PS:すばらしいお知らせ。博多に行くならぜひ
このお店へ。ひびき、と言います。元ハゲちゃん同盟の方(笑)がオーナーです! すてき〜〜。すごい〜〜〜〜〜。すごい〜〜〜〜〜〜〜。
PS2:今年はジェフ・バックリィが死んで10年ということで、ベストアルバムが6月に出る。そのプロモーションのために、アメリカでは公開されたドキュメンタリーのVHSをソニーさんが送ってくれたので見た。うううむ。天才で純粋すぎる。素晴らしい。でも死んじゃった。40歳のジェフの歌が、今聞きたかった。この時代に一緒に生きて、一緒に悩んで、一緒に苦しんで、そして歌ってほしかった。アーティストは死ぬことで神格化されて伝説になるけど、それでも私はそれよりも、生きて、駄作を作ったりしながら、人間として生きているほうがずっといいと思う。ジェフもそんなこと言ってた、言ってたのに死んじゃったよ。
そんなこんなで十数年ぶりにオトンに会いました。
その時間、わずか5分。鬼嫁、じゃない、鬼娘。ええ。私。鬼娘ですもん。
しかしパッと見た瞬間「こいつ、チンピラか?」という風貌にまずウンザリ。来ちゃった自分を呪いました。
しかも会った最初の言葉が「おい、金くれ。タバコ買うから」
ドワァ〜〜ン。逃走したくなりましたわ、マジ。すごいでしょ、オレのオヤジ? ただの「ダメなオヤジ」とかとも全然違うんですわ。
んだからオレも「たばこぉ〜?んなもん吸わんでよろしいわ」となぜか大阪弁になり、どっか行こうとするから「どこ行くねん?」と言うと、「オレのアパート」とか言うから、「そないとこ行かんわ。そこ(ドトールみたいなとこ)で茶のみぃ」などと、あごでしゃくって場所しめし。どんどん怪しい大阪弁となり。目つきも悪くなる。こっちも「極道で生きてまんねん、ワテもな」みたくなる。
するとオヤジ、スッと消えて自分でタバコを買いに行く。ガンとちゃうのか? タバコなぞ吸うなんて。と思っていると戻ってきて「オレはアイスコーヒーな」などと勝手に注文して、もちろん金など払わず。どんどん座ってる。アイコー? だから大腸癌ちゃうのかぁ?????
とにかくもう。この時点でオレは具合悪悪悪が最悪化。
ワイパックスを取り出してバクバク。安定剤ガブ飲み。
「1分で済ませよう」と決心して、オレの紅茶とオヤジのアイスコーヒーをテーブルに持っていくと、オヤジは、隣でオバちゃんたちが肩を丸めてチュウチュウと可愛くアイスティー飲んでるような場所で、立て膝して座り、タバコをすぱすぱ忙しそうに吸って、ドッから見ても「ガラの悪いチンピラが、お金を返さない主婦に『奥さん、借りたもんは返してくんないと困りますよォ』と言いに来た」ようにしか見えないっ!
最悪。最悪。心の中で周り中に「この人とはカンケーないですからねえええええええええええ」と叫びまくる。泣き叫びたい気分っすよ。
んで、「カラダ、えらく辛いわぁ」などと言うから「ガンなんでしょ?」というと、「検査はこれから」などと言う! なぬううううううううううううううう? これから?????? しかも「腸の検査は大変で、検査する前にポリープが取りきれなかったらその場で開腹するとかサインさせられるんだよな」とかエラソーに言おうとするので。「チョット待った!」と話を止めさせる。
「悪いが、その検査何度もやってんだ。こちとら。ガンだぁガンだぁ言うから着たのに。ガンじゃぁないのか?」というと「だからどうやらポリープあるから、、、」とかしどろもどろ。
ばかやろおおおお。こちとら、忙しいのだ。とブチ切れそうになると「でも、めまいもひどくて」などとどっかで聞いたようなことを言う(笑)。「めまい?めまい? そんなんこっちは何十年もひどいわっ。まっすぐ歩けないことなんてしょっちゅうだわ。何言うてる?」などと言うと、オヤジは「なんだ? おまえは具合悪いばっかりか? おまえはまったくしょうがないな」などと言いくさる。自分は同情してほしいが、人には一切同情しない。
そしてまた金の話。誰それが幾ら持ってて。オレは幾ら稼いで。オレは誰それから金を巻き上げるつもりで。誰それがどんだけえらくて。誰それがどうした。誰それが誰それが。オレにはまったくカンケイない話を、ものすごエラソーな口調で、する。自分は今すごいことを語ってて、いっぱしな人間なんすよ、みたいな口調で語る。すんごい中身ないのに。とにかく人を不快にするオーラを放ちまくり(←オーラ???笑)卑屈な目で、空威張り。いるよな、こういう人。
ああ。ダメだダメだ。この人は一切変わってない。この分じゃ、あと5分もしたらまた「そんなこんなで金くれ」になる。以前のように「お前みたくカラダ悪くてばかりじゃ、生きててもしょうがないだろ。死ね」になる。何度言われたか、それを。もう、十分分かった。分かった。バカらしい。
そう分かったので。「じゃ。検査がんばってください。これで」と、熱海の神社で買ってきた100円の葉っぱ(2000年の大楠)をやる。オレはまだ甘いね。
しかし立ち上がると。オヤジの方が金もとれないなら時間の無駄、とでも思ったか、オレの態度に呆れたのか、さっさと立ち上がり、先に帰りやがった。すげぇムカつく。
それからずっとしばらくものすごく具合悪く、気分悪く、考えることやまもり。でもこれで本当に分かったと思った。自分は甘かった。あんなにというか。とにかくずっとずっと父親には不快にされ、イヤな思いしか味合わせれず、言葉や暴力の虐待をされてきたのに、まだどっかで父親と和解すべきでは?などと思っていた自分がいた。
でもそれは本当に大間違いだった。今後本当に父親がガンで死んでもなんでも、私は二度と会わない。絶対に。どんなに非業な娘だ、とか、どんなことがあっても親子だろう、などと甘いことを言う他人が割り込んできたら「お前らにはこの決心にいたるまでのオレの壮絶な思いが絶対に分からないだろう」と、クビ根っ子つかんで、言ってやるつもりだ。おらぁ〜〜〜、ガタガタ抜かすんじゃね〜〜ぞ〜〜〜、みたいなぁ? とにかくオヤとかヤダ。玉子で生まれたかった。ああぁも玉子でもオヤがいるか。ならば突然変異じゃなくて、ええっと、なんか突然フッと世に湧いて出てきた異性物がよかったな、オレ。。。
夜、畑友達の氏家さんがメールで「父への娘の役はやり終えたってことでいいのでは」と書いてきてくれた。それはその通りだと思ってありがたかった! やっぱり遠くの親戚より近くの他人だよ。
と。そんなこんなで。夜にはオカンと気分直しで、チャンコ屋へ〜〜〜〜。バクバクバクバクとふたりで爆食。入り口に千代の富士の写真などあり。割り箸の袋も全部お相撲さんの絵柄で。いやぁ〜〜〜。チャンコチャンコ〜〜〜〜♪とご機嫌に。オカンとオヤジの悪口大会などして盛り上がったのでした。オカンは「あのオヤジと一言でもしゃべると、2日くらい気分が悪い」などと言っていた。
「悪いものがとりついている」とか言い合った。久々にオカンと気があった。悪口って盛り上がるね〜〜〜。
そんなわけで。第2東京タワーには、どす黒い雲がかかっているのでありました。。。。すまぬ。暗い話で。