ひぽこんコラム

2006年09月03日(日) マーマーズへ飛んで行け!

PS:きのう見たビヨンセの武道館バースデーイベントがとんでもないことに! よかったら私のブログ見てくださいな。いやぁ〜。すごかった。ペプラー祭だったんですよ〜〜〜。ひゃああああああ!(↓さらに下に闇の真相追求)


 


 ハゲちん家の台所らしい写真アップ。マーマーズに落ちてました。冷蔵庫に写真が〜〜〜!(なにやら紙は「ごみ分別出し」の曜日とかかなぁ?・・・笑)


うおおおおおおおお。やってますね、ハゲちん、取材をば。
 ベストのリリースに合わせてロンドンに飛んで。
 すべての映像やらなにやら、マーマーズに行けば見れます。BBCのインタビュー見れます。若いカッコしてます。ここんとこ一気に老けたりしてたけど、これはそんなことないや。そして9月からレコーディング・スタジオに入り、新作を作り始めるとか。あな、うれしや。今月じゃないですか。

 とにかく。マーマーズへ。
 私はよれよれですが、今からお仕事します。
 よれよれよれよれ。

 そうだ。そういえば、昨日一睡もできなくて、情けなくて、ダメダメになり、なんだかすごくいじけちゃって自己嫌悪の嵐になって友達のセッチャンに深夜に電話までしちゃって、エグゾジズドみたいな声でウオウオしてたら、セッチャンからいいメールをもらった。それは「なぜ自己嫌悪に陥るんだ?これこそがいつものハゲ子だろ?(←ハゲ子って私のことね。ハゲ好きだから・・・)何も不思議なことはない。しっかり眠れて、きっちりとスケジュールをこなせて、と考える方が不思議だぞ。お友達を見送りに来た旅なんだから、それだけ出来たら100点だ、ハゲ子にしては。気をつけて帰って来いよ!」
 言葉は荒いけど、なんて優しいメール。友達ってなんてありがたい。
 私はダメ子のくせに、すぐに欲張ろうとする。でも欲張らず、自分の出来る範囲でいいんだよね。たくさんのことが出来る人もいれば、ちょっとしか出来ない人もいるわけで。私はちょっとしか出来ない。
 で、神社でおみくじひいたら、末吉で、思わぬ災いあり、だって。ひいいいいい。しかし災いだらけだもんな、私、と思って。とりあえず淡々とすることに(←とか言いながらすぐに病院行かなきゃ!と思ったのは当然です←でも災いあり、の期間が過ぎてから行ったほうがいいのか?←いや、それより早く行ったほうがとかすごく一瞬で悩んだ←しかしこうしてすぐに自分自身のことしか考えないからオカンに「じぶんのことばっかり考えてるから具合悪くなるのよ」と突っ込まれるんだなとも思った)。

PS:昨夜深夜になぜか映画『スティング』を放映してましたね。ふと見てしまいました。久々に。そうしたらロバート・レッドフォードって本当に大根役者やのぉ。魅力ないわぁ。びっくり。今のブラピみたいなもんかいな? 金髪でベビーフェイスだけど、ちぃ〜とも魅力ナシ。でも反対にポール・ニューマンはやっぱり激かっこええ。今で言うとジョニー・デップみたい。ワルっぽくて演技もウマすぎだわ。でもとにかくこの映画、どたばた喜劇っぽくて、面白い。でもストーリーは意外と単純だし、こんなんでだまされるのはオオバカじゃん?と思うのですが、ポール・ニューマンの魅力ですべてチャラ。彼がいるからこそ成立した映画なんだなぁと思いました。そしてレッドフォードもニューマンがいるからこそ、その坊ちゃんぶりが光るという。ポール・ニューマンのすごさを改めて知りましたわ。ほんと。すげえオッさんだ。そういえば、子供の頃、よく芳賀書店が出していたスターの写真集が好きで、私はポール・ニューマンのを2冊くらい買ってウハウハしていた記憶が・・・。意外と子供の頃からオヤジ好きだったのか、私。


で。ビヨンセの件ですが(しつこいね、私も)ブログにはああ書きましたが、本当はもっと闇の真相がある気がします。あまりにもダメダメだった仕切り。そして出すぎのサ○ンサ・○ば○の社長。う〜ん。そのあたりに本当はブッチ切れたんでは?と推測。「これ、誰のイベント?私のイベントじゃないの?なんで社長があんなに最初から出てくるの?キイイイ」みたいな。う〜ん。素人さんがショービズ@アメリカの最高峰にあんまり手出すとろくなことなりまへんなぁ。怖いんですからぁ、あちらさんは。

2006年09月02日(土) 京都から帰りました

 ただいま〜。帰ってきました、京都から。

 昨日の早朝7時過ぎの新幹線のぞみに乗って京都へ。
 のぞみに乗るのは初めてだったんですが・・・。あんなに怖いととは知らなかった。最初、新横浜までは普通だったんですが、それを過ぎたとたんに加速加速加速! 一気に背筋がオゾオオオオオとして、めまいがクラクラクラ・・・。恐怖にお腹がキュウウウンとしてあわててワイパックス(安定剤)をパクッ。それでもそれから2時間、ヒイヒイ泣きながら乗ってて、スピード恐怖症にはダメですね、のぞみ。しかもすごい揺れるし。あんなに速い、身体に悪そうな乗り物にいつも乗ってる人って大変だなぁ。

 そしてようやくフラフラになって到着して、山添まりさんやら、FM802の方々などと落ち合って、葬儀場へ。喪主はお父さんで、初めて見る娘さんもいらっしゃる・・・。すごくすごく悲しい風景。棺がすごく小さくて、元々小柄だったくにえさんだけど、それがすごく悲しくて、棺を見るたびに涙が出た。そしてNYで娘さんに一生懸命たくさんおみやげを選んでいたときのこととか思い出して、また涙が出た。
 葬儀にはたくさんのたくさんの方がいらしてて、前の日のお通夜にも400人以上が集まったとか。くにえさん、本当に誰からも愛されて、尊敬されていた方だとつくづく思った。天国で安らかに、そしていつまでも音楽を愛していてください。マイケルのことも忘れないでいてくださいね。

 その後みなさん疲れきってばらばらとお家に帰られてしまったので、和田はホテルのチェックインまで暇で、変なお新香のてんぷらうどんとか食べる。変な味。それから地下鉄に乗り、ホテル・ブライトン京都へ。友達がオススメよ〜〜〜と言うので行ったけど、う〜む。私的にはキラキラ度が足りなくて今ひとつかなぁ。落ち着いてるから大人向けでしたね。
 でもって部屋にいると腐るから、そのままちょっと外に出てぶらぶらと。何回も行ってる三十三間堂にまたしても行ってしまった。でもしたら、金毘羅さまのご本尊がいてビックリ! こげなところにいい?と喜び。そして「お供物の残りです、ご自由にどうぞ」と書いてあったりんごをいそいそと貰ってくる(タダのもんはすぐに貰うよ〜〜)。
 で、その前に三十三間堂の向かいの養元院なるところにも行ったのですが、ここは宗達の絵があるというので行ったけど、血だらけの廊下を天井にしたとかなんとか。切腹大会の場所で、すごくマズいところに行ってしまったと感じて、やはりそのとおりで、昨日は一睡も出来ませんでした。う〜〜ん。重すぎた、あの場所は。。。

 そんなこんなで一睡も出来ないままフラフラで今日帰ってきて、帰りは「静岡と三島にも止まっちゃうよ」というのんびりタイプのひかり号に乗って、のんび〜〜りうとうと寝ながら帰ってきました。

 たった1日だったのにものすごおおおおおおおおおおおく長く感じた1日でした。人生は短いね。みんな、自分の好きなことをやろう。自分のやるべきことをやろう。どうでもいいプライドとかに振り回されたりせず、文句や悪口や不平不満なんて口にしてる時間はもったいなく、とにかくまっすぐに前を向いて、どんどん生きていかなきゃ。本当にそう思った。

 それからもしこれを読んでい下さる中で、関西の方で、横井くにえさんの番組をよく聞かれていた方がいらしたら、くにえさんというステキな、音楽をこよなく愛したDJのことを、忘れないでいてください。

2006年08月31日(木) 朝1病院

 結局明日の早朝に東京を「のぞみ」で出て、京都に向かうことにしました。お葬式です。
 色々ショックで疲れたし不安だし、お葬式はすごく苦手だし。遠いしで、色々あり、今朝は人生かつてないほどすごく苦しくなり息ができなくなり動悸になり。また病院に行っちゃいました・・・。朝1。新宿の榊原に・・・(←心臓日本1です)。前と同じ先生がちょうどいらして看て貰ったんですが、もう〜あんたは何度言わすの!って感じで「不安神経症なんだから仕方ない」とか「それってノイローゼなんだから」とか、かなりきつい言葉を連発されてきました。
 だからって苦しいのは同じなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!バ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。でした。でも向こうも同じ気分だと思う。重病の人たちの合間に、にせもの患者で。ケッみたいな。

 帰ってきてからネットでくにえさんのことが出てないかな?と調べていたら、そうか。KBS京都のラジオで今年の春から新番組をやっていたんだ。ここんところ全然話していなかったので知らなかった。番組もここ1ヶ月お休みしていて、それで・・・か。
 また寂しい気持ちになった。でもその写真のくにえさんがやっぱりすごくキレイで。すごおい美人さんだったんですよ。本当に。

2006年08月30日(水) 訃報

 取り急ぎ。
 ここを読んでくださっている友達にも知らせるために。
 DJの横井くにえさんが、昨日亡くなりました。
 2003年一緒にNYにREMを見に行ったのが昨日のようです。信じられません。

明日京都に行くために、今必死に仕事をしています。そう、くにえさんは関西を中心に活躍されたDJでした。

 くにえさんと出会ったのは2001年。まだまだつい最近のことです。でも一緒にNYを旅して、昨日もここに書いたように、私の人生で生涯忘れられない、確たる瞬間を共にした人で、たくさんのことを覚えています。

 それからくにえさんはマイケルの大ファンで、マイケルに頼んでラジオIDをとったときに、そこでくにえさんの名前と番組名をマイケルが言ってくれたことに、くにえさんがすごく感激してくださったことなど覚えています。

 とてもエレガントで、キレイで、優しくて、音楽が大好きで、楽しい方でした。そしていつも私の身体のことを気にかけてくださっていました。

 人は必ず死にます。そしてそれは突然。すごく悲しい。すごく呆然としてる。何が言いたいのか解らない。

 でも今はとりあえず原稿を書きます。

2006年08月29日(火) とにかくミーハーでウハウハ

 あななつかしや〜〜、ピート・ヨーン君が新作をリリースします。
 そう。2003年のREMのツアーで前座を務めたヨーン君。しょっぱなのロンドン@ブリクストン公演で前座を務めて、そのときにインタビューさせていただきましたわ。バンドは超高級メイフェアのラグジュアリーなホテルにステイしていたようですが、前座のヨーン君は、マダムタッソーの蝋人形館にもほど近い、シャーロックホームズ・ホテルなんていう、二流、いや、三流のおんぼろホテルにステイしてて・・・ああでも、そこにあの当時セレブっていたケリー・オズボーン@オズボーンズでスターになったオジーの娘さんですわ・・・もいたりして、もしやロンドンの「いわゆるロックなホテル」なのかしら? 解らん・・・。でもボロかった。1階はパブだし。荒くれてるし。←やはりロックなホテルなのか?

 と。そんときには部屋中のみ干したビールやらバーボンやらのビンだらけだったヨーン君@酒飲み野郎、ですが。新作『ナイトクローラー』はグーです。デビュー作『ミュージックフォーザモーニングアフター』、この前の『デイ・アイ・フォゴット』ときて、今度は夜、これで朝昼晩3部作が完成なのだそうですが、今度の夜はステキです。ロイ・オービソンやジョニー・キャツシュに影響されたとかで、あきらかにゴシック色があり。
 REMのことが大好き大好き大好き・・・と言ってたヨーン君、ぜひ聞いてみてください。9月20日日本発売っす。ソニーさんからですね。
 あ。流行のシンガーソングライターのブームに乗せられて、変な邦題とかつけれてなくて良かった。ソニーさん、偉い。ロックにそれやっちまったら、最後ですもんなぁ。

 それにしても。2003年のあの日々@REM世界追っかけ・・・からもう3年もたっちまったのか!といささか愕然。今もはっきりと、そのヨーン君の取材に行ったときの「暑かった」ことやら、「疲れててドロドロだった」感覚を覚えてる。帰りに近くのお土産物屋で買った葉書で音楽評論家の中安先生と、リエちゃんに手紙を書いたことも覚えてる。そうそう、その足でノッティングヒルに住むカメラマンの塚越みどりちゃんに会いに行ったっけ。(ノッティングヒルはそのもっともっと昔、ブラーが大好きだった私には(爆)聖地のようだったっけ〜〜〜←ブラーはお坊ちゃまバンドっすからね。集う場所がノッティングヒルってわけで・・・)みどりちゃんと、その娘さんといっしょに入ったお店も覚えてるよ〜。

 月日がたつのは本当にアッという間。でも3年前に、そうやってすごく強烈に色々感じられたことはすごく良かった。今もこんなにはっきり色々なことを覚えていて、そういう感覚の一つ一つはすごい財産というか、宝物というか、私の人生!!って確信のようなものになってる。すごくバカらしくて、意味のない確信だけどさ。私の人生って、意味があんまりなくて、とにかくミーハーで、ウハウハしてるということの確信。それを凝縮して感じさせてくれる思い出です。

ps:YOUTUBEで、若気の至りとしか思えないハゲちんとナタリー・マーチャントの共演曲見つけました。いやぁ。カップルな二人。しかしはしゃぎすぎ。ナタリーのイマイミキみたいな妙な化粧もどうかと・・・。でも楽しかったんだろうなぁ。良いね良いね。ナイス・カップルですわ。ハゲちんがしかし若くて泣く・・・。こんな時代にお会いしとうございました。。。いや、今の方が面白さは百倍だが。

PS2:今日やっと届いたジェニー・ルイスちゃんのアルバム(前にブログの方に書きました)を2回続けて聴いて涙涙。なんて美しいルーツ・ミュージック再生。少女的世界観でふるさとなるアメリカ、ふるさとなる自分のルーツを見つめてる・・・。ステキ。今年のベスト・アルバム候補だわ。・・・ちなみに今年のベスト・アルバム候補はスクリッティ・ポリッティとか。トム・ペティとか。他はオジジばかり。オジジ萌え!

2006年08月27日(日) 西荻窪で遊びました

 グダグダに疲れ、締め切りも山のようなのに、今日は夕方から、絵本作家のたごもりのりこちゃんが講師を務めた、西荻での絵本教室へと参加してまいりました。

 どんなのか?というと、まずは登場人物を設定し、それがいつどうしたという年表を作り、それを基にまず雛形を作ると言うもの。本物の絵本になる土台も頂いたけど、今日はまず雛形まで。
 たごちゃんの指導の元、生徒みなそれぞれがあれこれと思いをはせて作るのだけど、私が作ったのは「世界1の相撲取り 金毘羅山」という物語。日本1の相撲取りになった金毘羅山が、世界を廻って、世界1の相撲取りになるという、このうえなくバカバカしく、荒々しく、体育会系な絵本! 絵もクソ下手だから、荒っぽく、とても「自ら進んで絵本教室に来る人」のモノとは思えないしろもの・・・。

 ふと周りを見回すと、みんなメルヘンで上手で夢見がちな作品を作ってる。「デブと悪」が戦ってる絵ばっかり描いてるのなんて、私だけ・・・。ふっ。寂しい。でも仕方ない。メルヘンはかけないし、と開き直り、ガジャガジャと荒々しく汚く描き、今後時間を見つけて仕上げる予定。仕上げたらどうにか写真にとって、ここにアップしちゃおう。ふふふふ〜。

 で。その後は、北尾トロさんがあさってまでオープンしてるブック・カフェへと足を伸ばし、おいしいご飯をゴチになる。今日は料理人の方が入ってて、ジャンジャカ作ってくださり、うんも〜〜〜〜〜〜「うにパスタ」が絶妙〜〜〜でした。激ウマ。幸せの味。実は料理人の方はプロではないそうなんだけど、死ぬほどうまくて、「店ひらいたらどうすかぁ」などとイヤらしい目をしてささやく和田。

 そこではトロさんのお友達のマーガレットさん(男性ですわ)が売りにだしていた、マッチョなゲイさまスタンプなども購入し、ワイワイと楽しい時間。「私は北大路欣也が好き」とか好みの男性の話をしたり。「小さなバイキング、ビッケって知ってる?」とか同年代ならではのアニメ知ってるぅ?話をしたり。

 西荻窪。そこは不思議な場所。ちょっと一味違うワンダーランドですわ。

PS:大切なことを。一昨日、NHKで再放映していた硫黄島のスペシャル、ご覧になりましたか? もしまだ見てなくて、もし今後再放映があったら、是非是非是非是非ご覧ください。号泣しちゃいましたし、すごくショックで辛かったけど、絶対に知らなきゃいけない番組でした。それにしても硫黄島のモニュメントがワシントンDCにあったアレだなんて、そうなんだぁ。知らなかった。

2006年08月25日(金) 店長、働きすぎですわ

さすがのピーター・バック店長も、ツアー、ツアーで、疲れが出てますな。 そろそろ休めばいいのに。働きすぎだっての!

 さて。私も疲れてます。よれよれ。今日は朝から豪雨で、おきて、フラフラ。フラフラ。フラフラ。なのに仕事してます。ふ〜。

 そして猫殺しについてあれこれ考えたり。そうそう話題ですよね、作家の坂東眞砂子さんが崖かが子猫を落として殺してる話。ふ〜ん。みなさんあれこれ意見があり、擁護されてる方もいらっしゃるようですが、私は言語道断だと思う。あらゆる理由はいらない。だってとにかく殺してるから。たとえば消極的に「子猫が捨てられているのを見捨ててしまった」とかではなく、自ら積極的に手をくだし、殺している。とにかくこの積極的に殺しているという点において、許されるものではないと思う。「避妊手術させてるから自分も罪を感じてる」という飼い主さんの意見などもありますが、それはまったく消極的なものであり、積極的ではなく、彼女の罪とは全く同列ではないと思う。とにかく積極的な殺しは罪。

 それから作家の意思に任せるので、と掲載する日経はおかしい。言論の自由というのを尊重するのと、これは違う。作家と編集はこの場合徹底的に話し合い、新聞社としての良識としてこれは掲載してはいけないと思う。新聞社はそれくらいの良識を発揮していいはず。それが言論の統制などと言うのは違うと思うから。

 それにしても彼女は南の島に住み、そこでたくさんの死に触れて死と生について考えるようになったというけれど、考える方向がまったく逆だ。そりゃ自然の中では死はあふれてる。このあいだ私も勝浦に行って、道にたくさんの「けっこう大きな」昆虫やらなんやらの死体がごろごろしてるのにビックリした。
 そうなると死は身近になるのかもしれない。命はあっけない、そんな風にも感じる。でもだからこそ、その命を出来るだけ細心の注意を払って大切に大切に扱い、あっけなくて、はかないそれを、いとおしまなくていけないのでは?
 
 坂東眞砂子さん、けっこう好きな作家だと思っていたのに。頭、おかしくなっちゃったんだろうなぁ。きっと。作家はみんなどこかしら欠落した人たちだろうけど、その穴が底なし沼の暗闇になってしまったのかもしれない。
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