ひぽこんコラム

2005年10月08日(土) 巨泉の店で住み込みで働きたい

 今日はふと思いついて、新宿にあるUR(住宅公団)のオフィスに朝から行って、家探しをして来ました。チョコっとだけど。突然だけど。
 ええ。引っ越したいんですわ、とっても。もうこの中野のボロ家も7〜8年住んで疲れてきちゃったし、何より天井が「アスベストじゃねええか?」だし、さらに昨日中野区役所が「保険証を普通郵便で送付してなくしちゃう」なんて失態まで働いてくれて、気分はもう「中野なんて住んでらんねええ!」です。
 それで来年春にここも家賃が更新になるので、これを機に引っ越そう!でもそれなら「更新」なる妙なシステムがない、公団で探そう!と行ってみたのです。初めて。ドキドキしながら。
 で。公団。確かにメンド〜ですよ。探すの。だって例えば不動産屋とかなら、ガラガラッと入って、ドサッと椅子に座って、ただただ「ええっと。家賃はこんくらいでぇ。こんな広さで、このあたり」とか言えばいいでしょ? でも公団は自分でなんか、地区ごとにわかれている(東京23区とかね)冊子から探し、それの中から1つを指定し、そこが空いてるか調べてもらい、空いてなかったら抽選待ちで、一応申し込んで、下見は下見期間にキチッと一人で見に行って、だめならお断り書類出して(電話でも可)大丈夫ならまた書類出して〜〜です。システムとしては。
 で、物件はたくさんあるんだけど、どれも意外と高い!1LDKの東京郊外でも平気で12万以上だし…。都心なんてむろんもう〜〜20万円台とかが多い。とにかく高い!で。これは安いっ!とか見ると「昭和42年築」とか書いてあって、そ、それって限りなくオレとおない年?でドヨ〜〜〜ン。却下となるわけです。
 それでも公団。いいのは、やはり高層団地が多いので、上の階などが多いこと。これまで1階とか2階とかばっかに住んでて、どうもウウウッとなるので、ここはパアアアと視界が開ける5階以上!がいいなぁ〜〜とか思うわけですわ。
 とかなんとか。夢は広がりますが、家探しって本当に疲れるしウンザリするしガックリするし、己の資金のなさから妥協点を探らなければならないしで、疲れ果てるのですよね。でもでも。必ずピンッと来る家に巡り合えるときが来る!と信じて家探しってするもんです。(まぁ、ウンザリしてる今の部屋だって、探した時はピンッときたわけですがぁ)そして探してる間はほかに意識が行かないので、意外と熱中できて、燃えられる。
 とりあえずボチボチ探します、お家!ああでもなぁ。本当はフィンランドとかに引越してぇ〜〜な〜〜(←テレビで見て気に入ってる)。それか、「世界1住みやすい街バンクーバー」(←に選ばれたんだよね)もいいなぁ〜。ウットリ。バンクーバーねぇ、ホントにいいっすよ〜。お店も充実、自然も充実、ちょこっと買物もできるし、シアトルにバスで行けるし。あぁ、ハゲちんたちがレコーディングに嬉しそうに使うのも判るっす。林真理子とかも別荘あるんだよね。そうそう、むろん、巨泉のお土産屋もある。行くとなぜかついついそこでなんか買っちまう。魔力のある巨泉の店…。公団より、巨泉の店に住みたい和田っす!(爆)

PS:泥沼にはまって(笑)夜中にずっとREM端から聴き倒してます!なぜに?わからんっ!そして「やっぱり私はリヴィールだ。絶対に絶対にリヴィールだ」などと夜中に一人ムオオオとなってます。ええ。私的REMベストは『リヴィール』っすから。一応、再確認。『リヴィール』しか歌わないライブとか見てみたい…。ああっ…。チクショ〜、ライブ、みてぇよ〜〜(泣き)。

2005年10月07日(金) ハゲちんの未発表曲

 ハゲちんがREMと平行して、初期の頃にやっていたインディなプロジェクト(バンド)の音がどうやら聞けるらしいです。でも私にはmy spaceの使い方が判らなくて聞けないのですが。トライできる人はトライして見てください。以下、バンドの紹介と、アドレスなどです。
 Rebirth Via Algorithm: Around 1981 or so, an art-oriented music project took shape for a short time in Athens. Well, yeah, there were a ton of them, but this one significantly included Athens musicians/ personalities Michael Stipe, Lee Self, Lynda Stipe, David Pierce, Linda Hopper and Neil McArthur. The group, dubbed Tanzplagen, can best be described as a foray into echo-laden bass, ethereal guitar progressions and danceable rhythms. Although the band did some limited recording, there was never any official release. For years, bootleggers have taken advantage of this fact, but now one kind soul has made a few tracks available over at
www.myspace.com/tanzplagen
It's hard to describe how absolutely sought after this stuff was once upon a time. Let's just say it's the only time I've ever paid $15 for a homemade cassette at a record show. Yes, I'm a big, old dork. Now you can enjoy it for free.

2005年10月05日(水) 茶及び他のおみやげ

 かなりヘロヘロな私です。
 ヘロヘロな中、エイミー・マン様にお会いしました!キレイでした!とても45才=ハゲちんと同じ年…とは思えないほど、お肌もツルツルで。でもしゃべってるときもずっとあの「目」なんですよ〜。そうそう。あの眼光鋭いあの「目」。ちょっとドキドキしちゃうというか、あんまり「余計なことを聞いてはいけない」というような気がしちゃいました、ちょっとだけ。それでなんかアワアワして、聞き逃したことが多かったような…。それはまたミュージック・マガジンに書くので、出た時に読んでください。
 そうそう。エイミーには、おみやげに巾着袋に入れた緑茶のティーバッグ(←ぐり茶にしてみました)をあげたのですが、「あ、うれしい!部屋で飲むわ」とすごく喜んでくれ、「忘れないようにジャケットと一緒に置いておこう」とイソイソと自分の服の所に持って行ってました。エイミー姐さん、お茶好きです。
 ちなみにそういう小さなおみやげは、取材を円滑に進めるために時々持参するのですが、大体「茶」「お香」「和の袋」あたりが多いです。安くて気軽で。
 自分で持って行ってバカだったなぁ〜と思ったのは、LAでのシェリル・クロウの取材のときの「らくがん」。色んな形の。でもシェリルは面白がって食べてくれました。おいしいって言ってました。
それからついでに思い出したのですが、ナタリー・マーチャントにはなぜか「パンダ」の写真集をあげました。どうしてそんなものをあげたのか、今となると理由は謎。でもナタリーは笑いながら見てくれました。
 さらに思い出したのでは、「イールズのEに子供が生まれた」というガセネタ(その後はわからないけど)を信じて、可愛い赤ちゃん用のハンカチと靴下をあげた!もう、あげる瞬間はそれがガセだったとわかったので「ガセネタ信じて買って着ました」と言って。したらバカウケしてくれて、インタビューの間中その靴下のことに何度も触れてくれて、Eっていい人だなぁと思いました。最後に別れ際に「赤ちゃんが生まれたら、本当にすぐに使うよ」って言ってました。
 と。私があげるものは大体いつも千円ポッきりくらいの安いものなのですが、そんなもので意外と楽しく話が弾んだり、思わぬ人柄が見えたりして、おみやげってエエもんなんですわ。ちなみにこんな和田に逆におみやげをくれたのは、あのシンディ・ローパーさんでした。バス・オイルをくれました。後にも先にもそれだけです。

2005年10月02日(日) ピーター!

マーマーズに載ってた、超スウィートなお話。ちょい古いけど発見。(今年夏)

When I was at the R.E.M. consert in Stavanger I was so lucky that I got a place right in front of the stage ( on Peters side)
There were standing a little girl next to me (she was probably there with her parents). She couldn't have been more than maybe 8 years old or so. She was so low that she had to stand on a case to be able to look over the fence.
Suddenly in the middle of the consert there came a guard against us. He walked over to the little girl and gave her a dinosaur. Then he pointed up at Peter and said somthing like: "He wants to give you this"
I tought that was a really sweet thing of Peter to do (but I have to admit: I got pretty jealous).
Does anyone know if Peter often gives away his dinosaurs or if this was special??
 ピーター優しいですよねえ。私、ピーターを見つけると、どこでもついつい叫んでしまう癖があります(笑)ええ。取材で行ってる武道館バックステージとかでも。で。驚かれるわけですが(当然)そんなときでもピーターは親切。あのムッと笑わない顔のまますごく優しい、エエ方です。REM中いっちゃんエエ方大賞だと、常々思っております。(ちなみにこの英文ですが、コンサートでピーター側の前で見ていた8歳くらいの少女に、ピーターからステージに飾ってあるダイナソーちゃんがプレゼントされたというお話です。警備員さんがピーターを指差し「彼がこれをキミにプレゼントしたいそうです」って言うて)

2005年10月01日(土) 元気そうで何より(でもそれだけ)

 すでにあちこちで話題になってるハゲちん、コールドプレイに飛び入りニュースですが、ヤフ〜〜でも書かれていたのでまだの人は読んでください。
http://music.yahoo.co.jp
/rock/music_news/barks
/20051001/lauent002.html
しかしこの記事で明白なのはこの記事を翻訳された方は、ナイトスイミングが誰の曲で、アトランタがREMの地元だなんてことは知らないということですね。ただ淡々と載ってた記事を訳した。んだから、元の記事を書いた人もそれを知らないということなのでしょうか?ナイトスイミング。それはファンの間だけの合い言葉みたいなもんでしょうか? それにしてもこれはバーターでしょうか?前にロンドンのプロモライブにコールドプレイが出たことへの。そうでしょう、そうでしょう。よくあることでしょう。でもとりあえず元気そうでエガッた。

 ところでみなさんは、家族に罵声を浴びせたこと、または浴びせられたこと、ありますか? ダメですよ〜、それ。私は何度もありますが(爆)。ええ。このあいだ登場の、うちの鬼畜オヤジね。でも今日はオヤジじゃなく、姉でした。いきなり登場の姉。おそらく更年期ヒステリー?すごい罵声を朝から、しかも電話の向こうから(注:私は母と電話してた)浴びせて来ました。「うるせんだよ〜」みたいなヤクザ〜ちゃんな感じで。「死ね」って感じで。いやいや。驚きました。私と母が話していた内容は「私の鬱ちゃんがちょっとよろしくなくて、そのために心臓ちゃんがよろしくなくて」という病気の話だったのですが、どうやら病人とか嫌いらしい。そういうのはすべて甘えてる、ワガママな人間だと思ってるらしい。う〜ん。甘えてあかんか?ちゅ〜か。病気ってダメか?何も嬉しくて心臓悪くしてるわけでなし。なんだか、私。すっかり気持ちヤサグれてしまいました、今日は。だから昼間はあちこちブ〜ラブラしてたのですが、夕方になって原稿やらなきゃ!と思い直し、夜、ときどき、「クレヨンしんちゃん」とか横目で見ながら(笑)やったです、原稿。ちょっと、自分が「働いたな」と思いました。ヤサグれてる割りに、エラかったな、とか。とにかく罵声、やめませう。小さな声でポツポツと。それで頼みますわ。あ、姉なんて「勝ち犬」さんなのになぁ。勝ち犬さん、ちっとも幸せじゃないなりぃ〜の図が透けて見えてきますです。

 最後にハッキリさせておきますが、私、コールドプレイ、魅力感じません。だから何ってないが。とりあえず。所信表明!

2005年09月30日(金) ゴメス・ザ・エイミーマン

 きのうはゴメス・ザ・ヒットマン@REMファンのボーカル山田さん!の東京ライブに行って来ました。が。途中でものすごく具合悪くなってしまい、あえなく退場してしまった和田…。ごめんなさい。でもゴメスさんたち、オルタナ・カントリーなムードバリバリの曲などを中心にがんばっていらっしゃいました。でもって時々ドキュ〜〜ンのポップな曲が登場したりして、ワダ的には実はそういうドキューンなポップな曲の世界をもっともっと探求してもらいたいなぁとか思いました。
それが魅力的だったからです。
 で。まだまだ調子悪の和田。そんな中、来週エイミー・マン様にお会いすることになったので、質問を考えたりぃ。ううう。ドキドキしますぅ。デビュー作からサクサクと聴いていて。あぁ、ずっと天才なんだなあと思いました。そしてこの人はいつも強烈なエゴ(大体、自分のレーベルの名前がスーパーエゴだもん)を炸裂してる人だけど、それは天才だから許されるんだよなぁと思い知りました。私、すごくずっとエゴを炸裂させて、色々な事を潰し、色々な人にイヤな思いをさせてきたけれど、それは天才なら許されるというか、「公式」の中にあてはまるけど、私のような凡人の場合は、それは単なる「ワガママと甘え」でしかなかったよなぁとまた反省しちゃってる次第です。たくさんの人が与えてくれた優しさとかチャンスとか好意とかそういうものをどれだけ甘えとワガママでつぶしてきたか。なんて取り返し付かないんだろう? ああ。そんなことを思ったので、エイミーと、今度そんなお話をしようと思っています。

2005年09月28日(水) エリオット・スミス

 今日はベン・フォールズのライブに行って来ました。
 きのうの夜、突然にソニーの担当Iさんから電話があって、「ベン・フォールズのライブ見ないぃ?」と言われて「う〜む。ベンちゃんかぁ。うう」とか言ってたら「中野サンプラザだ」と言うので「な〜んだ、中野かね?んじゃ、ちょいとブラッと」などと、すごくファンの人には失礼な、ダラリ〜ンとしたノリで行きました、サンプラザ。歩いて10分。
 で、行ってビックリ。満員でした。かつて10年以上昔、キムタク&山口智子ドラマで曲が使われたことでブームとなったベンさん。いまだその伝説は生きているのか?いや、グルリと見まわすと20代OLみたいな層が圧倒的で、10年以上前は明らかに子供で、ファンの新陳代謝がちゃんと行われているんですね。その後、CMとかで曲が使われたりしてことで、ファン、育っているのか。すごいわ。驚いた。
 でも聞いていたわかりました。この人の書く曲は、適度に湿っぽくて胸にキュン。それでいて明るく、楽しく、サビがあって、日本人にはドキュンコ〜ンとハマるタイプだと思いました。しかも日本人が大好きなピアノ主体だし。ほれ、『ピアノソングズ』なんてコンピレーションCDがバカ売れしたくらいですからね(←実は30万枚以上も売れたそのパート1、ライナーをワシが書いてました。下手糞なピアノ・エッセイまでつけて…笑。まさかそこまで売れるとは思わず、ヘラヘラやってたらバカ売れしちまった→だからといって、金一封が出るわけではむろんナイ)。
 でもでも。ベンさん、ピアノのスキルがものすごい。やはり「アメリカで、長年、メジャーと契約して、CDをコンスタントに出して、活動する」アーティストの底力って生半可なものじゃないってことも、そこで思いましたわ。
 んで。ベンさん、途中でエリオット・スミスのカバーを1曲歌いました。タイトルは忘れちゃったけど、「僕の大好きなソングライターの曲」と言って。で、もう〜。エリオットの曲はやはり全然違いました。ベンさんの曲とは。圧倒的に暗くて、孤独で、悲しくて。客席はし〜〜〜ん(笑泣)。いや、日本人大衆にはまったく受け入れられずらい、そのものでありました。
 しかし和田は思いました。ああ、エリオット、やっぱり大好き、と。やはりやはり。私はどうしても、どんなに頑張っても、どんなに努力しても、明るい場所に行けないのです。どうしてもどうしても悲しいものが好きです。孤独で寂しいものが好きなんです。絶望のどん底にひきずり込んでくれる音楽…それに引かれてしまいます。
 きっとベンさんも、そんなエリオットに憧れるんでしょうね。彼には絶対にかけない曲。でもいいんですよ、書けなくて。そんな曲が書けてしまったばかりに、彼は死んでしまったのですから…。
 エリオット・スミスがいかにすごい天才か。今夜はそれを再確認しちゃいました。すいません。ベンさん。
 とっころ〜〜で。マーマーズご覧になりましたか? NY、グリニッジビレッジのワシントンスクエア・パークでのアートプログラムなどへのチャリティ活動として、色々な人がオークション出品してて、そん中に「ハゲちんとカクテル飲む権利3100ドル」ってのがあるそうな!ワハハハハハ。爆笑!カクテル飲む?それって一杯ガブッで終りなのか、一晩ウフフ〜なのか、カクテル代は誰持ち?とか。疑問は山のよう!そして3100ドルって!!すげええっ!!どうかこれを落札した人は、その後の報告をぜひぜひしてほしいですねええ。ハゲちんとのカクテル・デート。ぷぷぷぷっ。
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