ひぽこんコラム

2005年07月08日(金) トム・クルーズとミッションでポンッ

 なんか運命めいたものを感じますよね、REMがロンドンにこのとき居て、ハイドパークでライブをやることになってたのに延期して、そして1週間後おそらくまだみんなが恐怖のなかにある時にライブをハイドパークでやるなんて。そりゃものすごおおおく「スペシャルなショー」になるでしょうね、あらゆる意味で。前に私が見た「ブリッジコンサート」@9・11の1ヶ月後にも似た、いやもっとすごい意味があるライブになりそうですよね?しかもきっとそれ、DVDとか用に録画されるんじゃない?(ハイドパークライブとか絶対に出しそうだ)そうしたらものすごいものになりそう…。
 だって今どき政治的スタンスを明らかにして、発言して行動するロック・バンドは少ないわけで。そのなかでも代表的なバンドであるハゲちんたちがアメリカ人なのにそこにそのときに居るなんて、そしてこれから1週間後にはライブするなんて。ああ。居るべくして居て、言うことを言わなくてはいけなくて、そしてそれでまた何か大きな話題になったりとか。彼らのような大きな存在のバンドには、そういう巡り合わせがなんか、やってくるのかもしれない、とかって思っちゃいました。ふと。イヤ、だから、何って別に特に言いたいわけじゃないのだけど、なんかそんな気がしただけです。なんて言うのかな「彼らの責任」みたいのを、そこに感じるのです。もっと違う言葉で言えば「ミッション」か?(と、トム・クルーズ?)バンドとしての彼らが背負ってるものを感じますた。ぜひ次のアルバムのタイトルは「ミッション」にしてくだしゃい(笑)。

 と。これからテレビでスターウォーズ見ます。これ、前に映画館で見て「なんだよ〜〜。つまんねぇなぁああ。ヘイデン・クリスチャンセンって本当に大根やなぁ」と思ったヤツなんですが、ちょっと忘れちゃってる所もあるので、おそらく日テレと映画会社の「そういう人に見てもらうために」の思惑通りに見ますわ、見ます。もうちょっとロンドンのニュースは悲しくなってきてしまうので見るのは止めておきますぅ。そういや、キングスクロスってみなさん、思い出すでしょう?あの「ハリーポッター」が魔法学校に行くときに乗る列車が出る駅です(笑)。そんなおとぎ話駅も現実では爆破です、爆破。…ああでも。イギリスはかつてもIRAとの紛争でさんざ爆破されてきてて、けっこう年配の人達は爆破慣れしてる部分もあったのでは?でも最近はそういうの減ってたからみんな久々にビビッてるんだろうなぁとか思います。

2005年07月07日(木) BBC2の放送時間=延期

ハイドパークでのライブ、1週間後に延期。16日だそうです。エガったねぇ。延期で。でもBBCはどうなっちゃうのかな?そして警備はすごく厳しいだろうな。そしてハゲちんは9・11に続いて、また同時多発テロの場に居合わせちゃったんだね…。REMの次のアルバムにこれってまた影響するよね?

ロンドン、ビックリ!!!大変!!!なんてこったい!!!怪我した人が痛そうで…きっとこれから死者が増えるだろうし…。そしてハイドパークでなんて、コンサートがあさってできないだろうなぁ。なんだか東京の地下鉄サリンのときを思い出したりしました…(あのときは死者の出た中野坂上駅のすぐ近くに住んでいたので、家から一歩も出れなくて窓も怖くて開けれなくて大変だったっけ)。それにしてもバスがフッ飛んでますね。地下鉄もロンドンに行く度に使う駅ばかりで本当に驚きです。驚きです。驚きです。
 …あ。HPがアップされてますね。我々の力を超えてるって言ってますね。どうなるか分らんと言ってますね。そうでしょう。おそらく中止だろうなぁ。それか、別の会場になるかな?とりあえずハイドパークはありえないと思う。公園にたくさんの人が集まることは許されないだろうし。

 今度のREMのBBC2での放送ですが、英国タイムの夜9時半から2時間だそうですね。ということは日本では朝の5時半。ホッ…少し遅くなった。えがった。
 ああ。思い出すなぁの和田です。2003年ツアーのときに、どうしても「エブリバディ・ハーツ」を親友リエちゃんに聴かせたくてダブリンのショーのときに携帯でピピピと日本に電話→朝6時くらい(激迷惑、むろん!)にしちゃって、起き抜けのりえちゃんに興奮した大声で「聞いて聞いて聞いて〜〜」と聴かせたこと…。ああ。懐かしいっす〜〜〜。りえちゃんはいい人なので「すごおおおい。よく聞こえるぅ」とか言ってくれたっす。
 それにしてもあんときもヨーロッパは猛暑で今年も猛暑。つくづくハゲちんは猛暑づいておりますなぁ。でも暑いのは平気!って前に日本に来た時に言ってたらしい(toそのときアテンドしてた、和田の友達のNちゃんに)。アセンズがムシムシ暑いから、平気なんだって。そういや、全然カンケーないけど、そんときにNちゃんにハゲちんが「紫蘇っておいしいいいい!これから絶対に紫蘇がクルッ!」とか断言してたらしい。…クルっ!って、あんた…。どこにクルんだ??
 …ところで今、気圧がグルグルで具合もグルグル。気圧が下がるとだみだ。

2005年07月05日(火) ライブ8について今更

 もう絶対イヤイヤイヤ〜〜〜〜〜!と背を向けていた「ライブ8」に関してですが(って今更言ってる)私なりに考えがまとまりました。
 アーティストに関しては、彼らは彼らなりに善意からあれに出たのであるから(と、信じることにしました、全員に)彼らはいい。しかし許せないのは、今度のG8サミットの議長国であるイギリス、その首相ブレアです。奴は今年、国連がアフリカ年と定めたことを(らしい)いいことに、アフリカをG8サミットの議題にして、日頃からアフリカ問題を話し合うイギリスの中の会議のメンバーであるボブ・ゲルドフをうまいこと使ってあんな催しをやらせ、いっしょにニコニコ写真を撮り、そしてイラク問題で信用度ガタ落ちの自らを救出し、そして全てを誤魔化そうとしていること。それがとにかく許せません。ブレア。あいつは本当に悪魔っちです。片方ででイラクの人達を殺し、自然を破壊し、そのもう片方で施しをしよう自然を守ろう…なんて。ありえない。
 で、きのうNHKでアフリカ問題についての番組をやっていましたが、アフリカを救うこと、それは果てしなく難しいと知りました。まずアメリカがイラク問題で汲々としてるのと同じで、民族性とかあらゆる考え方が違うので、欧米社会がその社会構造や考え方を持ち込んでも絶対に失敗してしまうということです。ましてやただお金を垂れ流しても同じです。日本もたくさんの過ちを犯してきて、皆で競って「いくらアフリカに使ったか」だけが大切だったようです。だからこれからはそういう点を反省して、どうしたらいいのか?をもっと地に足をつけて考えなければならないと言ってました。
 しかしたとえ「大きな工場を建てて、現地の人を雇い、教育し、現地の人だけで大丈夫」となった時点で大国が手を引いて(このときはドイツ)も、アッという間にその後、その工場は倒産したという話もやってました。結局、競争していいものを作って売る。経営努力をするみたいな意識がゼロなので、駄目なんだそうです。そう言えば、前にウルルンで芋作りを日本人の海外協力隊みたいな人達が教えて、それが根付いたけど、でもやっぱり植え付け方とかそういうのが雑で、おいしいお芋が獲れない…。で、そこに金時のおいしい芋作れる人とか連れてって教えたりして、「そうかそうか」なんてやってたけど。あれだな。あれがいいんだな。農業だな。しかも1度教え。さらに教え。何度も何度も何度も教える。そしていいモノが出来たら高く売れて、お金になることを徹底して伝える。それだな。
 ってことは(と、またロクでもないこと思い付いたであ〜〜〜る)。あれだ!和田が行こうとしてて行けないでいる茨城の農業研修学校!あれだ!あれにですねぇ〜〜、ボノ先生やらハゲちんやらゲルドフ君やらエルトン翁だの、「アフリカ救いたくてたまんね〜〜」って言ってる人達を押し込んでですね。学んでもらうんだな!農業!そうだなぁ〜〜〜、最低でも3ヶ月か?で。その後アフリカに行って伝えてきてれ、農業を。それだそれだ。むろんブレア君にも行ってもらおう。あの性格の悪そう〜〜な女房と。
 それにしてもハゲちんの農業研修。ふふふ。妙に似合いそうだな。長靴はいて、クワ持って。「キャアア、ミミズよ〜〜ん」とか叫んで。ふふふふ。(と、また妄想)
PS:とにかく大爆笑!文章はいいから写真を探せ!
http://abcdane.net/blog/archives/
200507/live8_bakaure.html
 

2005年07月03日(日) 治したくはありません

PS:「義経」ご覧になってる方々!今宵の後白河法皇の眼にウオオなりませぬでしたか?あれはあれはマズいでしょ?いやもう。興奮だわさ。マジ狙われる義経様。いや〜〜ん。いや〜〜〜ん(興奮)。

 きのうは大好きなシリーズ「つれづれノート」の14、「川のむこう」を買ってきて深夜までずっと読んでいたので、おかげで今朝は肩コリコリ。
 このシリーズ、詩人の銀色夏生さん…そう女の子の人気の恋の詩などが多い人です。でもよく読むと情景描写とかがすごく美しい人です……が書いてる日記シリーズで毎年1冊ずつ出ていて、そして毎年今ごろ出るのですが、それを私はすごく楽しみにしてます。とにかく詩人の日記ですから言葉使いがテンポ良くて、もともと日記文学は大好きで「富士日記」とか超好きですが、しかしこれも本当にすばらしく。しかもどんどん彼女が「偏屈」になってきてて、それを隠さずに書いてる様が最高です!子供もワガママで、それを怒って殴ったりとか。でもってヘンテコな精神世界にはまってみたり、それを後悔したり、反省したり。いいことも悪いことも離婚のことも、登場する相手が傷つくであろうこともけっこうかなり露骨に書いてあって、彼女が色んなリスクを背負って書いてる所も好きですね。むろん、露出を前提に書いてあるのだからあるがまま!100%はありえないのですが、そこが日記文学と素人の日記の違いですが、そこのところが絶妙です。
 で。読んでいて最高!と今回特に思ったのが、彼女が人を家に泊めることができないということを告白してる下り。私もかなりそうで、全く気遣いすることなく一緒に居られる人なんてほんの数人。究極に言えばたった1人しかいない。だって家族だって辛いし…。
 そこでの記述は「人を家に泊めることができない。ふたりだけ、大丈夫な友達がいるが。泊めると長く家に一緒にいることになるので、どこでバッドな状態に突入するかわからず、早いうちにそうなったら困る。今日は私は、外へ逃げました。そういえば旅先(外国)でもそうだった。遠いところ(日本)から仕事でたずねてきた人がいたのに、用事がすんだら、その後に一緒にいるのが苦しくて、黙って行方をくらましたのだった。 あの苦しさを病気だと言われるなら、よろこんで認めよう。そのために逃すことになるかもしれないすべてのことを、よろこんであきらめよう」とありました。その通りですわ。私もその、人を泊めたくないと並んで、人には説明できないけど「耐えられない事」……それを耐えようよとすると心臓がバクバクしてもう気が狂いそうになること…がたくさんあります。そのいちいちを説明するのがイヤだから、面倒だから、滅多にわかってもらえないから、ついつい簡単に『頭が痛くなりました』とか言って逃げてしまうのですが、でもそれで大切なこと、素晴らしいこと、得することとを私が逃すことになっても構わない!と今は思います(昔は後悔たくさんしたけど)。それが性格だし。性分だし。もしかしたら病気だし。でもいいんだ。そんなん無理して「治す」とかしたくない。昔はなかなかそうは思えなくて、サクサクとわずらわしく思うことなくあらゆることを運べる人を見ては「うらやましい」、あるときは「ずるい」とさえ思ったけど、今は「人それぞれ」と思って、私は私の範囲内でやることにしてます。「どうしてそんなんなの?」と私の卑屈さんっぷりを心配するあまりに咎める人もいますが、仕方ないのです。それが私だから。
 そんなわけで、大いに共感したり笑ったりしながら読んでます「川のむこう」。でも読み終えちゃうのが悲しい。また1年待たなくちゃならないから。
 そうそう。日記文学では確か山田風太郎の「戦中日記」というのも面白いらしい。あの人の忍法モノとかは読んだことないですが、エッセイみたいのはすごく変人っぷりがこれまた面白かったので日記もいいはず。今度図書館で借りてこようっと。
PS・ショック!「川のむこうに」を最後まで読んだら、このシリーズ、今回が最後なのだそう。もう次がないなんて!こうして楽しみが減って行く。そしてみんないつか終わりがあるのね。がぁああああん。

2005年07月02日(土) 何度も何度も言うけど

9日のハイドパーク・ライブの時間詳細が出ました。
16.30 Jonathon Rice onstage
17.15 Idlewild onstage
18.00 The Zutons onstage
19.00 Feeder onstage
20.15 R.E.M. onstage
22.15 Concert concludes
BBCがウエブでも全部放送するのかは分りませんが、とりあえずREMは英国時間で夜8時過ぎですね。あらうれしい〜。朝4時かい?爆!爆!爆!

ところでライブ8は始まったそうです。イギリス政府は「債務帳消し」なんて調子いいこと言ってますが、元々アフリカ辺りに金など日本ほど使ってないからそんなお調子言えるそうです。ボノはそんな英国政府に乗せられて「次は日本だ。日本には債務帳消しをしてもらう!」とか言ってますが。アチャ〜〜。あんた政府のうってつけの犬になってるよぉ?ということだそうです。日本は元々イギリスには比べ物にならないくらい金は出してるみたいっすよ。ODA?それがどう使われているかはわからないけど。大体、イギリスもアメリカもイラクとかさんざっぱら攻撃して、貧しい国を製造しておいて(むろん日本もそれに協力してるわけですが)その片手で貧しい国を助ける?ちゃんちゃらオカシイですね。どうしてそんなものに出ちゃったの、ハゲちん?オイラは哀しいです。そんなものに協力するなら「ペシャワール会」にお金を出してあげてほしかったですぅ。
 結局、本当に貧困を救いたかったら1軒ずつ家を廻って、1人1人にお金を渡すしかないのでは?と思います。今日食べるものが無い!と言ってる人にはそれが1番だから。そして出来たら毎日炊き出しする、そのために今すぐ炊出し所をライブ8に集まったミュージシャンみんなでワッセワッセと造りなさい!造れなかったら、今すぐ金バラまいて、人雇って、急ごしらえでいいから造りなさい。そしてさらに金をバラまいてメシ炊きオバたちを雇いなさい。そして今すぐ食べさせてあげなさい。悠長に歌ってちゃ駄目です。何度も言うけど。本当に情けないです、あれは。

2005年07月01日(金) 話題の(ぷぷぷっ)ライブ8

 明日、いよいよ「話題の」ライブ8ですね!(ぷぷぷっ)
 しかしねぇ。あれ、チケット、寄付して→抽選で配布だったそうです。と言ってもほぼ必ずくらい当選するそうですが…。私のお友達もものすごい小額を寄付して当てたそうです。でもボブ・ゲルドフ先生は「欲しいのはお金じゃなく、みんなの関心だ」って言ってたのに何故、寄付?その金はどこにどう行くの?そのお金で買った小麦粉とかが結局横流しされて、儲ける奴が儲けたりはしないの?ねえ??ねええええ?それとも「新しくオープンしたばかりのエキサイト・チケットの手数料なの?」とか業界的な話を振ってみる。
 と。ライブ8。最後までナゾだらけでございますわ。でも出ちゃうんですね、ハゲちんら。そんな所に。ピーターとかもそれ、いいと思ってるのかな?う〜む。チャリティってさぁ。そんな大規模なものじゃなく。やはり一点集中型の、そういうものがいいと思うんだ。あ。チャリティじゃないのか、これ。でも実際、そうやって銭集めているのなら、貧しい国を救おう!なんて大雑把なこと言わんでくれ。そうじゃなくて、「アフリカの東海岸に○○○という国があり。今そこでは蚊帳が200000000くらい必要です。それを買うには20億円が必要です」とか言ってくれた方が分りやすいよね?そういうチャリティなら意味があるように思う。そしてただ関心を集めたいのなら世界中継なんていう、電気代かかる方法じゃなくて、もっと地道に長く続けて行く方がいいんじゃないのか?何度も言うが。
 しかしそんなワシの小さな叫びなど響くことなく、ライブ8は行われるのであった。ゲルドフ先生の雄叫びと共に。それにしてもさっき編集の人と話していたのですが、ゲルドフのアルバムってどうなんだ?って。あの人…ブームタウン・ラッツ(というバンド名さえ忘れていた私。ストラングラーズとか言っちゃいました。すいません、ストラングラーズ様)も大したことなかった印象だが、その後のソロ作ってどうよ〜〜〜?ですねぇ。肝心の本職ってどうよ〜〜〜?ですねぇ。ええもう音楽活動なんてやってねぇえか?不思議な野郎だなぁ〜。ちゅ〜〜か。思いきり胡散臭いんですけど。この際だからお遍路とかになって、行脚して、世界を救おう!と叫び続けてください、ボブさん。
 そんなことより来週はタワーにハゲちん表紙の「タイムアウト」とか「UNCUT」のREM特集号3冊色々シリーズを買いに行かないと!「UNCUT」のは3人それぞれ号で、3人セレクトのCDがそれぞれついてて、ワオオオオ大変!な特集号ですよ〜〜ん。まだ入ってこないかな?????

2005年06月29日(水) 結成は80年代!

PS:ついにブッ壊れちゃったか?マイク・ミルズの「パンツ1っちょでライブ」姿はこちらでおがめます。
http://www.murmurs.com/talk/showthread.php?t=90461
 ヨーロッパはこの夏も猛暑らしいからなぁ〜。大変なんだね。それとも隣でクルクルしてる青い顔のおじちゃんにそそのかされた? 

仕事のために懐かしのエコー&ザ・バニーメンなんて聴いてました@キリングムーンだのカッターだのプロミスだの。ああっ!なんてステキ!そしてなんて懐かしい!んでんで。なんて素晴らしい!イアン君(@ボーカル)の声は本当に物憂げで冷たくてそれでいてとんでもなく情熱的で色気があって。ナイフと血とバラと愛。そんなんですわ〜〜。ああ。ニューウェーブの至宝!デビュー当時はさんざんっぱらU2と比べられてリしてましたが(懐かしい話題っしょ?)今にして思えば全然違うだろ?と思います。U2のドン臭さに比べて、この美学よ!お耽美という言葉がこれほど似合う人達もおらんだろう?と思います、今更。
 そんなわけで。イアン君率いるエコバニ@再生編はもうじきリリース。そしてサマソニにまで来ちゃいます。オジジとなつたイアン君たち…。どんなお姿なのやら?しかし今どんなお姿(←実際の姿のことです。デブってるとか。ハゲってるとか。オヤジってるとか)であろうとも。かつて彼らは本当に本当に鋭く、限りなく美しかった!という事実を忘れないでください!!と願う和田ですぅううう。
 でもこういうのを聴いて思うんです。て言うか、思い出すんです。80年代のイギリスを。果てしなく貧しくて、果てしなく希望がなくて、果てしなく暗かった。地方などに1歩足を踏み入れると、まず出会うのは間違いなくホームレスの物乞いさんでした…。しかもそれがオバさんだったりするから余計に哀しく。北へ行けば行くほど町は煤けて、家は崩れんばかり…。歩いてる人達はみんな肩をすくめて、ちびっちゃくなったタバコを無理やり吸ってて。バスに乗るお金さえない…みたいな。今のロンドン→携帯ピ〜〜ピ〜〜ワハハハお買い物〜〜〜日焼けビンビン〜〜スタバ系コーヒーショップでガブガブ〜〜みたいな風景とは間逆な。そんな時代がよもやその後やってこようとは誰もが思えなかった。町中「FOR RENT」の看板だらけで。本当に本当に本当に寂しかったイギリス!!!
 でも私はそんなそんなそんなイギリスが大好きでした!!哀しい町を何をするのでもなくトボトボずっとずっと歩いたものでした。イギリス人の真似して肩をすぼめて。
 そしてそんなイギリスからは、当時のイアン君たちのように、本当にその空気を内包した、厳しく、絶望を知る、鋭い音楽がたくさんたくさん生まれてきた!哀しいからこそやる馬鹿音楽さえもなんか、泣き笑いで許せた!
 それに比べて今のイギリスの音楽…。な〜んて言ったらそれこそ「懐かしいものばかりありがたがるオババ」になるのでしょうが。しかしっ!しかしっ!イギリスの音楽がかつて持っていたあの鋭さは、今、あのロンドンからは絶対に生まれてはこないだろうなぁ〜〜とだけは分ります。それは無理ってもんだし。ポピュラー音楽は時代の鏡なのだから、ありえないわけで。
 じゃ。イギリスがまた貧しくなればいい、なんて言ったらイギリス人に怒られるわけで。芸術が高みに上ることと、経済の発展って相反するのね、ってことなんでしょうねええ。
 ちなみに和田がはじめてイギリスに行ったのは確か87年くらいかな?コンサートとか行くと、外で労働党のビラとか配られていました。炭坑ストとかそんなネタでしたね(泣きっ)。ひえええええええ。懐かしい〜〜〜!そいでもってぇ。そんなときもオイラは馬鹿な追っかけちゃんだったのでした〜〜〜。いや〜〜〜ん。20年馬鹿やりっぱなし〜〜。どうしたよかんべええ?
 …あ。でもREM結成1980年。ずっと馬鹿…じゃない、バンドやりっぱなし。エエんだ。エエんだ。うん。(←無理やりなっとく)
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