ひぽこんコラム

2010年05月26日(水) アンヴィル!!

 CDジャーナルを読んでいたら、あのアンヴィルが人生相談を受けていた。爆笑。。。いや、しごくまっとう。当然アンヴィルだもんってかんじ。いいこと言うリップス。。。。さすがリップス。人生の荒波を生き抜いてるアンヴィル。もう1回見ようかな、アンヴィルの映画。。。うちにDVDあるんだ!(見本でもらったの!きゃっ)

 メタルで金儲けしたいなら、やめとけ、と言ってた。リップス。そうだよね。そうだよね。

 ところで宝くじはなくなってもいいから、ちゃんとしろ、と思います。私は宝くじ買うの好きだけど、宝くじ収入の半分以上を胴元が盗みとってたなんて、ありえないと怒るもの。ちゃんとしろ。じゃないと買わない。

で。リップスの名言。笑。←けっきょく見てる。。。

「クソみたいな人生だけど、アンヴィルがオレに幸せをもたらせてくれている。アンヴィルとして収入は得られないが、喜びを得られるから生きていける。”今よりひどくなることはない”それがオレの考え方さ。上向かないならそれも運命だ。この先、いい方向に進むことはあっても、ひどくなることはない。絶対にね。だが万が一悪くなったとしても、オレはやりたいことをやりつくしたといえる。これが出来なかったとか、あれをすればよかったとか、グチったりしないよ。次のチャンスで出来る限りのことをやる。そして成功をつかんで、今度は心底満足したいね」

 ↑これ、映画の冒頭5分で出てくるリップスの言葉。バックの映像はリップスの本業=給食の配送を雪の中でしている姿。ここですでに号泣ですから。。。

 さらに。。。。笑。
 ツアーに出たもののギャラももらえなきゃ、電車にも乗れず、車中野宿を繰り返して、ほんの数人の客の前で演奏。馬鹿女のマネージャーにブチ切れた親友ロブが辞めると言い出して。。。
「ロブ、オマエとケンカしたくない。オレを見ろ。お前と争いたくない」
ロブ「でも、してる」
「なぜ、いつもこうなる? だが結局は振り出しに戻るだろう? だから全部忘れてプレイしようぜ」

 強引な説得。これを何十年も繰り返してるアンヴィル。。。ロブとリップス。最高な友情!

 そしてアンヴィル哲学!

 「誰もが歳をとる。それが現実だ。時間が戻ることもない。腹は出て、顔の肉は垂れ、髪は抜け、時間はなくなる。だから今やる。今から20年後、30年後、40年後には死ぬんだ」
ロブ「やるしかない。オレたちみんな、できる時にやらなきゃならない。生きてるうちに」


 感動的な友情。。。
 リップスのネエちゃんが200万円出してくれて(涙)レコーディングするも、リップスとロブは大喧嘩。そこでの会話。
ロブ「お前の性格は分かってるがなぜオレばかり攻撃する?」
リップス「愛してるからさ」
ロブ「いつも支えてるのに」
リップス「オマエは兄弟同然だ。オマエ以外に弱音を吐いたり、グチを言えるか? 世界で一番近い存在なんだ」
ロブ「(小声で)わかってるよ」
リップス「(なみだ目で)考えてみろ」
ロブ「わかった もういい」
リップス「オマエに自分の感情をぶつけられないなら、どうすりゃいい? 一番親しいのに」
ロブ「あ、、アイ、アム・・・」
リップス「悪かった それ以外に言葉が思い浮かばない」
ロブ「もういいよ。わかってるけど、多すぎてウンザリなんだよ」

 と、延々続く。2人とも50過ぎのオッちゃん。でも友情は高校生のときから変わらないんだ!


 そしてリップス最後の言葉。。。
「いい曲を書くだけじゃだめだ。大事なのは考え方だ。何に満足して、何に妥協するか。人生を楽しんでいるか。それこそが重要なんだ。人生で最も大切なのは人との関わりだ。知り合いや訪れた場所、体験したことに意味がある」
 最後は本当に感動的なアンヴィル映画。

 まだ見たことのない人は、ぜひ、ぜひ、ぜひ、この30年以上も売れないのにメタル・バンドをやり続ける男たちの映画を見てあげてください!

 ほんとに。ほんとに。最高の映画っすから!!

 再び見て。再び感動。

 そうそう。最後の最後のスラッシュ(元ガンズの)の言葉がいい。
「売れてるバンドは山ほどいるけど、30年も続けているバンドはごくわずかだ。。。。ローリングストーンズ、ザ・フー、そしてアンヴィル」

 泣ける。泣けるよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。


でもアンヴィル。音楽を聴くとこれがつまらないっ!(爆)

 良い、と言ってあげたいけど、これがつまらないんだああ。リップスの歌は今ひとつだし。

 でも続けてる。でも信じてる。

 なにもホンモノの天才じゃなくてもいい。続けていいんだ。

 ホンモノの天才が続けるのは当然。

 でもヘタくそで今ひとつのアンヴィルが続けてる。そこが素晴らしい。それだからこそ胸を打つ。

 大切なことはぜんぶアンヴィルから教わった、という本が存在してもいいくらいです。はい。

 

2010年05月25日(火) おっぱいはさみ続けて30年のオッさん

PS:やはり手話教室は辞めることにした。
 今、ちょっとだけ出席して、どんな具合か確かめてきたのだが、そこは手話通訳者を目指すための授業であって、私が受けたい、ろう者の人の人生とか生活を生き生きと感じる場ではまったくないんだ。あまりに杓子定規で、分からないなんて許されないのです。
 いくら無料とはいえ、つまらないのを2時間もジッと座って聴いているのは耐えられないので、辞めることにした。代わりに中野区にあるだるま会、という手話サークルに行こうか?と思ったけど、クラスで行ったことのある女性が「あそこは権力持ってる女性たちがなんか仕切ってえばりちらしてて最悪だよ」というのでNG。あああ。オバさんてなぁ、いるよなぁ、そういう人。。。。なので、しばらくはテレビでも見て、のんびり覚えよう。そのうちにどこかでろう者の人と仲良くなれるかもしれない。
 とう者の世界を閉じるのは、結局は健常者の、頑なな心なのかもしれないなぁ。手話サークルなんて言って、健常者だけで集まってエバってるなんて。。。耳の聞こえない人と交流したいなんて素朴に思う人を突き放すんだ。。。やれやれ。



 朝1で、中野区のガン検診、乳がんマンモグラフィー検査へ。

 これ、女性はご存知のようにオッパイをギュウと板に挟む痛い痛い検査。。。。そして今日はなんと、その検査の人が。。。オッさんだった!!

 ええっ? おっぱいギュウがオッさん?

 愕然としたが、オッさんは愕然とされるであろうことを、誰よりも分かってる。オレでゴメン、って感じだろう。何せオッさんだもん。

 だから、オッさん、とにかく「声出していこおお」って風で、でっかい声で「はい、次、はい、手出して、はい、右向いて」って矢継ぎ早に指示を出してきて、ええっ、オッさん?なんて考える余地を与えない。

 オッさん、おっぱいを板にはさみながら、ナニゴトもないように「はい、息止めて〜〜」とか言う。

 「すぐに終わりますから、我慢してください〜〜」とも叫ぶ。

 そして瞬く間に終わった。。。

 オッさん。。。おっぱいはさみ続けて30年とかか?

 「おっぱいなんてね、もうね、あれはただの皮膚ですから、皮膚」みたいなもんか?

 オッさん。。。オッさんだけあって、ベテランだった。

 オッさん。。。ずんぐりしてて、私の知ってる人にちょっと似てて、それも笑った。。。。

 
 それにしても朝から暑くて片道25分くらいかかる保健所まで、汗だくで行って帰ってきた。

 汗だくで歩きながら、今日は思い切り意地悪なことばかりが頭に浮かんで困った。。。って、困っちゃないか? どうして私ってこんなに意地悪なんだろう?とは思ったが、じゃ、直そうなんて、これっぽっちも思わないものね。ほんと、困った人だ←第三者から見ると。。。

2010年05月24日(月) 天下りなんてする人は神経がおかしいんじゃないかと思う

PPS:東京のオリンピック招致にかかったお金は適正です、なんてしゃべってる電通の役員の男がニュースに映った。自分の中の悪いものを集中して集めて、思い切りテレビに吹きかけた。きっと東京中の人が同じことしたと思う。


PS:フェス人気低迷らしい。だから言ってるじゃん。ジジババフェスやって!って。。。邦楽なら布施明とか徳永英明とか聖子ちゃんとか。歌のうまい歌謡曲ズラリ。洋楽ならトム・ペティとかJTとか、んもう、50さい以上限定のジジババとりそろえ。行くわ、行く。でも会場にはもちろんシルバーシート設置よん。屋外でも長椅子置かないとだめよんっ。



 ああ、頭痛いしバイト面倒ぃと思いながらも朝からコテコテと店へ。

 今日はフライヤーの油が2つとも汚くなってて、ヒイイと言いながらフライヤー掃除。キュッキュッ磨き上げる。徹底的にキレイにしたくなるオレ。。。

 そしてキュッキュッ働いていたらなんか腹へっちゃってへっちゃって。。。もう12時前から、オバちゃんらに「腹へった〜〜〜」とか言いながら、お客さんの買うヤキソバとかが妙にうまそうで、オレに食わせて〜〜〜と思いながらレジを打つ。急いでるオバちゃんとかのものがちゃんとレジに打ててなくてやり直したりしながら。。。オバちゃん、ごめん、腹減っててボオオとしてたよ、オレ。。。

 そうしてやっとお昼。またいつものように、お店の残りものを。今日は「タンメン」を食べて。意外とおいしかった。びっくりだわ。

 んで、出来るおばちゃんとまたベラベラおしゃべりする。仕分け作業で槍玉にあがるなんとか法人とかそういうの、ひどいよね、とか。オバちゃんは「ああいうのさ、家族とかってどう思ってるのかしら?って想像するわ」と言ってた。家族はああいうこと言われて、平気なのかしら?とか。私が「ああいうのお金もらって、何も仕事しないで、いたたまれないのかな?」と言うと、「いたたまれなくなるような神経なら、天下りなんてしないわよ」と言う。そうだ。。。

 オバちゃんとの会話は面白い。いつもベチャベチャ話す。このあいだ別のバイトしてる友だちが「悪口とか噂話とかする人いないの?」と言われて、そういえば、そんなオバちゃんはいないなぁと思った。そう言ったら「それは恵まれてる」といわれた。なるほど。。。そうか。オバちゃんといえども、いいオバちゃんばかりとは限らない。そういう噂話とか悪口ばかり言うオバちゃんもいる。それはすごい疲れる。イヤになる。それでヤメたくなるもんね。

 そっか。。。やはりいい店を選んだんだと思った。

 そうそう、今日は「ええっと、あとはフライドチキン。。。。あ、やっぱり止めた。だって今週は健康診断だもんっ」なんてオジさんも来た。今さらだとは思ったが、「ええ、そうですね。止めておいたほうがいいかもしれませんね」などと、言うオレ。でも確かに1週間でコレステロール値とか変わるんだよね、うん。でもいつもテキトーに愛想言ってる気がする。。。うん。

・・・あ、そうだそうだ、今日はあのフランス人らしき青年もきたのだが、やはりどうしても言えない「サヴァ」と「ヴォアラ」。恥ずかしがりやのオレ。でもオハヨ〜とは言った。今度それを「サヴぁ?」にすればいいんだよね。。。日仏友好。でもそっからもしペラペラしゃべられたら困るな。ジュヌコンポンパフランセズとか言うのか?
 

2010年05月23日(日) ピカソとジロー

PPPS:トゥルリラトゥルリラ〜〜〜♪


PPS:それにしても。誰も「じゃ、アメリカにNOを言うために政治家みんなでここは党派を超えて結束して、ドッと一気にアメリカに行こうぜよ」とかさ、言える龍馬みたいな政治家はおらんのかよ? みんなして、やめろとか、ダメだとかしか言わないの。なんてネガティヴ。1人を追い込んで、足蹴にしても、なんも解決しないよ! 政治家だけじゃない。私らも全員が署名するとか? アメリカ人に会うたびに「基地はノーですから」と言うとか? とにかく国民のいっち団結した声でノーを言って、目が泳いでる鳩ポッポの背中を押さなきゃ。ダメだ、ダメだ、ばかり言ってちゃ、永遠にダメだああああああああああああああああ!


PS:ジャクソン・ブラウン『レイト・フォー・ザ・スカイ』を聴いた。ら、これが良かった。ジャクソン・ブラウンて、聴かず嫌いだったかもしれない。。。なんてことをツイッターに書き込んだら、今は北欧やアイルランドの音楽などを紹介する、ミュージックプラントの野崎嬢が実はジャクソンのファンだと知る。へ〜〜〜、へ〜〜〜、へ〜〜〜〜を3回くらい押したくなるほどの意外さ。しかも野崎嬢は「全米トップ40研究会」だったとか! ひゃあああ。ひゃあああああ。あったんですよね、そういうの。昔。よく。大学に!
 で。そういうところからよく、師匠に「大学祭に出てください」とかオファーがあってさ。。。。私、よく、電話受けては、「それ、なんですか?」とか言ってた記憶が。。。オレ、意地悪臭いなぁ。。。ほんまに。。。大学生、オシッコちびっちゃいそうなほどにビビッていただろう。ごめんご。。。今ごろ謝る。手遅れ。
 
 


 朝から日曜美術館で、たくさんいたピカソの恋人の1人だった、でもピカソの元を自ら去っていった唯一の女性、ジローへのインタビューを見た。もっともっと彼女の言葉を伝えてくれればいいのに、削ってスタジオ・トークとか入れて。。。NHK、番組構成がつまらんわ〜〜〜。と、また一発文句を言っておかなきゃね。私じゃないわ!

 しかしジロー。素敵な女性。他のピカソの恋人だった女性たちは、ピカソと別れ、ピカソが死んでしまった後、みんな自殺したり発狂したりと、不幸に終わってしまった。ピカソは女性を幸せにしない男だ。自分の芸術のために、女は、利用するものだったのだろう。自分色に染めて、支配し、自分から離れたら生きていけないようにしたのだろう。。。ピカソ。。。男としてはサイテー。だめんず。。。馬鹿男。

 そしてジローはそういうピカソの元を去る。ピカソはジローに復讐する。画家であるジローと画商に圧力をかけて絵を売れないようにしたり。うわっ。。。。サイアクな男、ピカソ。。。ちっけええ。人として、なんてちっけえええ。あんなに自分は名声を得ているのに、まだまだ小さな存在の画家のジローをそんなにいじめるなんて。。。

 しかしジローはそれに、ピカソとの生活、という本を出して反撃。やるね〜〜〜。それ、読んだことないから読まなきゃ。

 しかもジローは苦しさの中から自分の世界を見つけて、画家として成長する。すばらしきジロー。

 結局ピカソはジローをずっと愛してたんだろうね。。。だけど、子どもだから。馬鹿男だから。プライド高いから。復讐なんていう素直になれん手を使ってジローの関心を引こうとして。。。どんなにすばらしい芸術を生み出そうと世界の頂点に立とうと何しようと、彼は結局一番愛する人に去られたかわいそう〜〜〜な男なんだ。それを彼自身は決して認められなかったんだなあ。。。。ピカソって。。。かなすいね。でもかなすいからこそ、老年期に爆発的に、絵をいっぱい描けたのだろうけど。

 ピカソ。。。アホ男。ジロー。。。素敵な女性。しかしその番組に出ていたピカソ研究家みたいなオッさん(日本のジジイ)はあくまでもピカソ派。ジローのことを図々しい女とか言ってた。でも、ジローの言葉の吹き替えを担当した山本陽子も番組に出ていて、ジローを礼賛し、ほんとうはずっと続いていて、ずっとジローを愛していたんだろうピカソの愛を語っていて、山本陽子の奔放な言葉がおもしろかった。評論家ってつまんね〜〜〜な〜〜〜〜。

 ジローの展覧会が今、茨城でやってるそうだ。もう88歳のジロー。観にいこうかなぁ。。。。てか。観たい!!

 それにしても画家と恋人、って面白いなぁ。うん。

2010年05月22日(土) 大人のくらべる大事典




和田もライターとしてお手伝いさせていただいた、「大人のくらべる大事典」(小学館・900円+税)が発売されました。なんでも比べてます。買ってね〜〜〜〜〜〜!





 そして今日も畑へ。体重い、風邪っぽいと言いながらも。
 今日は「家の光」編集部のCさんが、シモマンになんでも畑で着るにいい服を着てもらって撮影したい、ということでやって来た。まだ若い、人のいいCさん。男性。

 前に和田は、Cさんに「農業の原稿書かせて」と営業に行ったことがあるが、玉砕した。

 そんなこんなで、いきなりCさんをイジめる。「オレのこと、シカトぶっこいてるだろおお?」とか言って。

 すごく真面目なCさんは「あ、いや、では、あの」とかものすごく困ってる。

 「ダメだよ〜〜」とシモマンが助け舟。

 怖いオバちゃんのオレ。。。。

 でもさすが「家の光」。。。。って家の光って宗教じゃないのよ? あれはJA(農協)がやってるところです、はい。知ってた?

 で。さすが家の光なので、農業ネタにものすごい詳しいCさん。そのうち色々しゃべって、オレのイジメもどこへやら。。。

 ベラベラしゃべって、作業は終わった。

 シモマンはモデルとなって撮影。クワをふるったり、たいへんそうだった。

 今日は初スナップエンドウ収穫! なんか、マメはうれしいんだああああ。マメはおいしいからさ〜〜〜〜〜〜〜〜。

 帰ってきて茹でたら、超うまい。
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