ひぽこんコラム

2006年08月04日(金) 倒れておりました

 ここ数日激しいめまいや頭痛や震えや首痛い・・という、脳卒中?な症状で死んでいました。もう死んでもいいかも?とかも思いつつ。しかしむろん医者と整体には行き。悶々とし。ウオウオ叫び。悲しみ。横になっていても鍼してみたり(←少しなら自分でできます)温パックしたり、腕や首を暖めてり冷やしたり、大忙し!そして最後は諦観。ふ〜ん。具合悪いんだから仕方ないや。そんな気分です。今は(午前中)起きてるけど、午後はきっとまたフラ〜としてきて寝ます。

 でも具合悪くて何もできずボオオとして、ヨカッタと思う部分もあります。あまりに忙しく走ってる毎日(別に仕事だけでなくても、あれこれ焦ったりとかしてるから)だと感じないことや忘れてることを思い出したり感じたり。具合悪いからこそ見えてくることもたくさんあります。普段の自分がどんだけ浅ましく、そして何をそんなに必死にマジになってるんだ?と呆れ果てました、少し。むろん一生懸命!といえばそうなんだけど、おいおい、何をそんなにガツガツしてるんだ?そう思った。焦って試写会に走ったり。人に会ったり。仕事の営業したり。何かを書いたり。描いたり。絵を見に行ったり。おいおい、そこのお前、本当にソレ、楽しいのかい?そういう茶々を自分に入れられました。
 自分が本当に好きなこと。自分が本当に無理せずに出来ること。それはすごく孤独でいい加減で、他人から見たら寂しくてつまらないこと。でも私はそれが好き。それを再確認して、風変わり、偏屈、そう言われても、自分の好きなようにやればいいんだ、ってことにまた気が付きました。ああ。気が付いてもまたすぐに忘れちゃうんだよね。でもまた気が付いた。忘れたらまた気が付けばいい。

 それからこれを片付けてからアレしよう・・・。いつもそう思ってます。アレこそが本当はしたいことなのに。それも考えた。まずアレしてからこれ、だよなって。これ、ばかりしてるから、大切なアレに行き着けない。少し休んで、心を休め、たとえ貧乏でも。たとえ孤独でも。私はアレをすべきなんだ、そう思いました。

 そしてまた思ったのは、私は具合悪くなるばかりだけど、そういう自分を受け止めて、それだからこそ得るものもあると知り、むやみに元気な人をうらやまない、ということもしみじみ感じました。健康な人には見えないこと、たくさん知ってる。私。

 ところで。めまい&頭痛の日々だとテレビはクルクルしてて見れません。とても疲れてしまいます。なのでここんとこずっと昼も夜も音楽か、もしくはほぼラジオを聴いています。
 ラジオ。いいですね〜。のんびりしてる。たとえ若者のおしゃべりでも、テレビと比べると全然違う。ラジオの後に少しでもテレビをつけるとビックリするよ。テレビって狂ってる。ものすごい早口で衝撃的な映像を垂れ流し、あれは「急げ急げ急げ」と急きたててるようなもの。みんなが不安を感じるのは、あれくらい急がなきゃどうにかなっちゃう!と不安に追い込まれるかじゃないか?と思った。変だよ。テレビ。それにも気づいた。
 
 で。ラジオ。聞いてるのですが、しかしやはり若者による若者のための若者の番組ばかりなのが、悲しい。ラジオってもっと年上向きでいいんじゃないのかな? だって若い人なんか結局そんなに聞いてないんでしょう? でも年よりは聞くよ。病人も。だって無料だしさ。聞くのは。魅力あるものなら聞くよ。
 お願いだから年を少し行った人がゆったりした言葉で、しかも美しい言葉で語ってほしい。amはダメよ。あれは井戸端会議だもん。そうじゃなくてもう少し夢が欲しいからfm。そして美しい音楽を流して。
 ラジオ業界は不況で、私の周りにはラジオの仕事をしてる人がたくさんいるから、その不況っぷりの惨状はよく聞くけど、思うにどうしてもっと開拓しないのかな?
 たとえばこうして私はラジオを聴くと心が休まる。もしかしたらラジオからはテレビやネットなんかからは得られない@波でも得られているのかもしれない。それに想像力を使うからボケ防止にもなるかも。なんかそういう調査でも大学の研究所とか使ってやって、ラジオの効用とかを広めればいいのに?とか思うけど。やってるのかな、そういうの?
 でもとにかくラジオはいい。私はラジオの速度で生きたい、と思います。でもそのためにはもう少し大人が語る、ゆったりとした番組を作って欲しいです。子供の声(若い女性とか若いバカ男とか)はやっぱり子供の声だなぁと思うばかりだから。たとえいい曲をかけてくれえても、子供声の子供は実感をもってそれを伝えられないし、さ。実感を持った言葉。それを発してくれたら伝わる。あ。男の人は年とった人の声もけっこう聞こえた。でも女の人で年とった人の声はほとんどない。何故だろう? 女で年とったDJはいらないと思ってるのかな? 45歳以上の女性の声、求む、です。

 朝起きてすぐにテレビをつけるとウンザリした気分になるけど、朝起きてすぐにラジオつけると、そんなことないよ。音楽が聞こえて、すがすがしい。ラジオはいいねえ。

ビリージョエルがなんだかハゲちんに似てる・・・。
いや、ハゲちんがビリージョエルに似てるのか?



 そして共感。その生き方がすごい。才能のなせる技だとは思うけど。

2006年07月31日(月) トム・ペティ(ちょい不良オヤジ)

 レビューを書かなくちゃならなくて、今日はずっとトム・ペティのソロ名義の新作をずっと聞いているのですが(でもまだ書いてない。夕方なのに。電話とかばっかりしてたし。グータラしてるし。チャリぶっ漕いで遊んだりもしてたし)あぁ、こうして30年も変わらずにやってこれるこの人ってすごいなぁとしみじみ。

 特にこの人の音楽に大きな特徴というか、大きな衝撃というか、なんかものすごい味わいがあるか?と言われたら、言葉に詰まるのが正直なところ。でも上澄みをすくっただけの物語歌ではなく、1つ1つの歌、どれもこれも深みがあり、そして誰を主人公に歌ってもその歌の背景も見えてきて、歌詞を知らずともメロディや声や雰囲気で色々なことを伝えてくれる。そしてやっぱりペティならでは!のゾクゾクする色香!がいつもムンムンしてて、そこが本当に素敵。どんなに服装がダサダサでも、カッチョええ。

 ああそれからこの人は意外とアートな人なのでは? 今回のアルバムのジャケットも素敵。ルネ・マグリット的シュールリアリズムで、でもマグリットほど明確なタッチではなく、不安を与えず、いくぶん優しげな画風(マグリットの絵は大好きだけど、あまりに真実をえぐりだしてて時々怖くなるの。展覧会で泣いちゃったほどです)。そこにふとペティという人の残酷じゃなさ、優しさを感じる。と、同時にこの残酷じゃなさが、彼のどことなく衝撃的でもなく、強烈な個性を放たないアーティスト性にも通じているのかも。ふ〜む。まぁ、でも。目つきは十分にエロエロで強烈なんだけどね・・・。

 しかしこういう人が本当のシンガーであり、ソングライターであり、ロックンローラーなのだと思う。
 最近はやってるナントカパウターさんとかさ、ああいう人はこう、思い出すと、たとえば「最後に愛は勝つ〜〜〜♪」とか歌ってたkanとか、あんなノリだよね? パウター=KAN説。これを定着させたい。うむ。

 というわけで。こんなん書いてないでさっさと原稿やれ〜〜〜〜!なワタスでした。でもその前にご飯食べようかなぁ♪(つい小一時間前にパン食ったけど。食いすぎだけど。いつもどおりだけど)

2006年07月30日(日) 隅田川花火大会〜

 いやいやいや。
 今日の昼ごろ、突然、友達の氏家さんが「花火見に行こうよ」と明るい声で言ってきた。ええ〜、マジッっすか?花火ぃ〜〜?と、不精者和田はあきらかに面倒っちい声。したら氏家さんはそれにも負けず「夏だよお、夏」と元気いっぱい。ハツラツフレッシュ! んんじゃまぁああそれじゃああって感じで、「とりあえず月島でモンジャでも食おう」となり、月島まで地下鉄でゴトゴトゴト行ったんですわ。
 で。やっぱりいつもの私たち式→行き当たりばったりでテキト〜な店に入ったら、これが正解。ガラガラで涼しくて(←見ていたら混んでいる店はクーラーなんて効かないから窓も扉もあけっぱなしでいかにも暑そう)しかしながらおいしい。かなりおいしい。いや、モンジャって実は今日が人生で3度目くらいなので、それが本当に激ウマ!なのかどうかは解らぬが、とりあえずおいしくて、私たち的には幸せ。解らないけど幸せ。解らないから幸せ、そんな感じでした。

 んで、それからそのお店のバイトの女の子が教えてくれた「花火は両国」の言葉に従って、大江戸線(←たった2〜3駅乗っただけで210円もするのは高すぎる)で両国へ。したら地元のオッちゃんが「6時になったら道路が封鎖されて、目の前で見れる」って教えてくれて、オオッ!と私らはそこでしばし待ち、いざ6時になったら、ガガッと人々の間に入り込んで、150円で買ったシートを道路のド真ん中に敷いて、陣地獲得! そしてそこで待つこと1時間半。アイス食ったり、ダラダラとどうでもいいこと話したりしておりました。なんだか青春さぁ。

 して。「ま〜だかよ〜〜〜」とか言ってるうちに花火が始まり、「ぜんぶで2万発!」とか豪語してるだけあり、マジにあがるんですね〜、隅田川。よくほら、花火大会って「○○産業提供スターマインですぅ」とかアナウンスがあって、ドカ〜ンとかじゃないっすか? そんな隙間ゼロ。とにかくドカンドカンドカンドカンと、下向く暇もありゃしないほどあがりまくり。ビックリ。しかしヨタヨタと歩き回るガキども(←子供率が高かったんです)は花火など見てもなく、あぁ、花火って大人のためのもんだよなぁ〜、そういや、子供んときは私も怖かったり眠かったりでち〜とも嬉しくもなんともなかったなぁとか思ったりしてました。
 キレイだね〜、花火。なんだか拍手しちゃうね〜、花火。大人の楽しみだよ。うん。

 そして帰り道。和田は思いました。あぁ私って不精だし、ちょっとした具合の悪さとか気に病んだり、なんだか何か特別なことをするのにビクついていたりで、こうして外に出て、こういう行事やお祭りみたいなものに参加して楽しむことが普段は本当に下手だなぁって。たとえば今日はフジロックだけど、そういうものにだって行くことができないでいる。でもこうして誰かが手を差し伸べてくれて、ホラホラ!と引っ張ってくれると行けて、行きゃ別に怖いことなんてなくて、具合だって別に特に悪くなることもなく、死なないし、楽しくて、おいしくて、花火のキレイさは思い出に残る。そうなんだ、誰かが手を差し伸べてくれたら、それを拒否するのは止めよう、そう強く思ったのでした。
 普段の私はその手さえもすぐに拒否しちゃって、自分の世界を広げようとしない。家にいて、ぐずぐずしてばかりいる。とにかく何かが怖い。たぶんその何かは、死ぬこと。どんなときもなんだかもうすぐに死んじゃうように考えてるんだよなぁ、バカだけど。
 でもそうそうは死なない。死ぬときは死ぬが。だから差し伸べられた手は取る、そう思ったのでした。

 ↑とかしかし。こんなこと思いながらも、実際その場では「あそこが痛いここが痛い」と体の不調ばかり言うオレ。オレってば!オレ様主義なんだな・・・。激しく反省。←また言葉だけ・・・。

2006年07月28日(金) クリーニングは落とし穴

 和田の貧乏日記シリーズその2(爆)

 以前、トイレットペーパーのちょっとした差額&長さの差に泣いた和田ですが、今朝は今朝は今朝は、クリーニング代に泣きました〜。

 クリーニング代って、やっぱり、あれ、高くない? ちゅ〜か。ハッキリしないっていうか。持っていくまで、それが「はっきり明確に幾らか」というのが解らない。だいたい店先に書いてあるのはYシャツ280円!とか、そういうほんの2〜3種類で、まあまあ安い安いなんて思ってると、後のはけっこう大した値段で「えっ?」みたいにならない? そうなってません? 

 で。今日はいつも行くクリーニング店の店先に「月末金曜の30%引き」なんて書いてあるのを、銀行いきがてらに見つけたので、また家に戻ってイソイソと持っていったんですけどねぇ。
 30%引きなんて言っても「元が高いじゃあああああん」のマジックだったんです! だって、だって、夏モノのピラピラのレーヨンの薄いワンピース@しかもスーパーで買った安物、、確か2900円・・・がよぉ〜、クリーニング代650円って、何???何???「ええっ?」と思ったけど、もうそのときはレジ打たれちゃってるし、店番のオババ二人がかりでレジ&ホッチキスで名札パッチンしてるしで、引くに引けず「じゃあ、いいです」なんて言えない雰囲気で、ウオオオオオオオオン!!と泣いたまま650円払って、そしてそして思い切りガックリと肩を落とし、泣き泣き店を後にしたんでした。

 そしてそっから家までの2〜3分、チャリをジャキジャキ漕ぎならが、バカバカバカバカ、私のバカアアアアア!と心で叫び、「洗う洗う洗う洗う洗う洗う洗う、次からは洗う洗う洗う」と、もうレーヨンだろうがなんだろうが、次からは絶対に自分で洗うことを心に誓い、それからたとえ安いものでも「夏場にクリーニングしなきゃいけない服なんて買わない買わない買わない買わない」と固く、固く、固く心に誓った和田です。(ふと、いつもこういうとき、私は同じ言葉を限りなくリフレインしてる自分に気づくです・・・変質的だな)

 ああ。今朝は朝から頭ボオオ&めまいクラクラで、判断力も低下してるんだ。気をつけろクリーニング。落とし穴だぞクリーニング。もう2度と家で洗えないモノなんて買いません。それこそが貧乏の鉄則です!まだまだ甘すぎるぞ、ワーキングプア和田!

2006年07月27日(木) 日本発売?




 きぃ〜〜〜。かっこいいっ!
 これ、IRSってことは日本では東芝EMIなんですが、最近、東芝EMIは色々あって〜(yahooのニュースにも載ったくらいリストラの嵐でした)とてもこんなものは出してくれない気がする。いや、わからないけど(爆)。とりあえずこれ出るのかとか電話できない私。いや、してもいいんだけど・・・してみるか・・・。そうだよね。情報ゲットしなきゃね。(←メールしてみたけど、そういやもう明日からフジロックでみんな忙しくて、まだ不明。とりあえず洋楽セクションからはリリースはありえないことだけ知りました。ま、みなさまにはカンケーない話ですが・・・。出して〜んと、週明けにでも電話してみましゅ)

 ・・・今日はまた図書館で曽野綾子先生の本を借りてきた。タイトルは『すぐばれるようなやり方で変節してしまう人々』。クゥ〜〜。図書館の棚でこのタイトル見ただけで感動! 先生、絶対にまた言いたいことぶっ飛ばして言い放ってること間違いナシ。たまらんっ。先生!素敵素敵。(見たら最新刊でした。先生、ご住所まで書かれている! 先生がやられているNPOを助けてくれ、ということで。あぁ、金はないけど、体で働きます!と手紙を書いちゃおうかなぁ)今日はこの1冊で生きていきます。

 にしても。図書館@夏・・・は実にたくさんの人がいます。みんな暑い家(クーラーかけると電気代かさむしさ)にいるより、ここで本でも読んで・・・と思っているのでしょうか、今日は本当に超満員でした。庶民はみんなこんな風に工夫して生きている。消費税10%なんかにする前にやることあるだろうよ?

PS:私の周りで映画「サムサッカー」を見た人たちが、全員感動の嵐になっている。うむうむ、そうそう。あれはいいのだ。ぜひ公開したら見てね。

PS2:ウイルコさんやらなんやら、オルタナ・カントリーのスーパーグループ(笑)ゴールデン・スモッグが8年振りの新作発表。このレビューは良くて、買いたくなった!

2006年07月26日(水) ワーキング・プア

 REMHQにベスト盤@アーリーデイズの詳細が記載されていました。いやぁ、ジャケがカッコエエ。彼らの姿が映し出されたジャケ、はじめてじゃ〜ん?

 ところで日曜日に放映され、昨日の夜にも再放映されていた、NHKのワーキングプアという番組が衝撃的でした。
働いても働いても貧しい。その貧しさは私が言う貧しさとはもっと別格の、希望が果てしなくない、絶望の貧しさでした。

 日本社会は企業が豊かになるために働く人がリストラされ、中途半端な採用をされているけれど、そういう雇用は日本人に合ってない、って昨日もそんな話題を話しました。安定の中でこそ日本人は花を開かせられる。でももうそれは幻なんでしょうか?

 それにしてもきのうSPA!を読んでいたら、株でものすごい儲けていて、ジェイコム株の誤発注で20億円儲けちゃった男の人が、人生がむなしい、使い道もなし、とまるでデイトレーディング依存症みたいになっているのが掲載されていましたが、彼に言いたいです。んなら〜その株券を全部1万円さつにして、「ワーキングプア」に出てきたような街やらなにやらでバラまきまくるとか、「世界1でっかい炊き出しなべ」でも作って上野公園あたりで毎日祭り状態にして、ギネスに載ってみるとか、なんかと〜んでもないことしてみぃ〜と言いたくなりました。今の世の中、富める人たちの心にはまったく人を助けようという気持ちはないんだよねぇ。ちゅうか、人とつながろうとしない。でもだからこそむなしいってことに気がつきもしない。

 ところで。NHKのその番組に3人の識者なる人が登場したのですが、唯一実際にそうしたワーキングプア層と対面する仕事をしている女の人はまともなことを言ってましたが、経済学者だから大学教授だかの男どもはちっ〜〜とも現実味あるというか、実感のある言葉を発せなくて。こりゃダメだなぁ〜と思いました。そしてこんな人たちが経済政策とか経済観念を支えているのか?と思うと、お先真っ暗度がよけいに高まりました。

 あああ。お先真っ暗真っ暗真っ暗〜〜♪ こうなると長生きなんてするだけ損!みんな保険とかさぁ〜バカバカしいよ〜。入るだけぇ。とっとと死んだ方が楽しいよ〜。・・・・・・そんなことをヒネた瞳で言いたくなる、そんなそんな番組観覧後の気分ですな。

PS:ヒネた気分でいると、よくないことばかり起こりますなぁ@今日。なんで気分転換してきます〜。

PS2:こんなお知らせが大貫憲章先生から廻ってきました。いや、大貫先生が主催というわけではないが・・・。

 昨年の9月3日〜4日、埼玉県狭山市にある稲荷山公園で「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2005」が開催されました。
 1970年代の初め、細野晴臣や小坂忠、吉田美奈子ら、数多くのミュージシャンたちが狭山・稲荷山公園(地元ではハイドパークと呼ばれてきました)周辺の米軍ハウスに住み、音楽活動を続けていました。
 それから30年。当時、中学生だった地元のロック好きの市民が、
当時の雰囲気をいまも残している稲荷山公園で、「日本のロック」の30年の歩みを祝おうと、このコンサートを企画しました。
 狭山ではもちろん初の、その記念すべき野外ロック・コンサートには、細野晴臣、小坂忠、鈴木茂、鈴木慶一、洪栄龍、佐野元春、
センチメンタル・シティ・ロマンス、ラストショウ、高野寛、佐橋佳幸、麻田浩、エリック・アンダースンとマーク・ベノら、計20組あまりのアーティストが出演し、多くの熱心な音楽ファンが稲荷山公園に足を運んでくれました。
 2年目を迎える「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル」。今年は9月9日(土)〜10日(日)の2日間、昨年と同じ場所、狭山・稲荷山公園で開催されます。
 「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2006」の主な出演者は、ポーク・クルセダース(加藤和彦、足柄金太、坂崎幸之助)、あがた森魚、遠藤賢司、向井秀徳、オレンジ・カウンティ・ブラザーズ、有山じゅんじ+近藤房之助+木村充揮、伊藤銀次+杉真理+村松邦夫、などです(サプライズ・ゲストもありそうです)。
 詳しくは、「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2006」の公式ウェブサイトをご覧になってください。ここっす。

PS3:久々にナンシー関読んでハマってます。→そして読み終えました「ナンシー関大全」。読み終えて、なんか涙でした。あぁ、もう本当にナンシーはいないんだなぁって。彼女の文章の素晴らしさはもう語りつくされているほどですが、より抜き集であるこの本を読んで、もうその文章の絶妙のリズム感、間合いは芸術だとさえ思いました。古典落語。美しい古文、漢文。そんくらい。それから何度も言い尽くされている、全く自己顕示欲のない文章のその潔さ。私なんて自己顕示欲の塊でグジュグジュだからなぁ。ある意味それって「私を解放するのぉ」とネチッこくねばっこく歌った90年代初頭の女シンガーたちにも通じるウザったさなんだが、仕方ない。私はこのグジュグジュの自己顕示欲がアイデンティティー。その中でグダグダに生きていくしかないわけで・・・。と。そんな私はどうでもいい。ナンシー。今生きていたら、そんなことを無意味に本当に思う。ナンシーが亡くなった2002年から今まで世の中はもっともっと予想もつかなかったような状態になり、TVじゃお笑いブームがあったり。ワールドカップやらオリンピックやらナンシーがいたら必ず「語っていた」はずのものもあった。それら全部をナンシー抜きで体験していかなければならない私たちは、それだけで十分不幸な気がする。合掌。
 

2006年07月25日(火) サマンサが家にやってきた♪

 わ〜〜いわ〜〜〜い。
 なんとなんと! 今日は師匠にお誕生日祝い!ってことで、バッグ買ってもらっちった〜〜〜! 前々から半ば冗談で「サマンサ・タバサが欲しいの〜ん」とか言ってたら、今日、マジで表参道まで連れてってくれて、「ほら、好きなの買いなさい」って!! ひええええ。太っ腹ぁ〜〜〜〜!

 和田は齢41にして、「無印良品で買った70円のズタ袋に、モコモコペン(←友達が誕生日にくれた、描き、暖めるとモコモコする子供が遊ぶペン)でお絵かきして、失敗したが、そのまま持ってる」という、大人にあるまじきズタ袋を提げる貧乏人。そんなオイラがキラキラのセレブ(←師匠です)と共にババ〜ンとサマンサ入り(←土俵入りをもじってみました)。そんなところ一人じゃ絶対に入れないし、万が一入ってしまっても「すいませんね〜。オレのような貧乏人が用もないのに迷い込んじまって」という卑屈なオーラバリバリなんですが、今日は隣にセレブ!隣にお財布!(←下品ですね。。。)70円のズタ袋下げてるが、セレブの取り巻き的ワハハハハとデカい態度で「これの色違い見せてくださるかしら?」とかなんと言っちまって。エビちゃん風店員のネエちゃん(←この呼び方するところがすでにサマンサには全く合ってないオレ)に、あれこれ持ってこさせる。

 しかし。半ば冗談で「サマンサ〜〜」とか言ってたオレっすから、実はサマンサが幾らくらいするのか、あんまり知りませんでした。で。値札見たら・・。ゲッ!!こんなするのかああああああああ! 超ビックリ。あまりの値段に「す、すいません。こんなにする!」と師匠にチラリ見せたら、さすがセレブっすよぉ。太っ腹っすよぉ。「あら、いいのよ。好きなのにしなさい。こっちの方が仕事には向いてるじゃない?」と、高い方を指す。う〜〜〜む。こうなるとオレはもうただただ飢えたケダモノ。このチャンスを逃してなるものか!と、すぐさまエビちゃん風ネエちゃん店員に「これ、これ、これくださいいいいいい」と、瞬く間に購入に至ったわけです!

 いやいやいや〜〜。それですっかり興奮!舞い上がりまくり、その後仕事で行ったBMGでは編集さんや宣伝担当の方にまで「ご開帳〜〜」とか言って見せびらかし〜〜〜。ワハハハハ。みなさんいい方で「おおおっ」とか言ってくださる。ありがて〜〜。みなさん、すんませんですわ。

 でもってそれからバスで帰ってきたのですが、ふと「でもなぁ、これからこのサマンサちゃんを持って歩くと、こうしてバスに乗ったり、公衆トイレ入ったりするわけで。そんときはどうしよう?」などと悩んだオレっす。ふぃ〜〜。慣れてないんですね、高級品に。・・・って。高級品言うてもそりゃシャネル〜やらヴィト〜ンとかいうのとは格が違います。が。70円のズタ袋→いきなりサマンサですからねぇ。戸惑っちまうわけです。
 サマンサ、風呂敷にでも包んで持ち歩くかな・・・。
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