ひぽこんコラム

2010年08月11日(水) ベンダ・ビリリ、アゲイン

PS:なんか、みんな、ゾクゾクと帰省しちゃってて、寂しい。。。ポツンとした気分。ポツン。。。。ポツン。。。。


 今日、好きだったニュース。

横綱・白鵬(25)=宮城野=が秋田巡業の取組前、体育館の外に飛び出して小学生に即席の相撲教室を行った。ちびっこ力士に胸を出し、最後は「どうしたら強くなるんですか?」など質問を受けるコーナーも設ける大サービス。ところがノリノリになった秋田のちびっこは「野球賭博は好きですか?」と、禁断の質問を突きつけたのだ。
 朝げいこでは秋田県出身の幕内・豪風(31)=尾車=に胸を出すなど順調な調整を進めていた白鵬だが、この容赦ない質問には完全に沈黙。取組後は、ちびっこたちとの触れ合いにも「良かったね」と言葉少なに引き揚げて行った。

 ワハハハハハ。子どもは正直だなえぇ。おもしろい。しかしここで黙っちゃダメでしょう? 朝さまだったらここでオモロい答えをしてくれたろうなぁ。。。。うん。

 ところで。
 昨日観たベンダ・ビリリをまた思い出す。

 ホームレスで障がい者、という彼らなんだけど、その苦しい様は断片的にしか描かれない。キンシャサにはストリート・チルドレンやホームレスがあふれていて、みんなヤルかヤラレるか。それが冒頭に描かれる。みんな貧しくて希望がない。

 でもそんな中で自作の車椅子に乗って音楽の仲間が集まって音楽を鳴らす。自分らがベンダ・ビリリであることが希望そのもの。

 ダンボールの上で寝てる子ども。でもそのダンボールさえ奪おうとするホームレスの大人がいる。

 車が通れば子どもが止めて物乞いする。

 障害者のシェルターは火事になり、ベンダ・ビリリ唯一の財産であるミシンも燃えてしまい、何もかも失う。そしてホームレスに逆戻りする。

 そうした断片が断片であるからこそ、よけいに想像力を刺激してくれた。明日自分が生きてるのかも分からないダンボール生活の過酷さを想像して、震えたし。

 街はバリアフリーなんてありえないんだから、どんだけ障がい者が生きてくのが大変かとか。

 でもそういうところを敢えて短く描いているのって、作り手が、ビリリたちが障がい者であることや、ホームレスであることは過酷でありながらもそれを日本のこういう映画の作り手よりも深刻に捉えてないというか、いや、もう、これが日常でしょ?という視点にあるからのような気がした。特別扱いしないというか、たとえば足が動かないとか、下半身が動かないとかもそれが個性でしょう?という風な視点があるというか。そんな風に感じた。

 それを踏まえて、しかしながらすんごい音楽があるんだ!ってことをとにかく伝えたかったんじゃないのか?

 とにかくベンダ・ビリリは音楽が本当に本当にすばらしい。あのライヴは観たら、人間なら、いや、動物だって(←彼らの練習場所はキンシャサの動物園なんだ←動物なんてそこいらにいると思い込んでいたキンシャサにも動物園があることに驚いたり)、踊りださずにはいられないっ!!

 んもう、ぜったいに、興奮のルツボになること間違いなしのベンダ・ビリリ公演。招聘してるのはプランクトンさん。planktonさん。ここをポチッとしてもらえると詳細が分かります

 
 それにしても小さな子どもって、ほんとに可愛いね。ストリートチルドレンの小さな子ども、すごい可愛かった。すごい可愛いのに、ダンボールの上で寝なくちゃいけないなんて、涙が出るよ。今日その子が生きてるかは分からない。でも生きててほしい。

 あ。
 映画の中で、ベンダ・ビリリがゲットしたギャラをその場で、均等に分けていくシーンが大好きだった。金にはうるさいっ! 当然だ。貧しいんだもん。その貧しさのリアルさに、おおおっ!と、すげええええええええええええええええええええええええええええええええええええ共感した。あのシーンだけで、十分だよ。貧しさのリアリティは。うん。てか。あのシーンに感動できない人は、貧しくないんだと思うです。はい。

PS:和田も参加! 文と絵を書いた「あんまり役にはたたないけどワハハ笑えるノンフィクション」がいっぱいの→雑誌レポ創刊! 詳細ここ見てね。ポチッとな。


 
 

2010年08月10日(火) 震洋特攻隊

PS:今日は巷で話題になってる。。。。って知らない?
 映画『ベンダ・ビリリ』の試写会に強引に行ってきた。すべてを捨てて。。。。
 で。これが良かった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
 ベンダ・ビリリとはバンドの名前。
 コンゴの首都キンシャサのホームレス&車椅子の人たちが組んでるバンド!!

 貧乏人〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜! ひゃああああ。それだけでもう、大共感〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
 
 しかし、この人たちがすげええええええええええええええええええええええええファンキーな音楽を鳴らす。
 超〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜カッコエエ。
 どんくらいカッコエエかというと、あのピーター・バラカンさんも大絶賛なほどのカツコ良さだ。。。って言うと。ほら。和田が言うのとは違って、すごいカッコ良く聞こえるだろう?
 ふんっ。

 で。とにかく彼らはキンシャサから出て、ヨーロッパをツアーしちゃって、そこで大絶賛され、そんな彼らの何年かを追った、このドキュメンタリー映画はカンヌで大絶賛されたんだ。。。

 音楽ってこんなにスゲエエエんだ!と驚愕できる映画。ぜひ見てほしい。
 そしてなんともう9〜10月にかけて、このベンダ・ビリリが来日公演しちゃう。なんと最終日の10月17日は三鷹市公会堂だぜ。三鷹だぜ! し、渋い。。。。これに行こうか。。。

 それにしても彼らの手作り車椅子がイケてた。ホンモノの車椅子なんかより、ずっと機能的にさえ見えた。すごい。廃材で作った車椅子。カッチョエエ。

 しかしキンシャサは貧しくてデンジャラス。そんなとこでホームレスなんて、ほんと、明日生きてる保障ナシなんだよな。。。

 そんな中で音楽に希望を託して生きるって。。。。。すげええ。すげええええええ。すげえええよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!



 






 昨日は疲れ果ててもう10時には寝ていたんだけど、夜中1時半過ぎ頃にまた心臓バクバクして目が覚めた。

 寝てて、夢見てて、うちとこ師匠と、師匠の秘書の人が出てきて「もうね、昼寝しちゃうわ。あとはどうとでもなるから、和田も寝ちゃえば?」と言われて、どうしてそんなに暢気なんですか?などと答えて、夢の中で一人私だけ「心臓が苦しくて寝れないっ」と叫んでいたら。。。。起きて本当に苦しかった。

 うううううううっ。

 なんか。気持ちが焦ってるんだ。落ち着こう。落ち着かなきゃ。落ち着け、オレ。

 今日はもうすべてをストップしてベンダ・ビリリを見に行ってやる。。。。うん。

 でも、昨日の夜中、ちっこいボートで自爆テロさせられていた兵隊さんたちの話を見て。。。そう、日本の話ですよ。たった65年前の日本。玉砕覚悟の自爆テロを強要されていた日本の若い兵隊さんたち。でもありえないことにベニヤ板のボートで、ろくに進みもしないで、玉砕する前にみんな死んじゃうというもの。すごくバカバカしい、作戦とも言えない作戦を若い人たちにやらせていた日本。戦争のバカさ、不条理さに夜中にまた震えた。それを見るために起きたのかも。。。

 昔の若い、20歳とかの兵隊さんたちの写真を見ると、ほんとうに切ないよね。。みんな若くて、栄養状態悪くてもお肌がツルツルで、せいいっぱいいい顔してて。そしてみんな死んでいった。生きていたら、その人たち一人一人にどんな人生が待っていたはずなんだろう?と考えるとやりきれない。。。

 オレの些細なことなんてすべて、単なる贅沢だと思う朝。今朝は殊勝。。。。

 でも焦ってる。。。。アセアセ。

2010年08月09日(月) 雲南省

PS:夜、カキ氷買いにコンビニに行ったら夜勤の若い女性が働いてて話す。彼女がガシガシと雑誌の取替えと陳列をしていた。まぁ、たいていは決まっているのではあろうが、彼女の一存で決まる、雑誌の置き場。これ、おもしろそ〜〜と思った。。。。コンビニで雑誌買う人、多いものね。うん。本屋よりもある意味、熾烈?





 めまい〜〜〜〜。
 まためまい〜〜〜〜。
 クラクラクラクラクラクラクラ。。。。

 今日は店で、冷蔵庫に入った途端にキました。。。めまい。

 慌てて、かわいいおばちゃんに「あ、、あ、あたし、めまいです。。。ダメです、。。。。。出ます」と言って外に出て、もう立ってられなくて座り込み。しばしジイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ。

 水飲んで、3分くらい座っていたら、なんか少しは収まり。でもまだフ〜〜〜ラフラしてんだけど、でも働いた。

 でも働いた。

 オレ。。。。。オレってば。。。。働き者〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

 昔だったら、ソッコー早退してただろうに。。、オレ、働き者になってる。うん。


 今日は来るはずだった中国人の若い女の子・・・雲南省出身だからウンナンちゃんと呼ぼうか? ウンナンちゃんがホットパンツ履いて出勤してきちゃって、マダムに大目玉くらい、帰らされていた。「またくるの?」と出来るおばちゃんに聞いたら「ううん、今日は帰って明日来るんだって」って言うから『着替えてくればいいのに」と言ったら「着替えがないらしいよ」と。。。えっ? 着替えない。。。。? そんなにズボンがないのかな? でも彼女、そうそう貧乏な中国の人って感じじゃないんだけど。。。。ふ〜〜ん、そうなんだぁなどと話す。

 でもって「私がホットパンツで来たらすごいでしょう?」と出来るおばちゃんに言うと「それはもはや怖いから止めて」と言われました。

 出来るおばちゃんとは、すっかり仲良しなオレ。。。

 しかしとにかくめまいクラクラクラ。。。。今日は呆然としたまま終わった。

 でもいいんだ、たまには、呆然としたままで。なにせ今は土曜日に激しく働いてるんだから、そのバーターっていうか。うん。前は呆然としてると申し訳ないとか悩んだが、今はいいの。うん。

 そしてガンプラ付きのカップヌードルが売り出された。マニアが買うのだろうか。。。

2010年08月08日(日) ブリューゲルとベンダビリリ

PS:今日はずっとサイモン&ガーファンクル祭を一人繰り広げる。幕張ではサマソニらしいが、サマソニにサイモン&ガーファンクルが来たら行きますね(爆)。灼熱地獄のサマソニ。星野哲郎先生、演歌だよ祭でも行きますね。はい。←チータとかさ。
 しかしサイモン&ガーファンクル。ポール・サイモンの深い深い狂気と孤独がたまらなく好き。パセリにセージにローズマリーにタイム。なんてステキなんだろう。。。



 これは絶対に行かなきゃ。
 ブリューゲル版画展。忘れないようここに書いておこう。8月29日まで。見なきゃ。んもう絶対に好き。

 最近なんだかバイトにまみれてて、展覧会とか行ってない気がする。前はもっとヒョコヒョコ行ってたのに。


 試写会もなかなかいけないでいる。ベンダビリリも見たいのに。ベンダビリリは間違いなく私の好きな映画だろう。ある意味、アンヴィルみたいな映画らしいから。。。アフリカの身障者が音楽やって、妙に自信にあふれちゃってるらしい。んで、もう、秋には来日もしちゃうんだ。音楽がすげぇいいらしい。

 

 

 

2010年08月07日(土) 色に溺れ酒に狂えば凶なり

 今日も朝9時から夕方5時までバイト。

 たとえ、おみくじで1番大吉が出たからと言って、そりゃ変わらない。。。

 朝からまた油を変えて。。。汗だくになり。
 そうそう月曜日にも会った、中国人の19歳の女の子が今日もいた。研修期間でマダム店長につきっきりであれこれ指導されてて大変そう。マダム、厳しいもん。「いらっしゃいませ」の発音まで徹底的に直されてる。。。って、ここは日本語教室かっ!? 「せ〜」の音がおかしいとか。。。ひいい。

 しかし真のヒイは、今朝、昨夜の夜勤明けの男子が、ダヴィンチを買って行ったんだ。。。そうそう、雑誌のダヴィンチね。えっ? もしやトロさんのファン?。って、そこからここのページに飛んでこないよね? ね? ね? と。ちょっとビクついたオレでした。。。

 午後は寒い寒い冷蔵庫に20分くらい入って。。。。あ。冷蔵庫は一応入ってる間はスイッチをオフに出来るんです。。。とは言え、激さむ。。。。そこに入って飲み物の補充をした。重いペットボトルを何本も入れたり。缶ジュースを入れたり。コーラがいっぱい売れてて、みんなこんなに暑いのに、よくあんな甘ったるいの飲むよな?と驚いたり。

 それから今日はまた大量のお惣菜の検品と棚に並べるの。。。午後いっぱいかかってしまった。。。。大変で大変で。終わったらもう紙のように疲れてしまった。

 はぁ。大変。でも怖いおばちゃんが「あんた、これくらいやれなきゃダメよ」とか言う。「今のうちにこれくらい出来るようになっておかないと、これから何あるか分からないんだから」って。。。怖いおばちゃんは家族がまだ集中治療室のまま。んだから、その言葉に素直に「そうですね。今から慣れておきます」と答える。おばちゃんも実は「コンビニで働き始めたのは48歳から」だそうで。それまでは主婦してたらしい。人生はたいへんなんだ、みんな。。。

 帰りがけに、疲れ果てたから、またオカンと息子でやってる素朴なお弁当屋さんに寄って、お弁当を買ってきた。もう、モソモソ食べた。モソモソ食べて、ハァ〜〜とため息をついて、ジェイムス・テイラーに慰めてもらうことにした。。。

 おみくじにあった。。。
「天の御助けを受け諸々の災去りて喜びあり心を正直に行いを慎み貧者を慈しみ弱きを助け信心怠りなければ益々思うままになります色に溺れ酒に狂えば凶なり」
 ってのはいつだろうか。酒にも色にも狂いませんので大丈夫です。

 今の小さな望みは、車でどっかに行きたい。。。。でも今、高速すげえぇ混んでるんだよね。うん。

 清正さま、上げておこう。



 ジェイムス・テイラーは優しい。。。ジジイィ〜〜〜〜〜!
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