ひぽこんコラム

2009年09月06日(日) 「スットコランド日記」by宮田珠己

 昨日は寝しなにコーエンのそのライヴ盤@70年ワイト島・・・を聴いていて、今日もまた聴いている。ヘンな声なのに。聴いてしまう。うううむ。不思議な魔法にかけられている感じ。
(これの発売はまだまだずっと先です。発売されたぜひみなさまも魔法にかけられてください)

 それを聴きながら、昨日からずっと図書館で借りてきた宮田珠己のスットコランド日記を読んでいた。

 私は2つの間違いを犯した。

 タイトルを素直に「スコットランド日記」だと勘違いした。

 宮田珠己って、本屋で名前を見たことしかなくて、ずっと勝手に女だと思っていた。

 出版社が本の雑誌社で、へ〜〜、本の雑誌社がこんな女性のスコットランドの滞在記なんて出すんだ、なんて勝手に思い込んで、借りてきたんだ。

 なんかこおお、リリカルな、スコットランドのラララ日記だと勘違い。

 でもそうしたら、オッさんの、おもろい、東京近郊の田舎っぽい風景=スコットランドっぽいからスットコランドでの日々のしょうもない暮らしを描いた日記だった。

 日記は大好き。

 面白くて、書かなくちゃ書かなくちゃと思いながら原稿は放り出されて、畑行って、昼寝して、結局今日もこれを読んで1日が終わりだ。ああっ。。。。宮田珠己にのり移られたような怠惰な生活っす(畑はやったけど)。

 ちなみにスットコランド日記は本の雑誌のウエブで今も連載中。ここで読める。が、べつに大したことは何一つ書いてない。

 勝間先生の本とか、その勝間先生になろうとするなと言いながらも鼻息荒い香山リカ先生の本とはまったく逆な、何も大したことは書いてないおもしろい日記だった。

 でもそうかぁ。男だったんだ。。。。前に文庫をチラッと立ち読みしたのに。そのとき若い女だと思い込んでいたのに。男。。。。しかもオッさんだったのか。。。。おどろいたわ。かってに。

2009年09月05日(土) コーエン75号

 昨日はあれから風邪は悪化するは、胃は痛んでモノは食えないは、心臓バクバクで息はできないはで、ヒョロホロヘレになってしまい、予定していた故・福田先生の法事も欠席してしまった。家で手を合わせてナ〜〜ムナム。

 でも1日ゴロゴロしていたから、風邪はだいぶ楽になった。よかった。風邪で無理して表に出て、ブタを拾いたくない。。。昨日の不整脈っぷりから察するに、インフルになったら相当に苦しいはず。絶対にイヤだ。

 でもって、まだヒョロホレヘレなんだけど、自転車の取り置きを島忠に頼んじゃってあったので、ヨレヨレしながら取りに行ってきた。

 新しい自転車がやってきた。安いの。セールの。白いの。これでバイトに通うんだ、と買いました。

 前の中古はハゲリンボ号とかつけていたが(爆)、今度はコーエン75号というのにしよう。コーエン75号はヨレヨレ年寄りだが、元気です、というかんじで。

 そのコーエンが35歳のときのライブ盤を聴いている。今度リリースされるのです。1970年のワイト島フェスのライヴ盤。声が若い。なんて若い。なんてヘナチョコ声。

 天才だけど、ヘンな声。
 
 同じく天才では、たとえばディランもそうだけど、コーエンも、なんてヘンな声。この2人、実はすごい仲良しで、お互いに尊敬し合い、ディランは生まれ変わるならコーエンに、というくらいにコーエンを尊敬してるらしいが、生まれ変わってもヘンな声だよ、と言いたい。すごいヘンな声。ヘンな声コンビ。

 でもこんな声でも歌おうとしたコーエン、すごい。ディランもそうだけど。もし私だったら、こんなヘンな声なんだから歌なんて歌えないよとあきらめちゃうだろうに、この2人はあきらめなかった。そこもまた天才たる所以かも。

 微妙に調子をはずして、ヘンな声で歌う、若いコーエン。暗い。でもイヤらしさがみちみちてる。。。でも若いときも、年とってからも、コーエンにはいつも気品がある。静けさがあるんだ。まんなかに。

PS:↑そのライブ盤で1曲、ジョーン・バエズに捧げていた。
 イヤだなぁ。嫌い。ジョーン・バエズって。
 ディランにも擦り寄って恋人気取りでさ(恋人だったかもしれんが)。コーエンにも擦り寄る。この女、もし同じクラスとかだったら、ぜったいにみんなで嫌うね。「イヤくね? ジョーンて?」ってかんじ。「ボブにもレナードにも擦り寄ってさ。ミーハーな奴ぅ。そのくせ、アタシはちょっとみんなとは違いますって顔してさ。シカトしようぜ」みたいな。「男ってバカよねえ。ああいう女のイヤらしさに気がつかないのかしら?」 「ボブくんはまぁ、捨てたけどさ」みたいな。

2009年09月04日(金) 人生はスロウモーション

 やばいよぉ。風邪ひいてしまった。
 昨日の夜、うっかり半袖のまま寝てしまって、寝ながら寒い寒いと布団を被ったりしていたら。。。起きたら頭が重くて咳が。やばいよぉ。
 風邪→豚インフルは避けなければ。貧乏人は風邪やインフルで寝込んでいてはいけない。余計な支出だ。
 急激な温度変化はやはり辛い。。。

 ところで。
 ここ数日、頭の中で映像のスロウモーション化に凝っている。

 これはあらゆるシーンを、頭の中でスロウモーションで再生するもの。

 ゴミを捨ててるオジさんもスロウモーション化する。

 友達が電話してきて話す、いろんな人の悪口とか噂話も、その場面をスロウモーションで想像する。

 駅前でマージャン店オープンを宣伝するパンチパーマのおじさんもスロウモーション化する。

 ダラダラ歩く高校生もスロウモーション化する。

 すると。すべてがなんだか人生を感じさせて、感動的で、すべてがなんだかいとおしく見えたりする。すべてが過去のことに思えて、すべてが消え去った、無の世界を感じる。

 BGMはこういうときはレディオヘッドあたりですね。そうそう、昔のOKコンピューターあたりの曲で。

 笑える。
 

2009年09月03日(木) 東京でのオリンピックなんて支持しないっての

PPS:私が最初、行こうと思ったレナード・コーエンのブダペスト公演@8月31日。
会場。。。意外と客が入ってないなぁ。デカすぎたんじゃ? それに値段も高かったし。。。



でもコーエンは相変わらずの雰囲気エロジジだわ。






PS:ここ数日、テレビで見る、農水次官の井出。。。どっからどう見ても悪代官にしか見えん。すごい極悪顔だよ。チェキラ〜〜〜♪


 だから誰が支持してんだっての?


16年夏季五輪の開催地に立候補している東京など4都市に対する国際オリンピック委員会(IOC)の評価報告書が2日に公表されたのを受け、東京の招致委員会は3日、東京都庁で記者会見した。日本オリンピック委員会(JOC)会長の竹田恒和副会長は「大変高い評価をいただいてうれしく思う。招致ゴールに向かって大きな弾みがつくと確信している」と満足感を示した。
 64年大会以来2度目の開催を目指す東京はコンパクトな開催計画や政府の財政保証が評価された一方で、支持率の低さのほか、後利用計画の不明瞭さや選手村用地の狭さなど複数の分野で「懸念される」との指摘を受けた。しかし、竹田副会長は「支持率は2月の調査で出たもので、その後は大きく上昇している。日本人の五輪への情熱を訴えていきたい」と前向きに受け止めた。
 


 IOCによれば、東京は会場の2/3は完成してると言ってるけど、事実は1/2くらいでたくさん新たに作らなきゃならないと注進してるらしい。

 そんなん。。。。またいらないハコモノが増えるだけ。今、そんな金も土地もどこにあるってんだ。バカじゃないか、東京都。そげな金があったら税金安くしろよ。ホームレスを失くす努力しろよ。

 オリンピックがあれば雇用が増えます!って? そんな短期間のものじゃなくて、永続的な安心をみんな求めてるんだから。

 石原の見栄っ張りのために利用されてたまるかってんだ。

 オリンピックなんてものはさ。もうさ。ずうううううううううっとアテネでやってればいいんだよ。バカみたい。←て言いながら、始まると見ちゃうけど。←でもそれが別にどこの会場だって同じこと。←ずっとアテネで同じ会場なら金もかからんての。

 TVのニュースを見ていたら、このオリンピック招致のための都庁の役人が出てきてベラベラしゃべってたが、こいつに給料払ってオリンピックの仕事させるより、こいつに同じ給料払って都民の雇用や福祉の仕事させろよ、と思った。金の使い方、間違ってるって思った。

 もうさ。ワイワイガヤガヤと一過性のものはやめてけれ。そういうのはウンザリなんだ。もっともっとずっと続くものにして。何年も積み重ねていく、そういうものにして。やるなら。 

2009年09月02日(水) ケビン・ベーコンが皆殺しする!

PS:↓これ、仕事のために見たんですが、パンフレットをいただいて、見たら、このヘボ監督を薦めたのはハゲちんらしい。。。あああ。ダメだ。。。。
 だいたいなぁ。。。パティの母性みたいなものを描いてるのがなんかなぁ。男ってどうしてパンクの女王という肩書きの人にまで母性を求めるのかな? 別にそんなこと知りたくないよ。子供がどうしたとか。親がどうしたとか。
 私が監督なら、パティが工場で働きながら子供を産んで、その子を捨てて、そうしてまで這い上がってNYにやってきて、メイプルソープというゲイの男をうまいこと利用しながらのし上がってきた、そののし上がりの精神がどこから生まれてきたのかとか。まだ60年代のその時代に、アメリカの女がそんなことがどうしてできたのかとか。そういう行動に移させる衝動のきっかけになるロールモデルはいたのかとか。そういうことが知りたいな。女のその果てしなき上昇志向みたいなものがまだまだ禁忌だった時代に、そうすることがなんでできたのかを本当に知りたい。男も女もなく、彼女は叫びを放った人なんだし。
 それが。。。。パンクの女王の結末がお母さんという姿でした。なんてさ。映画の最初に、私は自由を求めていたと言ってるパティを、世間一般が描く、女性のあるべき姿みたいなものの枠にギュッと押し込めてるだけじゃないか。
 でもパティ自身もそれでOKなんだなぁ。実は意外とこの人は保守的な人なんだなぁとガッカリした。
 そしてそんなのにママといっしょにニコニコ登場するハゲちゃんにもガッカリだなぁ。みんなガッカリだよ。ガッカリ。
 もっともっと本当に自由で、解き放たれてる女性に出逢いたい。勇気付けられたい。
 やっぱり、うさぎ先生かな?




 昨日、パティ・スミスの話題のドキュメンタリー映画を見に行った。映画の日で千円。

 で、渋谷の小さな映画館だったんすが、そこが満員でした。

 整理券をもらって、外でお蕎麦を食べてから戻ると、いろんな人が待ってる。若い子、オバさん、オジさん。。。。へぇ〜、パティってこんなに人気あるんだ、こんな幅広い層から。。。でもどう見ても、みんななんだかちょっとヘンだな。。。なんて思いながら並んでた。今どきこんな人、ふだんはどうやって生きてるんだろう?なガンズ&ローゼズ風なのかB'Z風なのかの男とかさ。。。。オカッパで黒ずくめ&サングラスのオバさんとかさ。。。。。

 そして始まったけど。。。。映画はそんなに面白くなかった。ふ〜〜ん、雰囲気モノにしちゃったんですね、と思った。よく言えば詩的。でも本当は独りよがり。なんだかなぁと思った。音楽映画ってなぁ〜〜、こうなっちゃうんだよなぁ〜〜みたいな。

 でもって、私の目的であったハゲちん&ハゲちんのママ。ええ、ええ、唐突に出てきましたよ〜〜。マイケル・スタイプ、って一応名前だけはパティに言ってもらえるんすがね(トム・ヨークなども出てきますが名前も出ないので、なんかちっこい人で終わりです)。そのローゼズ風の人もオカッパの人も、きっと「このハゲ誰?」と思ってるだろうなぁとしみじみ。。。。なんら説明もない不親切な映画なんだ。それなのにママまで出てきちゃって。パティが「私はスタイプ家の写真を何百枚も持ってるんですよ」なんて言ってた。親戚か?なんて思われそうだ。うん。ハゲちんは相変わらずママ、ママで、マザコン魂を発揮してた。前にマザコンハゲとか書いたらファンの人から怒られたが、でも南部の男はみんなマザコンなんだ。この人ぁ、典型的な南部の田舎の人なんだ、うん。

 延々続くモノローグ風映像とかに明らかに観客の半数は飽きてる風で。。。。映画が終わった途端に、まだ暗いのにみんなドッと立ち上がって外に出て行ってた。いい映画だと、みんな余韻を楽しむけど、つまらん映画だと、パッと立つよね。もう終わる前からカバン持って用意してます!って感じで。

 予告でやった、ケビン・ベーコンが息子を殺した犯人を皆殺しにする映画を見たい、と思った。ケビン・ベーコン、もう、すごいね。完全にぶち切れてるんだぁ、この人は。。。。あのフットルースのお兄ちゃんがこんな風になるなんて、誰が思ったろうか。
 この人の場合は脳内で覚せい剤が作れるって気がします。
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