
私的に一人で勝手にカウントダウンで、「少し早めに本屋さんに並ぶかも」という文春文庫編集部Iさんの言葉に、昨日も今日も中野の本屋を覗きに行ってしまう。。。しかしまだない。1月発売のご本が並んでおられ。
あぐうう。あぐううううう。オラの本、このまま並ばなかったらどうすっぺ? などと一人ワナワナしたり。1冊も売れなかったらIさんに本当に申し訳なくとか思って暗くなったりして(→ご近所友達のユキさんに「それは売れなかったときに悩めば?」と一言で片付けられました)。とにかく一人ワナワナしてるわけです。
本当にしょうもなく、コモノです。小心者、ここに極めり。
こうなると。いつも色んな人のCDを片端からケナしまくってる自分を呪いたくなりますね(爆)。「こんなんカス」とか。「こんなんマジでやってんのかよ」とか。「やる気ねえなら帰んな」とか。ろくでもないこと言ってますが。それら全てがなんて意地悪な。。。とひたすら反省し。
今の気分はあらゆるCDに向かい、「頑張ってるんだから」とか。「新人さんが希望を持って作ったんだから、少しのことには目をつぶってあげて」とか。「これを作った時間を思ったらひたすら頭を垂れますよ」とか。「ここに詰まった色んな人の思いがあるわけですよ」などと。そんなこと言いたくなります。
が。が。が。そうは言いつつ悪魔なオレ。レビューを書くためのCDを探さなくちゃならず、家のCD貯蓄箱(→新譜が詰まってます)をガラガラガラ〜〜ドチャ〜ンとひっくりかえし、夕方から、端っこから聞いているんですが・・・。
なんじゃぁ、フォールアウトボーイ? 3秒でアウト。こりゃ冗談なんか? 今年最初の鳥肌モノの気色悪さ。
カイザーチーフス? イギリスで2ndが200万枚? ふ〜ん、イギリス人ってバカじゃなかろか?
クラクソンズ? カサビアンが青臭くなったように聞こえるオレの耳が腐ってるんか?
ウルフ&キャブ? ちょいヘヴィ目だけどね〜。ひ弱っちいよなぁ。
ダイ・ハッピー? うわっ。古臭えぇ偽アヴリル。まだこんなんやってるのいるんか? ああ、ドイツか。20年遅れてるな。
ストラングラーズが復活? あぁ、ジジ臭が。。。
ラリキンラヴ? 一瞬はいいんだ。面白げ。でもリバティーンズ・ミーツ・ポーグスとか言われると、イヤになっちゃう。標語でイヤ。だってリバティーンズなんて中身ゼロなんだからさ。ゼロが誰に会ってもゼロだってば。その標語なければ、ヨカッタのにね。
などと。などと。クチから毒を吐きまくって過ごしておりまする。ひゃあああああああ。どのクチが言うぅうう? お前はお前はナニサマじゃ? このクソッタレ〜〜め〜〜〜〜〜〜〜っ!と あらゆる人々に粉砕されちゃいそうです。
これを今あるべき言い方に直すと・・・
フォールアウトボーイ。アメリカでもイギリスでも大ヒット中!すでに大物の貫禄ですっ!
カイザーチーフス。イギリスでは大ヒット。日本でどうして売れないのか謎ですね。
クラクソンズ。今の若者の心情を見事に踊れるロックで練り上げた今年最大の期待の新人です。
ウルフ&キャブ。葛藤が音に。苦悩がメロディになっています。
ダイ・ハッピー。ドイツが産んだネクスト・アヴリル。キャッチーさがたまりません。
ストラングラーズ。ベテランが見事な復活。若者には負けないその覇気にしびれます。
ラリキンラヴ。話題のテムズビートシーンの話題の新人。21世紀のパンクの魂リバティーンズのスピリットを受け継いでます。
とかなんとかなるのでしょう? ああぁ。捏造。
で。今はソニーさんがかつて「狂ったようにリリースしてたけど、狂ったように売れなかった」ポップトーンズ・レーベル@だってもうアラン・マッギーは古臭いんじゃないの?・・・(←また毒です。毒!! 猛毒です!)が今度、インディーのホステスさんからのリリースになり、そこから送られてきたフィンドレー・ブラウンさんという、地味なシンガー・ソングライターさんを聴いております。地味です。でも意外と好きです。でもこういうのは何を期待して聞くか? ですね。こういう「小品」に、大した感動などを求めて聴いたら大コケします。
しかし。どうあがこうが。どう毒吐こうが。あらゆる作品が私のボケ本の数百倍は売れて、世界にこうして羽ばたいているわけで。その時点でみな勝ち組なんですよね。すごいなぁ、みんな。世界でリリースされるってどういう気持ちなんだろう? オレ、やったぜ。勝ってるな、人生。ブッフフフ。なんだろうか?
ああ。ハゲちんとかさ。どういう気持ちなんだろう? ほんの一時でも(←また毒)世界の頂点とか立ってさ。そのとてつもないブッフフフフオレサマで、しかし恐ろしいほどの罪悪感を思うと、あの人ぁ、とてつもない容量ある人間ですね。なんとかメガギガバイツじゃないが。そんな感じ。