェス出演〜〜〜〜〜〜〜〜〜だとおおおおおおおおおお?

 払えるカネはない。
 体力もない。

 ただ、、、、フロリダ。憧れ。。。。。

 来年はまたワールドツアーですな。

 でもアルバムのリリースデイトは上がってません。

 そして私は頭痛とめまいです。あぐうあぐう。もうずっとろくに寝てないから????

ところでこんなものを見つけ↓

しかしながら、ワイパックスを始めとするベンゾジアゼピン系の抗不安薬は 依存が形成されることが分かっています。長期にわたって服用を続けて、突然中止すると 「離脱症状」というものが現れることがあります。いきなり強烈な不安感に襲われたり、 体が震えてしまうなどというものがその主な症状です。ワイパックスの服用を中止する際も、 徐々に減量するなど、医師の指示の元に計画的に行うべきでしょう。

 ええっ? そうなのおお? 医者は「偉いねぇ」しか言わなかったが。どうなのぉおおお?

 さて。相撲も今日で4日目だが、どうも今場所はいろんな意味でスッキリしない。なんかなぁ。手ごたえが違う。こんなこと、相撲ファンとして言いたくないが、「ガチじゃねえだろ?」ですね。
 魁皇があの状態で昨日も勝ったが、なんとな〜〜くガチじゃなく見えてしまった。いつもはガチだよ。前に魁皇がダメダメ4連敗くらいしちゃって→その後の一番のときなんて、もう、見ているだけで胸がいっぱいになるような、そんな顔してた。神が降りた、みたいなノリだった。マジで。いや、マジで。

 でもさぁ、今回は引き締まった顔見せるが、胸にこない。そして勝っちゃった。雅山戦はガチに見えたが、昨日はとてもガチに見えなかった。なんかぁ、ガラガラの九州場所。お国のヒーロー、一人で人気支えてる角番大関の魁皇を、そうそう早く引退させちゃうわけにはいかないというような、そんな事情が透けて見えてくる。

 なんかさあ〜。違うかもしれないけど、でもファンとして、ガチに見えないんだよねぇ。昨日はなんだか力抜けたよ。
 そして白鵬はつまんない。本当につまんない。やっと勝ってる横綱なんて、本当につまんない。憎憎しいほど強くなきゃ、横綱なんだからさ。
 やっぱり朝ちゃんがいないことのツケはあまりに大きいよ。
 これで朝ちゃんがいたら、絶対に一人全勝でさ、最後に引き締まった、憎憎しい相撲を見せて、相手突き落として、ケッて顔して、良識的な人々を憤慨させてさ、すごく面白いんだよね。

 と。すっかり本物の相撲ファンな私でした。語るね〜〜〜(笑)。ワケわからん人には、まるっきりわかりませんね。はい。

2007年11月13日(火) 国民やめます宣言

 怖いニュース

 斧を買ってベッドの下に隠しておいたって。。。。一体???
 捨てられるのがイヤなほど好きなら、なぜ斧を買う? 分からん。愛は憎悪に変わるのか? 恐ろしい。

 しかし最近斧って多いっすね。なんか。斧って、簡単に売ってるの? ホームセンターで斧ってどこにあるのかな? 「斧どこにあります?」「斧ください〜〜」って言っている人見たら、なんか怖いなぁ。背中にドッペり黒い影がまとわりついていそうだ。イヒヒヒみたいな。

 それにしても斧で切られて殺されたくない。痛そうだ。血がどくどく出て、血の気が引くって正にコレだろう。だいたい包丁でチョコッと切っても痛いのに、斧ってどんくらい痛いんだろうか?

 しかし斧だからまだこんなもんで、日本に銃があったら、殺人事件@家庭内って、今の数倍になりそうだわ。今の日本は実は世界で1番病んでいるように思う。

 病んでいるのは家庭だけじゃない。今朝の東京新聞に、農業政策の話が載っていて、農業は今興味津々だからいつも熟読だが、ホント、暗澹たる気持ちになる。

 日本は今、農業を捨てようとしてて、自民党の政策は大規模農業化という絵に描いた餅を推奨している。しかしこの新聞の記事によると(農業人作家のおじさんが話しているのだが)日本は山に囲まれた国で、農地は大体山にへばりつくように、小規模でやるのがほとんどだ。農業は大規模にやって世界に目を向けるものじゃなく、自分たちに向かってやるものだと。自給自足、地産地消。それが基本で、実はヨーロッパの農業もそういうものだ。だからヨーロッパには実に豊かな暮らしがある。

 なのに、農業の実際など見たことも聞いた事もないバカ政治家二世たちは夢のようなことを言っている。そして農家を潰し、外国から運んだ、毒まみれ、長い航海運搬を持たせるためにクスリ漬けになった野菜を国民に食べさせる。病気にさせる。医療費増大。バッカバッカ大馬鹿野郎〜〜。あいつらの脳みそは本当にサル以下だ。

 ああ。サウスバウンド@トヨエツ演じました→お父さんのように「国民やめます」宣言をしたい。そうだ。ここに生まれたからって、どうして日本国民です、なんていわなきゃいけないのだ。いいじゃん。なんだって。私は日本人だが、別に日本国民なんかじゃない。そんなの勝手に決めるな。私はそうだなぁ〜〜、ブータンの国民になりますっ!!とかにしたい。いや、やっぱりそうだ! 私はモンゴルの国民になりますっ!!! こ、これしかないっ! 相撲の国の国民になるのっ。

 あ。魁皇勝ちました、昨日は。涙。でも負けたのは応援している雅山で、ちょっと複雑だったが。。。。

PS:ハゲちんが共同オーナー(っていうか、そのビルのオーナーなんだが)を務める、アセンズのレストラン「グリッド」の共同オーナーが、42歳の若さで(オレと同じ年や!)死んじゃった。駐車場から落下しての事故らしい。バンドはガックリしてるというが、ハゲちんのガックリはかなりだろうに。可愛そうに。
 しかしグリッドは、私、レシピ本まで持っているんですが(!)おいしそう〜〜なんだよね〜〜〜。ううう。

2007年11月12日(月) アリさん

 リンゴ@信州中野でもらってきた紅玉・・・・・・を剥いていたら、中から「アリ」が出てきた! びっくり! 中からだよ! どこにいたんじゃ? リンゴから生まれたのか? なんじゃあああ?

 びっくりして、皮といっしょに三角ゴミ入れにポイッとしちゃったんだが(鬼。。。)、その後、見ていたら、そのアリは必死に這い上がってきた。ありゃ〜〜、根性あるわ、こいつ。

 その根性にほだされ、アリをピキッとつまみ、ベランダのバラの鉢植えんところに置いてみた。したら、なんか、土にまみれて、ヨレヨレしてるから、ありゃりゃ、と思って、もう一つのバラの鉢植えんところに置いた。そっちは古いバラの方で(新しいバラをこの間Oちゃんからもらったのだった)土がもうしっかりしてるから、そっちだと歩けるようだ。

 地面じゃないし、友達もいないが、アリよ、せっかく信州中野から来たのだから、この東京中野のベランダで、しばし生きなさい、と思った。生きれるかは分からないが。。。。アリのえさって何?

 しかし。子供の頃、私は大そう残虐で・・・子供は意外とみんな残虐だが特に・・・アリがアリの巣に帰っていく姿なぞ見つけようものなら、アリの巣を穿り返し、ジャアアジャアアとホースで水をかけて全滅させていた。。。。。何度も。

 なんでそんなことしていたのか? 分からない。しかし、朽ちた木とかにアリの巣の巨大なのを見つけたりすると、そりゃもう身震いするほど嬉しくて、ホジホジしまくっていた。友達といっしょになって、木をベリベリひっぺがし、キャアキャア言いながら、ホジホジしまくっていた。今でもその光景を覚えているほど、楽しかった。。。。。

 田舎の子供は素朴ではありません。大そう残虐です。
 
 たぶん今、その罪を償う日々なのか????? ごめんね、アリさん。許してくれとは言いませんが、どうか成仏してください。南無南無・・・。

2007年11月11日(日) 奥田英朗 『ウランバーナの森』




 昨日は奥田英朗のデビュー作『ウランバーナの森』を買ってきて読んだんだけど、こ、こ、これがっ!!!! 和田は奥田英朗に、ずうずうしくも、勝手に「同じ魂」をヒシヒシッと感じてしまいました。

 この小説は、実はジョンという男が主人公で、彼は元世界的なポップスターで、今は主夫してて、妻の故郷の日本の軽井沢で夏をすごしている・・・って、そうそうジョン・レノンの、主夫生活中のお話という設定。

 何せ奥田英朗、音楽評論家になろうかと思った、っていうくらいだからね。

 って。そんなところに同じ魂は感じておりません。あ。解説(文庫だから)は大鷹俊一先生(音楽評論家)でした。

 どこに同じ魂って。。。。。実は物語は、ジョンが精神的な葛藤葛藤から、ひどい精神的な病で、頑固な頑固な便秘になっちゃって、それに苦しむ話でね〜〜〜〜〜〜。実にビロウな、実にビロウな、あまりにビロウな表現がね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。浣腸打ったりとか〜〜〜〜〜〜〜。ひゃああああああああああああ。ジョン・レノンのファンが読んだらどう思うのだろうか?

 でもとにかく、そこに、そこに、そこに、和田は同じ魂を感じちゃったんですっ!!!! 浣腸に感じちゃったんです〜〜〜〜(←問題発言)。ううおおおおおおおっ。この人の、微に入り細に入りの、病気の表現、病院の表現、しかもかなりビロウであからさま。。。。。そこに、そこに、同じ魂を感じちゃったんですうううううううううう。そして病気への不安やら、病院へ感じる愛とか安心とか、そういう様々な病気にまつわる表現1つ1つに共感と魂の共有を感じたのでした。勝手に!

 あああ。和田の本、無理やり送りつけるかな。。。。ふふふふ。ファンレター書いちゃおうかな♪

 ああ。奥田英朗、面白い。すごいなぁ。浣腸の話もこの才能があれば、ここまで昇華できるのですね。
 ハラショーハラショー。

 それにしても奥田英朗、ヒット作『イン・ザ・プール』の表紙ってニルヴァーナの影響大でひた。ニルヴァーナが好きだったんだなぁ〜〜。ってことは、よもやハゲちんのことも????? (ご存知ない方のために→ニルヴァーナのヴォーカル、カート・コバーンという人は若くして猟銃自殺しましたが、彼が憧れた人がハゲちんでひた→そこが間違っていたのかも、そもそも?)






 『ウランバーナの森』、音楽ファンなら、是非とも一読を。ものすごおおおく面白いです。

2007年11月10日(土) ロンブー淳の天才っぷりをしつこく

 たごちゃんが教えてくれたのだが、ジャマイカのダンスホールレゲエのパテックス(貼り薬か。。。)という人が、そんなのカンケ〜ネ〜〜を勝手に使って、ジャパニーズダンスなんちゃらという曲にしている。その人のマイスペースのところに行くと聞ける。超下品だわ。すごいわ。

 そんなのカンケ〜ネ〜〜も最近はTV見てないから、あんまり見てないなあ。でもこの間たまたまTVつけたら出ていて、とんでもない目をしていた。相変わらず。あの目が好きだが、この間、友達に言ったら大不評だったなぁ。よしお。。。。

 私の好きな芸人たちは大抵不評で、ロンブー淳好きも不評だ。しかししつこく言うが、あの、淳のドライさ、情のなさ。とにかく面白くするのが一番という、あの非情さがたまりませんね。自分がどういう人に見えるかなんて関係ないの。その点で言えば、彼はナンシー関に近いのかもしれない。ナンシーの、あの、どこまでも自我を殺した表現の潔さと美しさ、もう高潔というべきあの表現に、淳は近い、和田はそう思いますわ。敦はやはり天才なのです。

 と。昨日は長野で癒されてきたのですが、昨夜はまたあまり眠れず、今日は畑の収穫祭だったのですが、欠席しちゃいました。フラフラでとても行けません。

 明日から大相撲九州場所だ。
 魁皇が角番で、もしかしてもう駄目かも。。。。。引退かも。それが唯一の気がかりです。朝ちゃんはまだいないので、魁皇を応援します。

2007年11月09日(金) 農業遠足 パート2

 今日は長野北部までリンゴ狩り遠足に行ってきた!
 それは春にも行った「東京農園倶楽部」の主宰で。。。またジジババたちと。。。

 今回は朝7時荻窪駅集合という私にしては大冒険だったけど、行って良かった。長野万歳。素晴らしい。移住したくなった。

 詳しくはまた農業ブログに書きますが、いやぁ〜〜、長野県は素晴らしいね。そして私は長い間、長野県の新聞、信濃毎日新聞にロックアルバムの紹介記事を書いているのだが、その長い間にREMを、もう、何回も紹介しているのだが、今回もまた紹介していいよって返事をもらったところだった。ハラショ〜〜ハラショ〜〜長野県。

 そして帰り道。荻窪駅解散で、昔〜〜〜、荻窪に住んでいる頃によく行ったラーメン屋さんの漢珍亭に行ってみたら、まだ健在で、オジちゃんとオバちゃんも健在で、オバちゃんなんて顔が全然変わっていなくて、ビックリ。そしておいしいままだった。感涙。

 漢珍亭は、荻窪タウンセブンの横にあって、いや、同じビルなんだけど、ヘンな横にあって(ルミネとの間)そこは2階で、そこの1階には昔、大名という名前の、京樽みたいなすし屋があって、和田はそこで学生時代にバイトしていた。そしていつもお寿司の余りを漢珍亭に持って行ってて、その代わりにオバちゃんがラーメンに卵やら何やらをサービスしてくれたりしていた。すごくすごく大昔の話。

 そんなことを思い出した。でもあの頃の自分と、今の自分が同じ自分で、1つの線でつながっているなんて、なんだか妙な気分だ。昔の私は昔の私という人で、今の私は今の私という人のような気がする。

 でも懐かしい場所に帰ると、たちまち昔の私がムクムクと顔を出す。不思議な、私が、2人いるような気持ち。

 病院に通いまくっていた荻窪時代。懐かしい〜。

 それにしての長野のリンゴ農家は素晴らしかった。長野の北の方は空気も、雰囲気もすべてがパーフェクトに美しかった。あんな中でキャアキャア言いながら育っていたら、ものすごく素晴らしい人になれた気がする。

 今度はゆっくりと、スケッチブックを持って遊びに行きたいなぁ〜〜〜。

 とか言いながら、最後の最後に、小布施でワインの試飲をずうずうしくしまくって、興奮した私たちだった。。。。
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