ひぽこんコラム

2011年03月22日(火) シンディ・ローパー

PS:今夜はシンディ・ローパーの大阪公演(日本公演最終日)のニコ生中継を見ました。
 見られて良かった。今日というタイミングに! 
 
 本当は先週の東京の初日、招待状をもらっていたのだけど、私は沼津に帰った。見なかった。でもそのときは私には家族が必要だったから帰った。今は歌が必要だ。そしてもらった。
 
 「トゥルー・カラーズ」の中の「ドント・ビー・アフレイド」という歌詞が、本当に響いた。泣いた。すごく泣いた。パソコンの前で号泣して、いっしょに歌った。ありがとう、シンディ。ありがとう! そして帰らなかったバンドにも! その勇気に!!!

 そしてツイッターに書き込んだら、みんなが「アップして」と言うので、2008年にインタビューしたときのシンディの発言をここにアップします!! 今読むと、すごい泣けるかも。。。

 ありがとう、シンディ!!!

 ↓話はちょっと混乱してます。テープ起こしのせいです。


 とても素敵なページね(注:L25の巻頭インタビュー「心を開く」でした)。
 私は「心を開く」と言うより、時計に合わせて気合を入れていくタイプかもしれないわ。普段はオープンになるべく心を開くようにするけど、なかなか難しいの。気づくと自分自身、守りに入っていて、後からちょっと考えて、もっとオープンにしようと思ったりね。それは考え方だけじゃなくて、顔から身体から少しずつすべて開いていくの。最終的に全部開くには集中しないと駄目ね。意識して開いて行くわ。ああ。時々思うの。私は結婚なんてしないで、1人でシンディおばあちゃんとして生きていった方がそういう意味では良かったんじゃないかってね。。。冗談だけど。

 音楽を通すと自分を素直に出せるの。仕事の場ではある意味手段としてやっていけばいいという感じかしら? でも毎日のこととなると話は違うわ。バランスが必要なのよ。以前にジェイムス・ブラウンがすごく不幸なシチュエイションにいたことがあったわ。乱暴をして、逮捕されたりとか。でも彼のステージは違う。彼は素晴らしいの。同じ人間なのにステージと現実では意識を変えていたわ。

 人生ってそうやって自分のあり方、考え方次第で変わるものだと思う。人生は学びの旅よ。歩みながら成長していくの。ずっと前に、まだ息子が2歳の頃に車の中でダライ・ラマの「幸せの法則」というテープを聴いていたわ。そうしたら子供が暴れだしてね。分るでしょ? 2歳の子供はもっとも手がつけられないの。哺乳瓶を投げたり大暴れ。そのうちゲエと吐いてしまって。夫もイライラして、車の中の物を次々に車のルーフの上に置いて、忘れて、そのまま出発しちゃったのよ。もちろん全部道路におっこちちゃって、また獲りに戻らなきゃならなかったの。私がやるわ! 私を降ろしてよ!って叫んでね。そして戻って見たら、道路の上につぶれたダライ・ラマのテープがあったの。でもテープのダライ・ラマの写真は笑顔のままだった。人生ってそういうものよね? 考え次第。笑顔でいけばいいの。どんな問題があっても、捉え方次第なんだと思うわ。

 「セット・ユア・ハート」という歌では、人生は常に前向きにセッティングしなきゃと歌っているのよ。暗い、曇ってる、何が起こるか分からないとネガティブに考えているとね。私の経験では、そういう考えの中でこれ以上ひどくならないように!なんて思ってるときに限ってさらにひどくなるものなの! だからうまくいくことをイメージする。自分の気持ちをコントールするのよ。だって世の中はコントールできないでしょ? 世の中は動かせない。だから意識を変える。ものの見方も1の広さでOKと思うか、10の広さでOKと思うかで違うわ。なんでも10じゃなきゃ、というのは駄目よ。
そう言いながら、私自身も毎日難しいわよ。なかなかうまくセッティングできない。でもだからこそ学ぶの。成長できるのよ。バナナの皮の上を踏んで転ばないようにね。・・・だって生きてるんだもん! 生きてる限り勉強よ。

「グラブ・ア・ホールド」という歌は。。。ちょっと仏教っぽい考え方なんだけど、欲しいものがあればまずそれを放つことが大切、というのをテーマにしているの。意識を放つことが大切なのよ。欲しいものは、もっていないから考えてしまうものでしょう? 意識がそこに集中しちゃう。今、手許にないから欲しい。・・・私は子供の頃に紙の船を作って川に流したことがあるの。すばらしいアーティストである友人に出会えますようにって。。。それが数十年してデヴィッド(夫)に出会えたわ。・・・子供の頃を思い出しましょうよ。子供って空想するでしょ。空想して自分にこれはあると思うと満足する。想像で楽しめる。もう1つ思い出すわ。私は子供の頃にいつも1人で劇を演じていたの。女優になって女も男もおばあさんもおじいさんも演じた。そうやって遊んでいたの。そして何十年もたって2年前にブロードウェイの舞台に立ったわ。踊って歌って演じたの。。。。。世の中に1度は願いを放ってみるのよ。それが旅して自分のところに戻ってくるわ。誰の人生にだってそれは起こる。みんなそんな瞬間があるはずだもの。

 思うに、私たちって持ってないものばかりを考えて、持っていることへの感謝を忘れているわ。
この歌を作るときに、友達の夫婦と一緒にアイディアを出し合ったのだけど、そのときに思ったの。私は昨日という自分の顔を洗ったら、昨日はそこで忘れる。今日は今日という日を明日を楽しみに生きるんだって。ムッツリした顔も、さかさまにすれば笑顔になる。

 このアルバムはリズムが強くて、音楽の存在がすごく大きいアルバムだから、音楽だけに耳を傾けたい人はそうしてほしいし、歌詞を聴きたい人はそれもそうしてほしいわ。私も部屋でいつも1人踊ってパーティーしているから、そうしてもらえるとうれしい。
今回はたくさんの人と組んで作ったのだけど、他の人のやり方を見たかったの。ときどきね、自分がイヤになるんです。同じことの繰り返しで。刺激がほしいなぁって思う。だから他の人のやり方を見て、私はどうやれるか、どのプロセスにふさわしいかを見たの。すごく楽しかったわ。スタジオに呼び入れてくれたりして、オープンに接してもらえてありがたかった。人選は私だけじゃなくマネージャーや周りの人に聞いたわ。私は今回、あるタイプの音楽を作りたかった。一般的なものじゃなく、お上手じゃない、もっとパーソナルで、本当の意味で人と人のつながりのある音楽作りをしたいと思ったわ。というか。いつもそう思っているのだけどね。ときどきリズムは立派だけど計算高いというか、そういう音楽に出会うけど、そうじゃないの。そしてちょっと自分の好きに、自分が会いたい人に次々会ってみた。正直、中には難しい人もいてね(笑)。でもそういう人とも1曲だけやってバイバイ〜。ハネムーンみたいなもんで、いい時期だけいっしょに過ごして終わり〜。楽しい限りだったのよ。

「LIFE」という歌はユニークな、そしてすごくパーソナルな、私のポエトリーよ。サミーと言う友人といっしょに曲作りをしたのだけど、ラッパーじゃないし、ふたりですごく苦労して、なかなか上手くできなくてヒップホップのプロデューサーの友達に聞いてみたの。そうしたら彼がマーヴィン・ゲイの古い曲からカーティス・メイフィールドやカーティス・ブロウなどいろんな曲を聞かせてくれて。。。そこからイマジネイションを膨らませて、完成させていったの。

 でも歌っている人生そのものはいまだ未完成。
人生って、エレベーターの扉が開いたり閉じたり、意味なくするものよね。さらにセーターのほつれがひっかかったりして、何もかも崩れちゃったり。
人生ってなんだろう? 楽しいことも苦しいこともいろんなことが次々に起こり、極限に立たせられることばかり。でもそれこそが美しさよ。
私には息子がいて、息子にこの人生とはどういうものかを伝えることを考えるわ。私自身だって人生はどうって分からないけど。でも。。。社会はあれこれ注文をつけるし、イメージとして終わらない乗り物、自分はこの乗り物に捕まって乗っていれば落っこちないぞ、大丈夫だと思えるようなものかも。大丈夫だと思う気持ちが大切。でもときどきよくないと思うのは、TVなどで可愛そうな人を映し出し、それを見て私たちは、ああ、これよりマシよね、なんて比較しちゃう。比較させるようなことは良くないわ。
人生にはいろんなことが起こるけど、それで壊れちゃうわけじゃない。逆に強くなれる。たくましくなる。新しいことを発見していける。辛さ、きびしさがあるからこそ、前に進めるのよ。
人生の厳しさは悪いことじゃ決してなくて、勉強であり、それが美しさなの。

 ビューティー・オブ・ライフ。人生は激しく、辛く、ショックも多い。でも最終的にそれが素晴らしさなの。

アルバムのジャケットに映し出された赤い靴は現代女性を象徴してるの。同時に私の人生でもあるんだけど、みんな赤い靴を脱ぎたくても脱げないでしょ?

中にうつってるキッチンは、本当に私の家のもの。息子は「なんでもリッツとかで撮影しないの?うちのボロ台所なんかで撮影してさ」なんて言ってたけど。
あとはトレイラーパークで撮影したわ。ゴージャスな服装で掃除している女性は、家に押し込められて家事をしながらも反抗していることを表しているのよ。そしてミラーボールを磨いているのは、どんなときもミラーボールを忘れずにね!って。ダンスすることを忘れないで。

















 昨夜は辛くて辛くて、たいへんだった。。。

 また1人でメルトダウン。。。。

 でももうメルトダウンしきってしまったかもしれない。朝は、人はどうせ死ぬ、という気持ちで、昨夜は恐くてヒネれなかった水道をジャンジャンひねって、いきなり謎のカレー(あまりもの全部ブチこみ)を作って、バクバク食べた。

 とはいえ、1人でいるとまた再溶解するので、今からレポちゃり発送お手伝いに行って来ます。

 レポちゃりはここ

 昨夜はレポ3号(これはチャリじゃないです)を読んで、爆笑していた。霞さんの赤羽根団地の続きが気になって仕方ない。

 
 ああ・・・・原発さんにカメハメ波を送ってもらいたい。。。。いや、原発さんには元気玉だな。うん。元気玉を送って、元気を取り戻してもらって、シュ〜〜と治ってもらいたい。

 みんなで原発さんに元気玉を送ろう。んだっ。。。。

 と。だんだんアニメ化するオレです。沼津では甥っ子が、すっかりアニメ・オタクでした。アニソンを絶叫してた。。。

2011年03月21日(月)

PS:バイト行ったよ。

 トイレットペーパーあげたのに、あら、ありがと。。。で流されたオレ。。。オレ。。。。寂しい。
 
 そして薄暗い店内。ほんの数時前と比べるとパンもオニギリもたくさん入ってきた。入りすぎて。。というか、発注かけすぎたのかもしれないが、とにかく物が余ってしまい、それを捨てた。。。。。
 あまりに心が痛いからツイートしたらRTの嵐で(ひえええ)広まってる。。。ひええええ。
 まあ、でも、そろそろ本当にこのコンビニのシステム、今こそ、変えるときじゃないか?
 食べ物を捨てるなんて、おかしいよっ。上が、経営者が、ちゃんと、「時間が来たものは購入者の責任において半額もしくは時間前に1/3値引きして売る」といった通達を出してほしい。せめて今この時期だけでも。
 店にいる者はものすごい罪の意識で、身が切られそうだ。
 
 そしてあんなにパン! パン!と狂ったように買ってたのに、みんなすぐに飽きるんだね。。。みんなすごく気まぐれなんだなぁ。。。
 
 ああ。そして私はやはりひとり部屋にいると辛いから、明日ノートパソコンをどうにかゲトり、また新幹線の人になりそうな予感です。そしてまた金曜日に戻ってバイトして、ってそんなサイクルをしばらく過ごそうかな、と思います。。。しばらくが、いつまでになるか不明。4月もそうなりそうなら、バイトは止めます。うん。そうだよな。うん。

 てか。メンフィスの陽子ちゃんとこに逃げようかなぁと考え。でも。オカンを残しては行けないよなぁとか思い。

 ああ。こんなことを今、きっと、みんなもあれこれ考えてるんだよね。。。。

 私たちのこの薄い氷の上をヨロヨロとなんとか生きてる状態。。。いつまで続くのだろうか?

 でも原発さんを怒る気にはならない。原発さんは頑張ってくれている。悪いのは東電や政府だ。みんなで原発さんに、ありがとうを送ろう。バカだ? いや、バカだと思うことをしないと、こういうときはダメなんだよ。うん。







 土曜日に休んじまったバイトへ、これから行きます。手ぶらで行くのがあまりに恐いので、沼津でゲトってきたトイレットペーパーをお土産に、いや、上納、いや、なんだ? とにかく、持って行きます。賄賂? いや。とにかくまあ、マダムが怖いから。。。爆っ!!!!

 オレ、そんなにしてまで時給850円で働くのか?

 バカすぎるのか?

 しかし今、働けることはありがたい。

 トイレットペーパー下げて、雨の中、濡れないように、行ってくるよ。。。

 でもお店に売るもの、復活してんのかな? 揚げ物さえあれば、オレの役割はあるんだがな。

2011年03月20日(日)

PS:youtubeの「アンパンマンのマーチ」試聴数が900万を超えてる。尋常じゃない数。なんかチャリティシングルにできないのかな?と思って、強引にアンパンマンショップ気付け、やなせ先生にFAXをしてみた。まぁ、先生の手元に行かなくても、秘書の人がなんかしてくれたらいいなぁ。。てか、日本テレビミュージックに言うべきなのだろうか? 音制連か? ちくしょーーー、オレには力なし。なので、とりあえず、直訴。上、と書いた紙を持って、ヘヘ〜とするような。。。




 がああん。

 オレが新幹線に乗ってる間に、SXAW4japanというイベントにハゲちゃんが出ちゃった。があああん。オレ、見てない。せっせとハゲちゃんのファンサイト@アメリカに情報をアップしていたのに。。。ぜったいにあれ、ハゲちゃん、読んでいただろうに。。。そのオレが。。。

 と。沼津から東京に戻ってきた。だって明日バイト休めないし。。。ってバカですかね?

 というか。しばらく東京を離れたので、気持ちが少し楽になりました。状況は何一つ変わってなくても、気持ちが楽になりました。家族はありがたいです。

 沼津はガソリンも米もたっぷりで、ふだんどおり。まぁ、ウチは義兄が自衛隊で混乱気味ではあるが。

 しかしまたエイサーのノートパソコン(安いらしい)をゲットしたら沼津に行くかも。。。とにかくワープロが必要なんだ、ワープロがああああ!

 とりあえず、今からコンビニの原稿やる。。。家で原稿用紙に書いていたんだ。。。ふうう。

 とにかく。ええっと。
 今、被災地ではないが、そこから近くにいて、気持ちがまいっていたら、1日でも2日でも、ちょっと離れるのをオススメします。何が大事かって、あなた自身が元気でいることが一番大切なんだから!! 

 これから復興までには10年はかかる。そのときに元気じゃなきゃ困るんだから。

 だから、とにかく、家族と一緒に、心を労るのだ。心配してる家族を安心させるだけでもいいしっ!!

 んだっ!!

 あ。今、いろんなところに行く人を「逃げる」とか言うが、それは違う。「避難」もしくは、ただ「行く」だ。逃げるなんてのじゃない。それは行って、実感した。逃げると言う言葉は止めよう!!

2011年03月19日(土)

 沼津にまだいます。

 でも明日、いったん東京に戻るかも。状況を見て。でもって一旦バイトして(爆)月曜日の夕方にまた沼津に戻ってこれたら。。。

 ここはパソコン事情がよろしくなくて、ノートが必要だ。

 あああ。

 

 自分の未来が自分で決められる時、私は自分でそれに絶望していた。

 今、自分の未来が自分で決められない状況の中で、私はそれに希望を持とうとしている。

 

2011年03月17日(木)

 昨日の午後から沼津です。

 こっちもおととい夜に大きな地震があったから迷ったけど、いや、それよりも、一人で原発のニュース見続けていると、自分でメルトダウン。。。と思って、さらにご近所友達のユキさんに背中を押され、帰国、じゃなくて、帰郷。

 いやぁ、帰国できる人はいいなぁとか思ったりしながらも、まぁ、この国に生まれちまったんだから、いたしかたないな、と思ったり。

 3号機。どうなるんでしょうか?

 今、私たちは私たち自身で未来を決められない。

 今までは自分たちで未来を決められた。それがどれだけすばらしいか知らずに。

 2011年3月11日まで未来が自分の手にあったことを、自分は気付かずにボヤボヤ生きてきてしまったんだなぁと今さら後悔する。

 でもどうか。これから、それをまた自覚できるときが来ますように!

 祈る!

 原発さん、今まで40年もありがとう。わしがグダグダ文句たれながら電気を無駄遣いしている中、黙々と働いていてくれた原発さん、お疲れさんでした。ここはひとつ、ゆっくりと、穏やかに休んでくだされ。たのみます。

 みんなの未来を祈ろう!
ひとつ前のコラムへ コラムもくじ つぎのコラムへ ひぽこんトップへ 和田にメール