ひぽこんコラム

2007年02月25日(日) 妄想癖、そしてお子 そして沢野さん

PS2:女番長! かなり気に入ったので、出かけにアップ。

PS:今日は鎌倉で個展を開かれていた沢野ひとしさんにお会いしました!!文春文庫のIさん(毎日登場!)が沢野さんの担当でもあるというご縁から!(↓サインもらった!)



 たくさん励まされ、たくさん感動し、人生を思い直した今日。
 あれこれ書きたいけど疲れていて、しかも明日からは熱海へ行きます。なのであきらめ、そしてしばらくここもお休み。

 ただひとつ。沢野さんに「たくさんたくさん描きなさい」と言われました。号泣。帰りに100円ショップでスケッチブックを買ってきました。そういや最近ちっとも描いてないや。
 私の原点の沢野さん。素晴らしい。ありがたい。すごく感動して、とにかくこんな出会いが出来て、感謝してる。1冊本を作ってこんなご褒美をいただけるなんて。本当に感謝してる。
 ↓落ち込んでいてごめんなさい、と思った(でもそれが渡しだからしかたないんだけど)。


 落ち込んで、未来に展望が開けず、グズグズな気分のときは妄想がふくらむ。しかももうどうでもいい妄想。というか、ありえない妄想。

 昨日はソレを友達とやってみた。
 たとえば「○子がもしすんごい美人でオッパイボーンで半分くらい常に乳出し服とか着ちゃって、高慢な女のラジオ・ディレクターだったら(←友達はラジオのディレクター)」などという設問から始まり、延々にありえない、くだらないことを話し合う。
 「仕事なんてもちろんカラダでもらう」
「でもいざもらっても自分はなにもやらない。若いADにやらせる」
「そのうち若いアナウンサー志望の美人女子集めて、売春まがいをさせる」
「そのうちそっち一本で食って行く」
「城に住む」
「あ〜〜ら、和田、文庫なんて出したの。いいわ。パパに言って全部買い占めさせるから」
とか。言い出す。最初は何言ってんのよとか言ってた友達もどんどんエスカレートし、どんどん言葉つきも変わる。欲望はふくらみ。世界は私のために、になってくる。

 こんなこと延々やってました。楽しいっす。人は自分の人生とか固定観念に縛り付けられているが、ちょっと視点を変えると色々が見えるし、色々なんでもアリ〜〜だよね〜〜〜ということが、こんなくだらないことから実はわかったりもしますです。ほんとだよ〜〜〜ん。

 しかしこのくだらない遊びは高校生ン時からやってま。
 バカなオレ。
 ちなみに「森に住む熊だったら」編などもあります。それはかなり好きです。

 ・・・ところで。様・狭心症&落ち込み、、の割には昨日はお友達のお家へ。お正月にも行って、そのお子とは仲良しになっていたのですが、今回もまたお子に愛され、寒風の中、ベランダでシャボン玉をやる。
 
 シャボン玉を吹いたのは何十年ぶりだろうか? 甥っ子ともやったから、15〜6年ぶりだ。シャボン玉は意外と高く飛ぶ。でも友達(オトン)が買ってきたのは、今時っぽい色々テクが使えるようなシャボン玉セットではなく、懐かしい、前からあるタイプの素朴なやつ。それでもなんでもお子は大ハシャギで、「おばちゃんっ!」などと叫ばれて(オネエチャンでしょっ!と無意味に叫ぶ私)仲良くやりました。そこの「お子」は完全に手名づけたな。ふっ。
 
 と満足に浸っていたら強敵出現っ! →コ袋に謎の人形グッズをしのばせてきて、次々にそれを手品のように取り出し、お子の心を骨抜きにし、魅了していく。ハメルーン野笛吹き? 初めてその人はお子に会ったのに、瞬く間にお子はその人に夢中だっ! 激しく身悶えし、叫び、さっきの寒風の中のシャボン玉など忘れたように興奮している。ぐそ〜〜。負けた。完敗だ。しかしそのハメルーンの笛吹きが、私の文庫の担当のIさんだなんて。意外な顔だった・・・。Iさん、児童文学の分野へ。。。いつでも移籍できまっせ。

2007年02月23日(金) ストレス

 様・狭心症ってなんだ?
 鍼に行ったらそういわれました。特に心臓が悪いわけじゃないけど、ストレスで狭心症みたいになってて、冠動脈がキュウウッとねじれちゃうらしい。

 ううううううううううううううううううううううう。
 もう本当に死んじゃうぞ、オレ。

 でもその後内科に行って心電図測ったら特になにもなくて。ストレスだね〜〜と言われた。

 ストレスって一番悪いんだね。本当に。

PS:ありがたいことに、今、市場に出回ってるR25で、和田の本のレビューがドカ〜ンと大きく出ている。すげええええ。すげええええ。「このインタビューをやらせて」とか「このCD紹介させて」とお願いしても中々難しいのに(苦笑)。すげええええ。ありがてえええええ。ありがてえええええええ。よかったら読んでくだしゃあああああい!

PS2:ストレスだから、さっき近所の喫茶店にボオオと紅茶を飲みに行きました。そこは「お菓子食べ放題」でおせんべとか駄菓子とかが置いてあるの、たくさん。紅茶もおいしい葉っぱで入れてくれて、ポットもずっとろうそくの火で温めてくれてて、牛乳もたっぷりくれて、なんならこれも!と柚子ジャムまでくれて。500円。今日は満員だったのであんまり長居できなかったけど、それでも漫画2冊読みました。どうにもならないときに行く、そこはオアシス。狭い喫茶店。

2007年02月22日(木) ニャンニャンニャンの日

 トラックが四谷と赤坂の間の高速道路から落っこちたり、青山で火事があったり、東京も陽気の移り変わりのヘンテコな時期だなぁと実感。

 そして私も体調悪いまま。

 昨夜は夢に昔飼っていた(事務所で)猫のジャッケルが出てきた。ジャッケルは恐ろしい目が異様にでかい猫に襲われ↓(こんなヤツ。私が描くとちっとも怖くない・・・ちゅうか幼児のいたずら描きになるのはどうしてだ?)



 そして私は襲われ、死にそうになり、なぜか水に沈むジャッケルを救おうと必死に抱き上げ、泣いて叫んで叫んで叫んで。。。。そして心臓バクバクして目が覚めました。

 うううっ。ジャッケル・・・。私、かなり病んでおるようだ。目玉のでっかい化け猫君はなんの象徴だろうか? フロイトだっけ、ユングだっけ、なんでもいいから、誰か分析してくれ。目玉化け猫。そして可愛いジャッケル。

 はっ。今日は2・22。ニャンニャンニャンで猫の日。
 だからだったのおおおおおおおおおおおおお????

2007年02月21日(水) タロウその2




 タロウ、、、もう飽きちゃったの? ひゅ〜〜〜。

 でもいいの(?)。今日うれしいものを受け取った。それは読者の方からのお手紙! しかも2通も!!
 どちらも女性からで、年齢はそれぞれ違くて、ええっとでも、どちらも本を面白く読んだ!!という内容で。なんてありがたいっ!!

 メールとかじゃなく、手紙をわざわざ書いて、しかもそれを出版社宛に送ってくださるなんて(それを転送してもらったのです)。私もときどき本に感動すると、手紙を出そう!と思うけど、でも実際に書いたことはない。そこを書いてくださるなんて、本当に本当にありがたい。すごく勇気ずけられ、ものすごいエール。

 こういう仕事をしていたも、ふだん読んだ方から手紙をいただく、ということはほとんどない。思い返すと、大昔、ミュージック・ライフでお仕事していた頃に1通か2通もらったことがあるくらいだなぁ〜。後はほとんど人の記憶などに残ることはないだろう。

 だからこうしてお声をいただくのは、本当に本当にうれしい。宝物にしようっと♪

 自慢でした。
 
 

2007年02月20日(火) 加藤に爆笑

 今朝の4チャンネルのワイドショーでブリトニー、頭丸める、、、をやっていたのですが、コメンテーターの女性が「彼女はいつも孤独で。あれだけ成功したのに不安で。誰かにいつも見てもらいたいから」などとあれこれもっともらしい精神分析を一席ぶった後、司会の加藤が「そこまで考えててないでしょおおおお」とあのダミ声で一蹴。爆笑。ほんま、そのとおりだぜ! 加藤、今までこの番組を見てなかったけど、見るぜ! 

 それにしてもどうして彼女はそこまでぶっ壊れるのか? と昨日も人に聞かれましたが、そこはやはり「おくちゅりのせい」でしょう? 

 ところで農業ブログを始める、、などと書きながら始めてないのですが、それがあのブログサイトがぶっ壊れてて全然更新できないからです。昨日から何百回も入れているのに、まったくダメでイライラすることこのうえない。違うブログをやはり立ち上げようかな。ま、どこで私が何を書こうとあまりどうでもいいのだが。でもせっかくやっていたブログだから止めちゃうのもなんだかなぁだしなぁ。
 ↑
とかいう私の激怒りが電波に乗って伝わったのか、アップできました! ふがあああっ! 和田の怒り、ネットをも通す!
 なんで、もしよろしければ和田の新連載(?)ロード・トゥ農業なブログを読んでやってくださいなぁ。

 それにしても具合悪い。
 でもみんな回りも具合悪くて、春先だから仕方ないのかと思う。
 でもあまりにも悪いから、もう鍼にも行けない。だって「ここが悪い」といえないから、なんかもう面倒だ。全部悪い!!と言いたくなります。でも昨日はやけっぱちな気分で、六本木での打ち合わせのために原宿から歩いてしまいました。1時間・・・。着いたときは汗かいて、テンションあがってて、相手のみなさまを驚かせてしまいました。でも原宿表参道あたりから乃木坂に抜ける道を歩いていると、オサレなお店が並んでいて、はぁ〜〜〜金があるとこういうところに来るのか? と思ったけど、でもどの店もガラガラで、ただの「東京の本店という看板」なんだなぁとも思いました。表参道に本店、というだけで地方のデパートなどに入りやすいと聞いております。でもその店のウインドウ覗き込んでるのは、オレのような野郎なわけで・・・。ふううむ。

・・・ところで。NYのお友達情報によると、昨日NYで行われたアーケイド・ファイアのショーにハゲちゃんが来ていたとか! ニコニコしていたそうです。どうなってる、REMのレコーディング? しかし来週月曜はもうチベタン・コンサートだから、リハなどもあり、早めに来ているのか? ピーターはアセンズに今いるという情報もあり。う〜〜む。う〜〜む。 

PS:ところでこんなニュースが↓オタク男の面目躍如? すばらしいね。

 ニコラス・ケイジと『トリプルX』シリーズのトッド・ガーナーが、ディズニー・アニメの実写映画化作品をプロデュースすることが明らかになった。映画化されるのはアニメーション古典『ファンタジア』の中に登場する「魔法使いの弟子」を基にした物語で、ケイジが主演も務める予定だ。脚本は『エラゴン 遺志を継ぐ者』のローレンス・M・コナーとマーク・ローゼンタールが手掛ける。

2007年02月18日(日) 思ひ出のフィギュアスケート♪〜〜えっ?NY?

朝からまた喘息気味なので、うだうだとメール見たりしていたら、山形のお友達が「こんなん見つけたで〜〜」と、私ら共通のアイドル(笑)→天才フィギュア・スケーターのロビン・カズンズ様の映像がyoutubeに落っこちてるのを教えてくれた。
30年前である

 しかし。すばらしい。なんてキレイなスケーティング。今だ彼以上のスケーターはいないわ。「イギリスの王立バレエ団にも合格したのに、それを蹴ってスケートを選んだ」というのがウリでしたね、ウリ。優雅で、ピンと背筋が伸びて、しなやかで、流れるようで、ジャンプが高くて遠いの。は〜〜〜〜。キレイ。彼は私にとっての最初の王子様でひたわ。
 
 彼に勝てるといえば、もう2002年の、この神がかっていたこの人くらいだろうに。
 
 しかしカンドーしたあああ!と鳥肌もんといえば、このときのこのすべり以上はもうありえないのでは??
とてつもない鍛錬を積んだ人間の、自信にあふれた、緊張感に満ちた、そして何よりもガッツあふれるその一瞬は人を感動させるね〜〜〜。泣いたよ。そして今見ても泣ける。
 
 それからそれから(しつこいよ〜)エキジビションのこのふたりはすごかったよ〜。それぞれソロなのに。すごいよねえ。ダンサーだ!
 
 だいたい(しつこいよ〜)ペトレンコはショートプログラムでもこのエンターテイナーぶりだもんなぁ。すごい。
 
 最近の細かい点数配分ばかり気にするフィギュアはおもろくないよなぁ、こういう時代に比べると。荒川静香ちゃんのオリンピックもてんで感動なんてしなかった。ふ〜ん、と思っただけだった。うまいけど、伊藤みどりのときのあのウオオオオオオオオオオと燃えたぎるナンカは得られなかった。

 感動する沸点がどんどん低くなってるのはフィギュアも同じ。どこもそうだけど。中学生のときに味わったあのロビンさまの感動を、今はもう味わえない。

・・・とかなんとか書いていたら師匠から電話が! 「あんたニューヨークどうなったの?」って。えっ? いや、だから、師匠が連絡してくれないって聞いたからもうあきらめていたんすけど。「ええっ? 私、ドイツ経由(←注:別のまた強烈なオバちゃん)でお願いしてあったんだけど」えっ???? ええええっ?????
 もう駄目だと思ってあきらめちゃってたんすけどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! なんか連絡行き違い。。。??? うおおおおおおおおおおおん。
 いたし方なし。仕方ないっす。今回はあきらめますっ。
 そうか〜〜〜。ちゃんと手はず整っていたのかNY@チベタンハウス・コンサート”ハゲちゃん歌います編”。でも仕方ない。
 やっぱりこれ、大殺界のなせるワザか??? いや、逆に「行かないで正解」なんか??? う〜む。
 ま。仕方ない。そういうこともある。しかし師匠は優しい。インドからドイツ経由でNYのチケットをオレのために手配してくれていた。今度肩でも揉んであげよう。

 ところでブチ切れた彼女は、ちょっと可愛い一休さんみたいだ。。。しかしブチ切れる女。どんどん壊れていく女。すごいなあ。興味津々。行けるとこまで行っちゃってくれ!
 

2007年02月17日(土) 農業はじめますた

 ヨレヨレの和田、東京を往く、、、

 は、今もまだ続行中(しかしもう胸のピコンピコン危険信号はなりっぱなしです)。

 で。昨日は3年前に亡くなった、音楽評論家の福田一郎先生のお誕生日だったので、ご自宅にお線香をあげにうかがいました。
 ずっとご無沙汰だったので心にかかっていて、行けてよかった。
 そしてまた、先生と個人的に親しかった方から先生の話を伺えてよかった。

 福田先生はこの音楽業界のドン的存在だった人。なんちゅ〜か。ドン・コルレオーネ。影の大物的な? この有象無象の世界の真ん中にいた。すんげええ。
 なのでその人間性とか、どういう人なのか、誰もそれを知ろうとしなかったし、私もしなかったし、ただただあることないこと、とんでもない陰口をみんなニヤニヤしながらささやくばかりで(←ザッツ業界っぽいでしょ?)、そのしてきたことや、書いてきたことなど、誰も気にしなかった。巨大な姿にだけみんなワアワア騒いでしまい、本質に触れることはなかった。
 もちろんそれはご本人がそうするようにしていた部分もあるのだから仕方ないとも言える。同時にすごくシャイだったから仕方ないのかもとも言える。
 
 しかしどうであれ、日本における西洋のポップスの評論という全く未開拓だった分野を戦後に切り拓いた人の仕事を誰一人、生前に、そして死後も評価しようとしなかったことに、この国のポップカルチャーに対する、見識の低さというか、そういうのをすごく感じる。自分も含めてね。

 と。そんな真面目なこと以外に。
 先生が生前個人的に付き合ってきた人達の話を聞くと、先生のすごく繊細で心配りある人柄がうかがえて、その巨大なイメージとのギャップに驚く。人はまったく見た目とか、一面だけで捉えても、その人の本質を捉えたことにはならず、すごく驚かされる。前にもこれは書いたけど、また本当に驚いた。
 
 人はわからん。
 でも福田先生はとにかく、近所のオッちゃんとかオバちゃんにすげぇ好かれていた。ごくごく普通のオネエちゃんにもすごく愛されていた。あたりまえのオッちゃんとして好かれていた。
 こんな風に言ったらすげぇ語弊があるんだろうが、マフィアのドンが、孫の前では普通のおじいちゃん、みたいなんだろうか?(今、業界的にすげえこと書いちゃってます、アタシ)
 
 それから先生の個人的な、大切な本棚に、私の本の、自費版がちょっこりと置いてあるのを見て、また涙出ちゃったなぁ。嬉しかった。ありがたい。思えば、先生ともこの本があったからこそ生前お話させていただいたのだった。だから文庫化の報告もしたかったのだ。

 と。そんなこんながあって。今日は、ついについについに。
 農業始めました!!!!!!!!!!!!!!

 と言っても、今日はお金払って、説明きいて来ただけ。
 なのにもうううう。そこに到着するまでに疲れ果て。口の中で悪態100くらいついて。ぐおおおおおおお。始まる前から大変だっ!

 なので。
 これから今後、その農業話は、まとめて別ブログ
 http://www.actiblog.com/enter/
 に書いていくつもりですが。まだタイトルとかも変わっておらず、アドレスも変わるかも。シクヨロ。

 いやもう。ヨレヨレッす。

 しかし。大切なお知らせ。今日買いました。みなさんも買いましょう。相倉センセー@お友達の夫さまだったり、、、のステキな新書。新書の老舗、新潮新書です。


 

PS:やっとこジェシ・マリンの新譜@Glitter inthe Gutterを聴きました、、、ずっと前にインペリアル様が送ってくださっていたのに。
 ボスやらジェイコブ!!やらが参加してるこのアルバム。「そうかぁそうかぁ、チミはトム・ペティになりたかったんだね。うん。うん」なステキな1枚です。
 
 

 
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