2007年08月23日(木) バッグは離さないの〜アニマル・コレクティヴ
PS:『ホステス』という、うふふ〜んな名前をインディー・レコード会社のEさんからメールをいただいた。ホステスさんが(←と書くと本当にエロいわね)10月にリリースするアニマル・コレクティヴというバンドの『ストロベリー・ジャム』というアルバムを聴いてちょうらい! これが売れなかったらアタシんも〜〜っ、暴れちゃうわよおおおっ! ということなんで、とにかく聴いてみました。
まぁこれがユニーク。音の遊園地・・・じゃないなぁ。音のギャートルズ。なんだろ? 原始の時代の風景がそのまま現代に強引にやってきて、NYの街のド真ん中に繰り広げられているような。意味不明? そうなの、意味不明な音楽なのよ。
プリミティヴな力とモダンの共演。音楽のモダン・アートにして、「影響を受けたのは縄文土器です」みたいな。
Eさんは、どっかこういうのを紹介してくれる器の大きい、ド〜ンとしたメディアを探しておられます。
きっとこういう音楽をやる人の話は面白いに違いない。来日もしておしゃべりしてくれるそうだ。ラジオとかどうですか? ねえねえ? とてつもないこと言ってくれそうな気がする。私たちの、暑さですっかり萎縮した想像力にシャワーのようにつめたい水を注いでくれそう。
それにしてもこのバンドはどこの国のバンドなのだろう?(しらないのか・・・笑)ドミノ/ラフトレードとあるから、イギリスなのかな? それともアメリカ? どちらにしろ、楽しそうな人達だわ。
こういう想像力は、日本で、TVとか見て、バハハハ笑ってると生まれてこないのだろうなあ。
ニュースで、昨日の夜、世田谷の鉄塔に登っちゃった女の子の映像を見た。
ごく普通のスマートな、お洒落っぽい子で、タンクトップ着て、ミニスカート。バッグまで持ってて。最後までそれ、離さないの。
鉄塔に登っちゃった! なんて聞くと、私は「なんかハイになるクスリでもやってたとちゃうかああ?」と思う。
昔、イギリス中部の街リーズにハッピーマンデーズのライブを見に行ったとき、会場はリーズのサッカー場で、いくつかバンドが出て、有名なポール・オークンフォルドがDJ。バンドの合間のDJタイムになると、何十回も「リーチ・ザ・スカ〜〜イ」とか叫ぶわけさ。
したらほんまにリーチ・ザ・スカイしようとしちゃったキメキメ&イッちゃった裸男登場!! 素っ裸でスタジアムの照明に登っちゃって、みんなヤンヤの喝采。
落ちたら死ぬだろうに、誰も止めない、誰も助けない→会場中がキメキメだったから。なにせハッピー・マンデーズ=ドラッグ・バンド。90年代初頭のマンチェスター・ムーブメント=「エクスタシーで全員イッてます」全盛の時でひたし。
そのうち男は飽きたのか、自分でスルスル降りてきて、なんか普通にライブ見てた。クスリも切れたのだろうか?
だから昨日の女の子のニュースを見たときには「リタリンでも飲んじゃって大きな気分になったのか? しかし上まで行ったら我に帰り、助けて〜〜〜と叫んで?」と思った。
しかしどうしてもバツグを離さないのが面白い。どうしてあのバッグを離さないのか? 落とせばいいのに。そのあたりに彼女の尋常じゃない精神状況を感じさせて、そして「女の子とバツグ」というものの関係性になんか心に染み入るものが。。。。昔は女にとって「髪が命」だったけど、今は「バッグが命」なんかも。
とか助かったから言える話で。よかったね。あと1メートルも登っていたら感電死してたそう。そこまで行かないでハッと気がついて「助けて〜〜〜助けて〜〜〜」と叫べたのは、彼女の中にまだまだ生きる力があるという証拠だと思う。ぜひともクスリのせいか、病のせいかは分からないけど、立ち直って、生きて行ってほしいわ。
でもって、しかし。そのバッグ。すぐ飽きちゃってポイッとかしちゃうんだろうな、意外と。ちぇっ。
ところで「ミュージック・マガジン」が届いて読んでいた。エイミー・ワインハウスという女性シンガーのCDレビューを書いたのだけど、あんまり私には面白くなかったというか、彼女の作品は、前のアルバムのがずっと良くて、今回のは面白くなかったので、淡々とそのことを書いたのだけど、面白くないと思ってる作品について書いた記事なんて面白くない。読み返してみて、なんて面白くないレビューだろうと反省した。
音楽で最近感動しているというか、驚いているのは、徳永英明の声。あの人のことは昔から有名だから知ってるけど、歌なんてちゃんと聞いたことがなかった。で、今カバー・アルバムがバカ売れしてて、ウチにもなぜかCDがやってきたので聴いたら、その声にびっくりした。なんだろうか? 地上のちょっと上をフワフワと漂うような不思議な声。存在感としてはベス・オートンに近い気も。
どっから出てるのか、生きてるのかも分からないような不思議な声。誰にもこんな声はない。でも妙に包み取られてしまうのです、心が。すごい不思議な声で、でもきのうTVに出ていたから見たら、ねずみ男みたいな顔して、いろんな意味でビックリ。
そして師匠作詞の「恋におちて」を歌ってた。すげぇいい歌に聞こえたので、そうメールしたら、師匠が喜んでいた。また儲かるなぁ、師匠。なんか食わせてもらうか。イヒヒヒ。